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Part 5  2008 (9) 9月
        9 10-1 10-2 11-1 11-2 12
 

きのこ観察会、個人的な散策で出逢った
四季折々の花、きのこ・・・写真と雑文です



 2008年9月5日  生駒・大阪近郊のキノコたち
  昨日メールをいただき刺激を受け久しぶりに早起き。昨日同様妖しげな空模様でいつゲリラ豪雨があってもおかしくないので、四条畷市、生駒山、南河内と駆け足で回る。
 処暑以降それなりに降水量があり、気温もやっと猛暑日から解放されキノコたちも大はしゃぎ。
気になるキノコたちと久しぶりにたくさん
出逢うことができた。赤、白、黄、青、朱・・・色とりどりのカラフルなキノコタチが目を楽しませてくれる季節だ。
大阪 四条畷市 変形菌マメホコリが切り株を埋める シロホウライタケ だろうか 思わず見とれる
キヌモミウラモドキ 大阪 近飛鳥 ニガクリタケも大はしゃぎ 生駒
ハリガネオチバタケの花盛り 生駒・四条畷市
レモンイエローの透き通る美しさ
 キナメアシタケ 生駒
 キナメアシタケ 生駒 キイロニカワタケ 四条畷市
少し色あせているが ハナオチバタケ  近飛鳥 ニオイコベニタケ 生駒
キアミアシイグチ 生駒 アカヤマドリ 生駒 セイタカイグチ 生駒
赤白黄色勢ぞろい 生駒 アカイボカサタケ、シロイボカサタケ、キイボカサタケ
キツネノハナガサ 四条畷市 キツネノハナガサ 幼菌 近飛鳥 アシグロホウライタケ 四条畷市
四条畷市 ヤマドリタケモドキ 幼菌 四条畷市 ヤマドリタケモドキ
土留めネットで囚われの身
シロオニタケ 生駒
ナカグロキツネノカラカサタケ
四条畷市
アカキツネガサ 近飛鳥 発光性のあるスズメタケ同様ヒラタケの
ような形で裏面は管孔状
しかし、スズメタケは径数ミリだが、
これは径2cmほど、スズメタケは群生だがこれは単独で生えている
何だろうか?四条畷市

→ 9月10日の記事参照
昨日Dさんが送ってくれたベニウスタケと
違いこれは、いびつな形状 四条畷市
アイコウヤクタケ 生駒山
鮮やかな色合いだ



 2008年9月5日  可憐なキノコたち
 菌友O氏よりメールをいただきました。(この項写真はO氏撮影)
 何度見てもウットリとする美しさです。 あの猛暑もやっと少し収まり、いよいよ美しいキノコ、おいしいキノコが雨の降るのを待っていそうです。

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「先日散策で念願叶い、ハナオチバタケの群れに出会えましたので雑記をお送りいたします。
 八月通しでキノコと戯れ、先日は熊取の方まで行ってきました。このところハラタケ科の大隆盛よろしく、ポイントに入るなりコガネキヌカラカサタケが斜面一杯に生えており、レモン色の花を咲かせていました。
 イグチさんたちやザラエノハラタケなどが顔を見せてくれましたが、やはり一番グッっときたのが竹林近くでなんとも素敵なグループを作っていたハナオチバタケ♪以前、多田でとびきり紅色の子を見てとても感じ入り、それ以来、あいたいと願っていたのですがついに叶いました。赤紫・赤・薄紅・ベージュとその付近に散在しており、夢のような一時でした。時折小雨降る曇天でしたが、夢中でカメラに収めてきました。」
 
↑コガネキヌカラカサタケ  

可憐なハナガサオチバタケ
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 くろんど池のキノコたち
  菌友Dさんよりメールをいただきました。(この項写真はDさん撮影)
「転送ありがとうございました。とても綺麗に撮れていますね。やはり憧れのキノコです。何度撮っても上手くこんな色が出ません。Oさん、上手ですね〜。
 先日、Kさん達とくろんど池に行きました。オオオニテングタケやキツネノハナガサの幼菌・クロハツ・フクロツルタケ・キクバナイグチ・マツオウジ・ミイノヒガサタケ?ムツノウラベニタケ・ベニウスタケ・ハラタケ・ハナオチバタケもありました。ベニウスタケは美味しいと聞いています。その中からちょっと珍しいキノコの写真を送ります。
 ダイダイウラベニタケはちょっと見た目は足の長いヒナノヒガサのような感じで初め何か判りませんでした。胞子がイッポンシメジ属だったので、そこから、この名前に辿りつきました。全体がオレンジ色のとても綺麗なキノコです。古くなると白っぽくなります。
 チチアワタケも出始めました。もう、キノコも衣換えのようですね。次回の観察会が楽しみです」
ベニウスタケ
ミイノヒガサタケ? ダイダイウラベニタケ ムツノウラベニタケ



