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Part 7  2010 (4-1) 4月 1/2
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きのこ観察会、個人的な散策で出逢った
四季折々の花、きのこ・・・写真と雑文です
さらに、メーリングリストでいただいた仲間のメールの一部を転載しています

 

☆☆☆ '10年2月・3月 きになるきのこ (’10.03.24) ☆☆☆



 2010年04月15日 今日のきのこ    --- 泉州のSuさんからメールをいただきました ---
 「アミガサタケはもう終わっているようで、見当たらない。 代わりに桜の木の根もとにハルシメジ?がぽつぽつ出ている。 桜の根元に出てるので桜バージョン? 他のきのこは見当たらない。
 前に目を付けてたキクラゲの樹を見に行くと、倒壊してキクラゲは無かった! 近くの木の上の方に、ニカワタケ系の乾燥したものが付いてる様だが良く判らない。 登れそうな木が有ったので、登って見たらクロハナビラニカワタケかな? 色が違う物が何個か有ったので、ハナビラニカワタケとかも有るのかな?」
ハルシメジ 桜の樹下バージョン? クロハナビラニカワタケ?
(?は要らないのでは---simo)
 --- 私の観察ポイントのトガリアミガサタケは3月下旬の寒の戻りですっかり姿を消してしまっている。2月下旬3月中旬までの暖かさを経験すると、後の気温低下が堪えたみたいです。(simo)
 --- そんな中、
奈良のTさんからアミガサタケの便りが届きました ---
 「・・・やはり、北斜面に植えられた樹径2,30cmの桜の下に、転々と黒いアミガサが、、クの字の傘を倒して、コロコロ、、発見!  噂に違わず、グロテスク! 初めての対面でした!  でも、美味と聞いてますから、、持ち帰り、早速、今日昼食にベーコン入り生クリームのスパゲティーを作って試食!  無事味見が出来ました!・・・」(お味はいかがでした?simo)



 2010年04月11日 異常乾燥注意報でも 生駒・大阪堺のきのこ
 異常乾燥注意報が続きキノコは期待薄だが、生駒のきのこたちにしばらく逢っていない。国土地理院の25000分の1でも出ていないショートカットの道を駆け足で回る。明るい雑木林ではショウジョウバカマが大きく育ち美しい。
 気になっていたヤシャブシの果序のきのこは随分少なくなっている。それでも小さくなった果序にしがみつくシロヒナノチャワンタケが残っていた。松の倒木ではアクニオイタケが随所に出ているが、乾燥して傷んだものが多い。松といえば、ヒトクチタケが真ん丸い可愛い姿で顔を出し始めている。シイ・カシの林では相変らずカラムラサキハツが多いが、これも乾いていて瑞瑞しいものはない。マメザヤタケ属、シトネタケの仲間らしいものが出ているが、どちらも胞子が見えない、子嚢も未熟だ。淡い紫色のフウセンタケの仲間はウスフジフウセンタケの仲間だろうか。松の根際の狭いところでミイノモミウラタケモドキらしいキノコが必死に成長している。
 早々と切り上げ、大阪市内で用事をすませ、帰路のぞいた堺市の公園ではヒメヒガサヒトヨタケ、ハラタケの仲間が出ている。ヒメヒガサヒトヨタケはもう少し美しい姿で逢いたかったが。 (写真:ショウジョウバカマ)
ヤシャブシの果序も分解され、やせ細っている
シロヒナノチャワンタケが少しだけ残っている
今日の名優は アクニオイタケの幼菌
傘も乾燥して白っぽい アクニオイタケ 見事な光沢 ヒトクチタケ
カラムラサキハツ これでも美しい方 クロコバンタケ
マメザヤタケ属だろうが 胞子は見えず、子嚢も未熟
シトネタケの仲間だろうが
先日に続き、今日も胞子は見えない
子嚢も未熟だ
淡い紫が美しい 
ウスフジフウセンタケの仲間?
ウスフジフウセンタケの仲間? ウスフジフウセンタケの仲間? 胞子
ウスフジフウセンタケの仲間? 担子器 ミイノモミウラタケモドキだろう
ミイノモミウラタケモドキ 胞子 ミイノモミウラタケモドキ 担子器
ホコリタケ ホコリタケ 胞子・弾糸
☆ 堺市でみたキノコ 
ヒメヒガサヒトヨタケ
写真ではコツブヒメヒガサヒトヨタケと見分けることが
できないが、胞子を見ると13μmほどある 
小粒が冠に付かない方でいいだろう
ヒメヒガサヒトヨタケ 胞子
ヒメヒガサヒトヨタケ 担子器 ヒメヒガサヒトヨタケ 縁シスチジア
幼菌だというのに もうカジられている
ハラタケの仲間
ヒダを守るベールがはがれ始めている
こんな幼菌でも たくさんの胞子が落下する
ハラタケの仲間 胞子
ハラタケの仲間 担子器



