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2009年 観察日誌 '09.10.04 第8回 奈良春日山遊歩道のきのこ観察会 ( NPO奈良県青少年文化振興会主催のキノコ観察会 ) |
奈良の降水量をみると十日ほど前の3mmほどの雨の後は降っていない。それでも小川沿いのコースであり、あの鬱蒼とした森。何とか成るか・・・と思いつつ出かける。 インフルエンザの影響もあり参加者が減り30名あまりだという。私達の会は11名の参加。挨拶のあと今行われている大阪自然史博物館のキノコ展の案内をさせていただき、特別展ガイドブック「きのこのヒミツを知るために」の紹介をする。とりあえず10冊買い求めて持参したが、売れなかったら・・・と心配していたのだが、あっというまに完売。思った以上に皆きのこに関心を持っていてくれている。 それに気をよくして歩き始めるが、さすがにこのカラカラ天気続き。私の目にはキノコが入ってこない。多いときは30種くらい逢えるはずのところで僅かに2・3種しかない。だが、子供も大人も必死で探してくれる。子供達の目線は私達が見逃しているものを探し出してくれる。 こんな悪条件でもヒメスギタケ、ヒイロベニヒダタケなど色鮮やかで美しい姿を見せてくれている。「ここにもあったヨ」と叫んでくれる子供達が見つけてくれたキノコは30種類を超えることとなった。 屋久島の猿が誤食した毒キノコのニガクリタケは小さいキノコに、子供達が群がって話を聞いてくれる。杉の枝に生えるスギエダタケの名前には当たり前すぎて「なんや」と拍子抜けの子供達。しかし、スギエダタケは虫に食べられるだけではなく、そのシスチジアがトビムシに反撃している話をすると目を輝かせて聞いてくれる。 日ごろから様々な行事に参加され、鍛えられている子供達は、最初の約束どおり手を触れる前に皆で観察のルールを守ってくれ、とても気持ちの良い観察会となった。この子たちのためにも事前にタイミングよく雨が降っていたらと・・・つくづく思いながら解散する。夕方、家についてしばらくすると雨が降り始める。観察会の間に雨が降らなかったことに感謝ですね。このような悪条件でもこれだけのキノコを育む春日山の自然に感謝。 (写真:ヒメスギタケ、ヒイロベニヒダタケ) |
ヒイロベニヒダタケ |
この雨不足では |
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腐木の保水力はすごい |
マゴジャクシ マンネンタケは広葉樹に |
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アイコウヤクタケ |
傘は20cm、高さ50cmにもなる |
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庭園のツルタケのフェアリーリングだが、 |
スギエダタケ アイドルといえば この子も人気者だった |
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脳みそ状の ノウタケ |
本当はもっと魅力的な姿ですが |
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集合地点の末の根にはアカハツが |
昨年は皆のお土産になったナラタケ |
第9回 | 11月15日(日) 矢田丘陵「矢田山遊びの森」のキノコ観察会 |