 2008年9月10日 先日の白いきのこ
    
 サビハチノスタケでした
  9月5日の不明の白いキノコについて京都のDさんより「サビハチノスタケ」とお教えいただきました。
写真を撮るときスズメタケかなと思い、家で図鑑を見るときもそのあたりばかり探していました。先入観を持って調べるとダメですね。
 もっとも、サビハチノスタケは私の持っている図鑑では一冊だけしか、記載がありません。その図鑑では老菌の写真しかなく、それを見ていても、このキノコがサビハチノスタケとは気がつかなかったでしょうが。
 これは幼菌で白色だが、両面とも、成熟すると褐色になるようです。確かにハチノスタケと柄の付き方も似ている。明らかに仲間ですね。


柄も管孔状
カサの裏面も管孔状 幼菌では柔らかく
毛が生えている感じ
ハチノスタケ



 9月13日 この晴天続きでも
 やっとキノコのシーズンと先週は喜んだが、その後1週間は残暑厳しい晴れ続き。
 近くの丘をのぞくが気の毒なほど乾燥しかけたニオイワチチタケ、クリイロイグチ、ツルタケの幼菌を何とか見つけることができただけ。

 だめでもいいやと、足を延ばし和歌山方面へ。ここも乾燥が進み、土に湿りは全く感じられない。
 しばらく歩き谷筋に降りてみると赤いものが見える。少ない水分を集め必死にタマゴタケが生きている。これだけ乾いていると、これ以上育つことはできないだろうが白い頭巾の真紅の幼菌は何度見てもウットリとする。
 法面にはニオイコベニタケの幼菌、ミヤマベニイグチ、ミドリニガイグチが健気に顔を出している。樹の根の洞にはクリイロイグチも見える。
ニオイワチチタケ 乾燥が進み カレーのニオイが強い
大阪 近飛鳥
乾燥していて瑞瑞しさはないが
必死で生きる ツルタケ 幼菌

大阪 近飛鳥
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タマゴタケが待っていてくれた  和歌山

ニオコベニタケ ミヤマベニイグチ
ミドリニガイグチ クリイロイグチ

白い頭巾の真紅の幼菌

  
寄り添う タマゴタケ


上から 見ると
この乾燥状態 これ以上大きくなれるのか?



かろうじて成菌に成長できた三兄弟?



 2008年9月14日  中秋の名月 
 昼は31度の暑さだが、雲が途切れると美しい満月が見える。やっと秋を感じる。
 明日香へ散歩。雨のない1週間でさすがにキノコには逢えそうにない。明日香では、やっと彼岸花がほんの少し咲き始めている。棚田では、21日の案山子コンテストに向け案山子の力作が並ぶ。

 天気予報を見ると明日からしばらく雨の降る日が続きそう。土日は日が射しそうだ。今日の天気予報の通りなら、来週の観察会はキノコとの素敵な出逢いがありそうだが。
耳成山を背に
キバナコスモスが美しい
藤原京跡
明日香の棚田の彼岸花



 2008年9月19日 和歌山のきのこ道 
 恒例 大阪市のOさんよりメールをいただきました。いよいよキノコのシーズンですね。
 今度の台風も大阪近郊では風雨ともさほど被害が出るほどのものでなく、恵みの雨のようです。
         (以下この項:写真はO氏撮影のもの)

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 「先日、和歌山の実家へキノコ帰省してきました♪ 時折雨の降る中ですが、ベニイグチ達が大隆盛であちこちで素敵な姿を見せてくれました。 他イグチさんらも多数。。。相変わらずニガさん系やら見分けが困難ですが。。。
 雨のダメージもあり(汗数々のキノコたちの共演。素敵なヒラタケの群生やチビ可愛いダイダイガサ、外皮(?)的なつぼに包まれた色々な状態のシロテングダケの姿も。
 中でも異彩を放っていたのが、山道の路傍に鎮座ましましていた、ハイカグラテングタケ!記憶の中でノーマークだったのでその大きさにも質感にも凄い衝撃を受けました。地蔵さんのようにも見える。傘の開いた姿が見たかった。。。
 柄の下部が折れてしまいましたが、実測で高さ32cm!凄い重量感です。灰神楽天狗茸の名前に負けてませんw
 タイムアップ間近に少し時期が早いかと思いましたが、かなりほったらかし状態のマイ松茸ポイントに行ってきました。限られた時間ですが、かぐわしいバカマツタケ君が三つほど♪うちの地域ではサマツと呼んでいます。松茸が生えるのはもう少しといったところのようです。