 2010年04月10日 大和路の花巡り















 ( 宇陀市の又兵衛桜 ・ 森野旧薬園のイカリソウ )
 今年の桜は本当にビックリするくらい長持ちしている。戻り寒のお陰だろうが、二週続きで桜三昧とは!天気予報の予想以上に晴れ渡り暖かい陽射しを浴びていると家にジットしていられない。
 このところ異常乾燥注意報続きでキノコは期待薄。開き直って大和路の花巡り。宇陀市の又兵衛桜、大野寺の枝垂桜が見頃で堪能させてくれる。
 吉野葛で有名な森野旧薬園のカタクリの花も満開だというので訪ねてみるが、もう少し早く来るべきだった。桜とカタクリは、やはり二回に分けて訪ねるべきだったのか?カタクリは他の薬草同様栽培しているのかと思ったが、栞を見ると自生だとのこと。こんな近くにカタクリの自生地があったんだ。



森野旧薬園のカタクリ
大野寺の枝垂桜


森野旧薬園のカタクリ
宇陀市の又兵衛桜
 南河内のきのこたち 
 乾燥気味で期待薄だが、やはり気になるきのこたち。南河内のアミガサタケの生えそうなところを覗くが、桜吹雪の頃よく見かけるポイントでようやく一本だけ見つける。先日来見ていた小さなチャアミガサタケのような子は蹴飛ばされたのかちぎれた後だけだ。少し離れたところで幼菌と成菌がそれぞれ一本。アミガサタケの季節のはずだが・・・???
 松林では茶色い径3cmほどのCUPがぽつんと一つ。カバイロサカズキタケだろう。その横に随分乾いて傷んでいるが黒い鱗片を撒き散らしたような傘のきのこ。断面は傷付くとうっすら紅色に染まる。秋に発生とあるがクロゲシメジだろう。

 ぼちぼちハルシメジが出ないかと見るがさっぱり。次の雨と気温次第なのだろうか?
カバイロサカズキタケ
魅入られそうな不思議な魅力だ
カバイロサカズキタケ
カバイロサカズキタケ 子嚢・側糸 カバイロサカズキタケ 胞子
カバイロサカズキタケ 子嚢先端部分 チャアミガサタケ 幼菌
チャアミガサタケ 成菌 チャアミガサタケ 胞子
チャアミガサタケ 子嚢・側糸先端部分 チャアミガサタケ 子嚢
チャアミガサタケ 側糸 今日唯一のトガリアミガサタケ
トガリアミガサタケ 胞子 トガリアミガサタケ 子嚢・側糸
トガリアミガサタケ 子嚢先端部分 トガリアミガサタケ 側糸先端部分
クロゲシメジだろう クロゲシメジ 傷つくと赤く変色
クロゲシメジ 胞子 クロゲシメジ 担子器



 2010年04月03日  ”大阪南港の春のきのこ
 -- 大阪市のKmさんより素敵なメールをいただきました --

 「・・・冬の間は、ツバキキンカクチャワンタケを定点観察してました。 (といっても時々見るだけですが、彼らがどんな条件を好むか、考えていました。すべての椿の下に出るわけではなさそうですから。)南港ポートタウンでも、ぼつぼつと出始めています。ツバキキンカクチャワンタケの近くにウスベニイタチタケが群生したのは、3月7日でした。雨のあと、わさわさと出て、3〜4日で消えていきました。 コガネニカワタケも何カ所かで観察しました。
 3月22日は時々出かけていたユーカリ林の中でキツネタケの仲間を発見。ユーカリにはカワラタケ、ヒメキクラゲがたくさんくっついているのですが、雨の後、赤い小型のきのこが点々と生えているのに気づきました。
 4月に入ってハラタケの仲間(去年と同じ場所に少しだけ。周りの椿の木が切られたので条件が大きく変わりました。) 最近、トガリアミガサタケ(近所の人の情報)、普通?のアミガサタケを発見。 (これは絵に描くのが大変です。2時間かかりました。)・・・」
 -- いつも写真を撮って終わりの私も見習わないといけない、すごい観察力には驚かされます(simo)



