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2009年 観察日誌    

 '09.06.14 第3回 生駒山のキノコ観察会
 入梅宣言の翌日だけアリバイ的な雨。しっかりと降ったので今日は期待に胸を膨らませて出かける。珍しく今日は、声の届く人数11名。Mさんが久しぶりの奥さんとAちゃんと一緒に参加してくれる。
 山道に入る直前見事なホタルブクロが出迎えてくれる。思わずシャッター。この時季いつも「これ何?ココにもあった」と大歓声の筈の坂道だが誰の声も聞こえない。
 キノコたちは賢いから、入梅宣言があってもすぐに梅雨の中休みになることを知っていたのだろうか?夏のキノコのテングタケ、イグチの仲間は姿を見せてくれない。梅雨時に枯れ木を埋め尽くすクヌギタケの仲間の可憐な姿も見えない。
 かなり地味な、個性的な子が顔を見せてくれるが、名前を存じ上げていない子が多い。
何がどうなっているのか?しかし、きのこたちはいつもの梅雨時とは違う何かを感じ、慎重な対応をしているようだ。
 お陰で、いつもなら「見なかったことにしてしまう」地味なキノコたちに挨拶しながら歩を進めると、「少ないね」といいいつつ歩いたものの30数種のきのこたちに出逢ったことになる。キノコたちもこのまま出ないわけにはいかない。梅雨の中休みが終わり、本当の梅雨本番を迎える頃、アッと驚くほど爆発的に姿を見せてくれることを期待しつつ観察会を終える。

 解散間際に素晴らしいハタケシメジを見ることができたので少しだけホッとして家路につく。

キングサイズ極上品 ハタケシメジ


小さな名優
南方系キノコはでているのに
夏きのこは遅いよ!なぜ?
ダイダイガサ
松の枯れ木を埋め尽くす ヒメカバイロタケ
  もう、クサウラベニタケが出ている。
ヒダのピンクを確認するとハタケシメジと間違うことはないが、ウラベニホテイシメジの季節になると本当に紛らわしい。
 名人泣かせの別名が説得力を持つ。

貧弱なハタケシメジの近くで見たクサウラベニタケは傘表面だけでは区別できないくらい酷似していた。


かなり貧弱な
カンゾウタケ
 


ヒダがのこぎり状に波打つ
イタチナミハタケだろう
素敵な美少女?ヒナノヒガサ


生駒の山でも
ぐっと少なくなってしまった
マツオウジ
素敵なネックレスをつけた可愛いヤツ 
ナカグロキツネノカラカサだろう
倒木に一人佇む
孤高のキノコ ミイノモミウラモドキ?
頭が尖り、傘の周りのフリンジが素晴らしい子
アシボソチチタケだろう
薄紫の素敵な ウスムラサキフウセンタケだろうか? アラゲコベニチャワンタケ
オレンジサラタケだろうか?
傘の径は7-8mm
微妙な色合い
Aleuruna imaiiに似るが・・・?
マメザヤタケの仲間だろうが?

 6月14日(日) 生駒山のきのこ観察会

第1回 4月18日(土)  南河内のきのこ観察会 
第2回 5月16日(土)  生駒山のきのこ観察会 
第3回 6月14日(日)  生駒山のきのこ観察会 
第4回 7月12日(土)  生駒山のきのこ観察会
第5回 7月18日(土)  和歌山方面タマゴタケに出逢えるかもツアー
第6回 9月13日(日)  生駒山のきのこ観察会
第7回 10月4日(日)  葛城山のきのこ観察会
第8回 10月25日(日) 奈良春日山遊歩道のきのこ観察会
第9回 11月15日(日) 矢田丘陵「矢田山遊びの森」のキノコ観察会




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