鮮やかなダイダイガサ このヒダはいつ見ても 素敵だ
 ウスヒラタケ
ハイカグラテングタケ

バカマツタケとは失礼な名づけだが
香りはマツタケ以上
シロテングタケ



 2008年9月20日 東大阪市のYさん、生駒市のTさんよりメールいただきました。
 東大阪のYさんより(写真も)
 「Oさん Yといいます。
 名前が可哀そうなバカマッタケ、次はマッタケだって?うらやましい。
 ハイカグラテングタケ、不気味なきのこですが雰囲気が出ていていいですね。
 ダイダイガサ、傘のとげとげと色がきれいで大変可愛いのですが、私はヒダも好きで大変気に入ってます。最近撮ったダイダイガサ見てやってください。
 ではまた。

 生駒のTさんより(写真も)
 「今晩は生駒のTです。約2ヶ月の出張終わり帰ってきました。
早速子供の森に行きましたら、ホオベニシロアシイグチ これが出てくると秋のキノコシーズンの幕開けです。
 このところ雨が多かったのでしょうか?ハナビラタケが数株ありました。
 明日は久々に参加します。子供の森のナラタケモドキは先週終わったみたいです。生駒山はだいたい1週遅れで出ますので見つかるかもしれませんね。」
ドクツルタケ ハナビラタケ ホオベニシロアシイグチ



 2008年9月20日 彼岸の入り
  彼岸花キノコ 
 どうして季節が分かるのか。温暖化・猛暑・少雨・ゲリラ豪雨・残暑・・・。変な気候にうんざりの人間よりえらい。彼岸の入りには明日香の案山子ロードをはじめ田の畦は、彼岸花の真紅で埋め尽くされている。
 台風一過。期待していたより雲が多く蒸し暑い。それでも、恵みの雨のあと。キノコを求め明日香・河内の飛鳥・堺とウロウロと散策。
 ベニタケ類は雨でいたみヤグラタケの巣。ベニイグチなどはカビにやられ白くなっている。それでも、多くのキノコとの出逢いがあった。
 明日の生駒は違ったキノコが待っていてくれるのか?
  明日香の 彼岸花 & きのこ


色づき始めた稲穂の黄色と彼岸花の赤


白い彼岸花も美しい

キツネノハナガサが
たくさん見られる

ベニタケ黒く 原型不明
その上は ヤグラタケが行列
カレエダタケのようだ これで原寸 ヒダは極めて疎
ウマノケタケのようだ

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河内の飛鳥のキノコたち

灰神楽天狗 物騒な名のキノコ これが 幼菌だが ツノマタタケかと思ったが
先端の分岐がない
ツノフノリタケのようだ
ダイダイガサ 幼菌 ヒナツチガキ 原寸大 ハナオチバタケ 
径5mmほどの可愛い幼菌
ハナオチバタケ
ハリガネオチバタケ これで原寸 ハリガネオチバタケと比べ
かなり小さく 色合いもサビ色だ
ハリガネオチバタケの仲間だろうが
オリーブサカズキタケ

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堺のキノコたち

ベニヒダタケ
木片チップの上は人の通り道
かろうじて踏まれず残っていた
ベニヒダタケ 幼菌 キツネノハナガサ幼菌 ツブカラカサタケの
幼菌が目に付く
ナラタケモドキ もう痛み始めている ハタケチャダイゴケ いつ顔を出したのか
傷んだヤナギマツタケばかりだが
これだけが 食用可能な状態



 2008年9月23日 彼岸の中日  河内の風景 彼岸花キノコ 
 午後、母と姉のお墓参りにいくため、珍しく早起きして近くのキノコ散策道を歩く。
 日曜日に警報が出るくらいの雨があったので今日はキノコの花盛りかと期待したが、意外と少ない。大型キノコは見られず。やっと最低気温が20度くらいになり秋のキノコのシーズンに入るのだろう。夏のきのこから秋のキノコへバトンタッチの最中なのだろうか?

 日本最古の官道といわれる竹之内街道近くの王稜の谷の周りの田も畦は彼岸花で埋め尽くされている。昼食に立ち寄った、千早赤阪村の棚田の彼岸花も美しい。
河内の田園も畦を彼岸花が彩る
後ろは、河内の太子町の磯長山田稜(推古天皇稜)
 千早赤阪村の棚田の彼岸花
合併により大阪唯一の村が消える
これでいいのだろうか?