 2010年04月03日  明日香路の桜&きのこ
 またまた、桜もきのこもと欲張る。明日香の石舞台も見頃の桜に囲まれる。橿原神宮の枝垂桜が見事な美しさで目を引いた。
  明日香では雨は充分降ったはずだが、殆どきのこは見えず。少し乾いたクロハナビラニカワタケのみ。
  橿原神宮の森。先日、菌友のIさんが「小さい頃カシタケを食べたが、美味しかった。見たことありますか」おっしゃっていたのを思い出し、橿原と言う名のとおりカシ・シイに覆われる森を散策。しかし出くわすベニタケはカラムラサキハツばかり。少し間をおいて舌先に辛味が広がる。これはと思いかじるがどれも辛い。色のバリエーションがかなり広いようだ。
 今年になって初めて見る大型の傘のキノコはウラベニガサ。傘径12cm余り。周辺は乾燥しシワシワ。苔むした倒木上にチャワンタケの仲間が見えるが幼すぎるのか、胞子は見えず。子嚢も未熟だ。やはり戻り寒でキノコも足踏み状態なのだろうか・・・。 明日香石舞台の桜→
橿原神宮 枝垂桜 乾き始めた クロハナビラニカワタケ 明日香
チャワンタケの仲間
胞子は見えず 子嚢も未熟
周りはシワシシワ
傘径12cmあまりのウラベニガサ
ウラベニガサ 胞子  ウラベニガサ 担子器
ウラベニガサ 縁シスチジア  ウラベニガサ 側シスチジア
カラムラサキハツ カラムラサキハツ
カラムラサキハツ幼菌  左の子の別角度
ずっしりとした幼菌 カラムラサキハツ 胞子
カラムラサキハツ 担子器 カラムラサキハツ シスチジア



 2010年04月03日  泉州のきのこ
---    泉州のSuさんからメールをいただきました ---
 
 「気になるきのこのその後・・・ たいして大きく成らず傘が開いて割れてた・・・見た目も変わらず・・・ん〜判らない。 階段の1段上に、むらさき色ぽい小さめのきのこ。ウラムラサキとかかな? 帰りに、またヒマラヤスギの下をほじほじ。クマシメジ?が落ち葉の中から出て来た。それから、雄花花序から生えた小さなきのこ。 途中の斜面を上がってみると、ニカワタケかな?乾燥物が。 また逆戻りして、1番奥まで行く事に。前に来た時に、エノキっぽい干涸びたきのこが有ったので。やっぱり有った。傷んだ物ばかりだが、探して見ると皮の隙間にきれいな幼菌が有った。 
 近くの積んでる木を裏替えして見たら、毛の生えた様な?きのこ?が。本に載ってるオオゴムタケの幼菌の様な・・・帰り道に黒い点が・・・なんかチャワンタケ見たいな感じ・・・3mmぐらいのが一つぽつんと。 ・・・」

 ← 続く戻り寒にふさいわしい。可愛いエノキタケですね(simo)
クマシメジかな? ムラサキぽい色のきのこ
ニカワタケ系?コガネニカワタケでいいと思うがsimo オオゴムタケ幼菌?
クロチャワンタケ? ヒマラヤスギ雄花花序に生えたきのこ



