Home

   



 2007年へ  2006年へ  2005年へ  2004年へ  1999年-2003年へ

2008年へ

2009年 観察日誌    
   '09.09.13 第6回 生駒山のきのこ
 約一月間の日照り・異常乾燥。やっと昨日雨が降っただけ。これでは期待薄だなと思っていると昨日、東大阪のYさんが「雨がなくても・・・」とメールを下さる。なんと生駒で写した美しく瑞瑞しいマツオウジ、ウスヒラタケ、ナラタケモドキの写真が添付されている。おまけに「よーく注意して探してみてください」。まるで先生から課題を与えられた生徒のようだ。
 本当に出ているのだろうか?と心配しながら集合地点へ。やはり皆同じ思いなのか「昨日の雨がもう少し早ければ・・・」と。参加者はMさん父子を含め9名。ひそひそ話しの通じる人数だ。
 例の階段にさしかかかると、いきなりMさんが声を上げる。キノコの群れが見える。近づいてみると立派なザラエノハラタケの群れ。幸先のよいスタートだ。しかし、このあと硬質菌は目に入るがさすがに瑞瑞しいキノコは少ない。それでもマツオウジが何とか見つかる。課題の一つはクリア。しばらくするとMさんのモデルのマツオウジが出ている。しかし昨日の雨でかなり傷んでいる。昨日の雨は余計な雨だったのか。だが、スタート地点で見たザラエノハラタケは明らかに昨日の雨の恩恵だろう。キノコと雨の関係は難しそうだ。
 夏のきのこの御三家のベニタケはシロハツモドキの劣化したもののみ。テングタケは昨日の雨に驚いて顔を出そうとしている猛毒のフクロツルタケのタマゴと可愛いカバイロツルタケだけだ。イグチの仲間もえさに飢えている虫たちに襲われる見目麗しいミヤマベニイグチの幼菌のみ。
 それでもその後、課題その2のウスヒラタケに到達。先生の課題を全てクリアするのは至難の技と諦めていると解散地点寸前にナラタケモドキを発見。9人の目は「よーく注意して探してみてください」との注意を忠実に実行したことになる。目にしたキノコは予想に反し40種類近くになる。清々しいお天気に恵まれ、ヤマボウシの実も今年はタイミングよく熟れている・・・素晴らしい観察会となる。
(上の写真:アキノギンリョウソウ)


 Yさんの宿題のきのこはあった! マツオウジ・ウスヒラタケ・ナラタケモドキ

マツオウジ 腐木の水分で頑張っていた? いつ出たのか ウスヒラタケは少し劣化している
ナラタケモドキ
目的地寸前で見つかる
ナラタケモドキ 胞子 ナラタケモドキ 担子器
いきなりたくさんの群れでお出迎え
ザラエノハラタケは雨にすぐ反応するのか?
かなり良質な アラゲキクラゲ
アラゲコベニチャワンタケも久しぶりの雨に元気だ 杉葉の上だがヒノキオチバタケのようだ

イグチの仲間はミヤマベニイグチのみ
腹を減らした虫がこんな幼菌に群がっている
可愛いカバイロツルタケの幼菌
テングタケの仲間はこの子と
次の猛毒フクロツルタケのみ
猛毒とされるが
幼菌は可愛い フクロツルタケ
端正なつくりのフサヒメホウキタケ カイガラタケの裏面の紋様に見とれる


チシオタケはいつの水分で出ていたのか
もうかなり傷みかけている
チシオタケ 担子器
チシオタケ 胞子 ヒメカタショウロ 胞子

 9月13日(日) 生駒山のきのこ観察会

第1回 4月18日(土)  南河内のきのこ観察会 
第2回 5月16日(土)  生駒山のきのこ観察会 
第3回 6月14日(日)  生駒山のきのこ観察会 
第4回 7月12日(土)  生駒山のきのこ観察会
第5回 7月18日(土)  和歌山方面タマゴタケに出逢えるかもツアー
第6回 9月13日(日)  生駒山のきのこ観察会
第7回 10月4日(日)  葛城山のきのこ観察会
第8回 10月25日(日) 奈良春日山遊歩道のきのこ観察会
第9回 11月15日(日) 矢田丘陵「矢田山遊びの森」のキノコ観察会



2008年へ

Home  2007年へ  2006年へ    2005年へ    2004年  1999年-2003年