※ 今日の河内の美男・美女きのこ ※

何故か キツネノハナガサの花盛り 傘径5cmほど びっくりサイズ ハナオチバタケの美少女
&ハリガネオチバタケのツーショット

 

実物はこれより小さい
傘径10mmくらい

苔むした傾斜地に
こんなスタイルで生えていることが多い


ナカグロキツネノカラカサタケ
カヤタケ型・純白
シロヒメカヤタケかと思うが、ヒダが密ではない。
カヤタケの仲間

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 ベニイモムシタケも元気で美しい  近飛鳥



 2008年9月25日 三田のきのこ Oさんのレポート 
 Oさんよりキノコレポートをいただきました。(この項、写真もOさん撮影)
 夏のきのこたちも彼岸を迎えようやく訪れた秋に別れを告げ 秋のきのこも昼の暑さに戸惑っているかのような
きのこの端境期といった感じがします。やがて秋本番のきのこがワッと出てきそうです。(s-kinoko)
     
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 「 s様、他参加者様、観察会、お疲れ様でした。9月21日の生駒の観察会の様子は-s-kinoko)
 私はあの日、別件で故・吉見昭一先生の墓参を果たし、大文字山を散策してきました。 生駒山では素晴らしいキノコたちに出会えたとの事で写真を拝見いたしました。 オオシロタマゴタケ(仮称)とはなんとも珍しい・・・!やはり柄にはうっすらダンダラがあるのでしょうか?
以前、ツルタケ風の白い個体の絵に薄〜いダンダラ模様があり驚いた事がありました。(ダンダラ模様はありませんでした-s-kinoko)

 先日、台風一過に休みでしたので三田市の方へ行ってきました。
 よく行く場所なのですが、いつも多数みられるイグチさんが小型・大型含めてまったくといってよいほど見かけず。。。採られたか大雨で叩かれてしまったのか、イグチさんの休日のようで、少し寂しい印象でした。
 しかし、ソライロタケやウスムラサキイッポンシメジが多数顔を見せてくれたりハナビラニカワタケの姿もありお土産も出来ました。
 ソライロ君はデリケートで色々な状態の個体があり、ゴミを払うのも大変でした。 ウスムラサキは微妙な色合いのものが多く、写真に残すのが難しいですね〜! うっかりすると灰色風に。。。
 写真はウスムラサキイッポンシメジ・ハナビラニカワタケ・ソライロタケ。。。と、 この真っ赤で可愛いキノコなんですが、ヒイロガサかと思ったんですがポッチリあるのでヤマヒガサタケでしょうか?もう一点、かなりヌメリのある傘をしたこのキノコ、何となく気になり収穫して帰ったのですが今ひとつ何かわからず。。。 雑木林の地上に固まって発生していました。現物は冷蔵庫で眠っています。



 2008年9月28日 一気に秋本番 キノコたちは?
  先日まで30度を越えていたというのに、今日は最高気温が大阪で僅か20度。コスモスの美しい季節だ。
半そで姿から、上着が欲しい気候へ急変。金曜日には大阪でも大雨洪水注意報がでるくらい雨が降った。今日くらいはキノコ日和かと近くの散策ポイントを歩く。もう夏のキノコは店じまいでしょうか?イグチはまっしろくにあるいはオレンジ色にカビたものが多い。
 堺では、ナカグロモリノカサ、オオシロカラカサタケがチップの上ではサンコタケ、キツネノタイマツ、ツマミタケが見られるが見ることのできるキノコの種類が随分減った感じだ。
 近飛鳥でもイグチはカビたものばかり。ベニタケたちも劣化し原型不明。クロハツモドキらしいものの上には一斉にヤグラタケが。アカキツネガサ、コンイロイッポンシメジの幼菌が可愛い。ヌメリのある感じのカキシメジの幼菌たちも素敵だ。大きいきのこがやっとあり近づくとオオオニテングタケのようだ。オオオニテングタケにしてはやや上品でスリムだが
※ 近飛鳥のコスモス
※ 堺のきのこ
ツマミタケ キツネノタイマツ ナカグロモリノカサ


← とこれは オオシロカラカサタケ
ヒダは緑色を帯びる
何故か 中毒事例が多いきのこ。
※ 近飛鳥のきのこたち
アカキツネガサ コンイロイッポンシメジ ヤグラタケ


随分ぬめりのある カキシメジ幼菌 これも中毒が多い。

※ オオオニテングタケ?カタカナでは舌をかみそう。漢字のほうが分かりやすい。大鬼天狗茸。
 以前みせてもらったものに比べスリムで上品な感じ。それでも身長25cm。柄は半分は腐葉土に埋もれていた。



Part 5  2008 (9) 9月
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