 2010年04月03日 " 欲張りな一日 "・・・ 
   
・きのこ & 夜桜 
 
異常な暖かさの後の戻り寒が長い。この寒さに足踏みしていた桜も今日はどこも見頃。花よりキノコと思っていてもやはりこの季節になると桜を見に行ってしまう。
 地元の南河内の桜とキノコめぐり。桜と怪しい関係にあると睨んでいるアミガサタケを探すが、皆目見当たらない。ツボミすらない。先週みたチャアミガサタケの赤ちゃんは寒さにフルエ小さなまま・・・全く大きくなっていない。
 それでもクリイロチャワンタケらしいチャワンタケ、テングノメシガイ、ヌメリイグチなど新たな顔ぶれが登場してきている。
 これでやめておけばよいのに、大阪城の夜桜も気になり出かける。随分日が長くなり7時にならないと暗くならない。それにしても寒い。夜桜ってこんなにも寒かったのか?
  ← 大阪城の夜桜
大阪 河南町の桜 可愛いカンザシ キブシの花
暗くなるのを待っていると 本当に寒い! 大阪城夜桜
先週とサイズが変わらない
チャアミガサタケ
それにしても坂道の蹴上部分など変なところが好きだ
クリイロチャワンタケだろう
クリイロチャワンタケ 胞子 クリイロチャワンタケ 子嚢・側糸
ヌメリイグチも出はじめ ヌメリイグチ 胞子
ヌメリイグチ 担子器 ヌメリイグチ 縁シスチジア
戻り寒にふさわしい フユノコガサ
Galerina sp.で済まそうと思ったが球状の頭の縁シスチジアを見るとフユノコガサでいいようだ 
フユノコガサ 胞子  フユノコガサ 担子器
フユノコガサ 縁シスチジア テングノメシガイ
テングノメシガイ テングノメシガイ 胞子
テングノメシガイ 子嚢 テングノメシガイ 子嚢
テングノメシガイ 子嚢から
子嚢胞子が今飛び出そうとしている
テングノメシガイ 側糸
ツチスギタケでいいのだろう
ツチスギタケ 胞子  ツチスギタケ 担子器



 2010年04月02日 " なば観音 " --- Oさんからメールをいただきました ---  
 
「・・・最近入手した茸ブツを改めて皆さんにご紹介します♪ 群馬県は桐生市にあるホテルきのこの森にある、なば観音さまですw (椎茸の栽培方法を確立した森喜作先生(森産業の創業者)の肝入りで建てられたホテルです(現在閉鎖中)参考サイト http://iyage.fc2web.com/jousetu/kinokonomori.htm
 うちのなば観音様、縮小レプリカか土産物かと思いきや、本家とはデザインがかなり違い・・・。 持っていた方がどういうものかご存知無かったので、どういう経緯で作られたものなのか調べている所です。 背面には、手彫りで、高松宮殿下・妃殿下 御台臨(←皇族が来る事をいうらしい)全国乾椎茸品評会 記念 於 三越本店 秀(なんとか)作と、書いてあり高松宮様が亡くなられた1987年以前の物の可能性も。 何はともあれ、きのこの豊作を願わずにはおれない観音様ですw ちなみにサイズは台座を入れて30cmほどです。」

 
  --- 何て読むのだろう(simo) 右の字→



 2010年04月01日 " 気になるきのこ? " --- 泉州のSuさんからメールをいただきました ---  
 
「今日(10.03.31)は、先日の断面の黄色いきのこのその後を見に。 ついでにアミガサタケも見て回る。
 アミガサタケが生えてる道の反対側も無いか探してたら、松葉の溜まってる所にクマシメジ?が1本。 そして本命を見に行くが、殆ど大きく成ってない!しかも1本採られてる! 本を見てたら、マツカサチャワンタケのマツカサが、ヒマラヤスギの松ぼっくりに似てるので、探してみたが無かった。 時期が違うのか?無いのか? その後、何時ものハイキングコースに、アミガサタケ探しに。 初めて見つけた所に、新しく何本か出ている。 他の場所も、前に置いといた物がぽつぽつ。全然大きく成ってない! 新しいのも何本かは出ているみたいだが・・・ 温くなったらまた出るのか?
 ハクモクレンの下の Ciborinia gracilipes? 探してるとテングノメシガイ?がぽつぽつ生えてた。 次の所で、コザラミノシメジ?が。 コース脇の腐木にクヌギタケ系?が少々。 帰りに、行き止まりで通らない道に桜が咲いてるので、見に行ったら、アミガサタケ少ないが有った。 最近ちょっと寒かったので、アミガサタケタケも桜の木の皮を着て防寒?」

ちょっと寒かったので
--- すごい写真ですね。やはりアミガサタケは
桜と怪しい関係なのだ(simo)
判りません!
クマシメジ? テングノメシガイ?
--- 右上の小さな赤いCUPは
Ciborinia gracilipes?(simo)
コザラミノシメジ? クヌギタケ系?



☆☆☆ '10年2月・3月 きになるきのこ (’10.03.24) ☆☆☆



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