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Part 5  2008 (8) 8月
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きのこ観察会、個人的な散策で出逢った
四季折々の花、きのこ・・・写真と雑文です



 2008年8月1日  猛暑 河内の夜の花
         相変わらずの暑さ。暑さを忘れさせてくれるPLの花火。



2008年8月2日  滋賀で見た花
 夕立ちもなく猛暑続き。日ごろ見て回るキノコ観察ポイントではきのこは期待できない。
 琵琶湖畔の草津市立水生植物公園みずの森へ出かける。

湖に広がるハスがたくさん咲いているが、陽をさえぎる物のない湖岸はとにかく暑い。スイレンも美しいが、当然温室のなかはさすがに蒸し暑い。
 池ではスイレンに似た葉だが、変わった花が目につく。鏡蓋(ガガブタ)というらしく自然の池の水質汚染などで絶滅危惧種らしい。
 何とか涼しい風情はないものか?醒ヶ井へ足を延ばす。旧中山道の宿場町の風情が感じられ、流れる川の水の美しさに感激。流れで冷やしたトマト、スイカ、ラムネなども売っている。小さなバイカモが水面に咲く姿にやっと暑さを忘れる。
美しい水面に咲く バイカモ
みずの森のハス ガガブタ バイカモ



 2008年8月11日   なら燈花会 
パソコンの調子が悪く修理中で、新しくVistaを使うことになるが、かなり様子が違い戸惑ってばかり。
おまけに、以前のHPの容量オーバーで結局、引っ越しすることに。
 立秋すぎても猛暑日続き。夕立もどうも我が家のあたりは、湿度と遠い雷鳴のみだ。先日少しパラパラと雨があり、近所のキノコ散策路へ喜んで出かけたが、キノコの姿にはお目にかかれない。この猛暑と日照り続きで、キノコは完全に休眠中?夕立のような短時間の雨では、保水力のない都市近郊ではキノコの休眠を破ることにはならないのだろうか?
 立秋すぎだし、秋の気配を感じる花でもと思うが、近所で見かける花はサルスベリ、キョウチクトウ、ムクゲ、ノウゼンカズラ・・・いずれも、涼しさを感じさせてはくれない。
 しかし、青空を背に田の畔に咲くオミナエシは少し、秋を感じさせてくれる。なるほど、秋の七草のひとつだ。
 今日、なら燈花会へ出かける。少し早く行き、奈良公園をキノコ散策するが。土は木陰でもカラカラで逢えず。
それでも、夕方になるとヒグラシの物悲しい鳴き声が聞こえる。都会のクマゼミの鳴き声にうんざりしている耳には新鮮でありがたい。 



 2008年8月17日   残暑厳しいですね 
 本薬師寺跡付近のホテイアオイ
 
 残暑が続きますね。涼しくなってくれないと本当にくたびれますね。我が家の付近は昨日今日には夕立ちくらいある予報が出ていたが結局一滴の雨もない。
 奈良県との県境の二上山の東の空は何度か暗い雲に覆われていたので、久しぶりに明日香、橿原神宮方面へ出かけるが、残念!キノコには出逢えず。
 帰路、
本薬師寺跡へ立ち寄ると、ホテイアオイが美しく咲き誇っている。
 青い空を映しこむ水面に浮かぶホテイアオイは少しばかり涼しさを感じさせてくれる。
 我が家の庭では、小さいながらサギソウがいくつか咲き始めた。夏の花では珍しく、涼しさを感じさせてくれる。

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大阪市のHrさんよりメールをいただきました。
百間山渓谷 玉置山


(傘直径5cmぐらい)

青変したヒダ
(写真では黒く見えてますが青です)
 
 涼を求めて、和歌山県の百間山渓谷と奈良県の玉置山に行ってきました。
 百間山渓谷は渓谷の川沿いは鳥肌になるくらいに涼しく、苔むしていて、こんな所にキリノミタケがあるのかもと話しながら散策し、玉置山は真昼でも日影は涼しく、蝉の鳴き声が下の方から聞こえてくるのが印象的。
 残念ながらキノコは百間山渓谷で見つけた、クロサカズキタケと写真のキノコだけ。茎が固く、傘が薄く、ヒダが疎で、青変性が強く、特徴のあるキノコですが名前が分かりませんでした。


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Oさんよりメールをいただきました。
布引の滝 再度公園  オオオニテングタケ
 Sさんも、山に入っているんですね、この暑さ、まったく参ったもんです。秋を前にはやる足を止めきれず野山に分け入っております。
 先日12日、休みをもてあまして新神戸から布引の滝を経て櫻茶屋へ櫻茶屋で一服しつつベテランハイカーのおばちゃんから話しを聞いて再度公園まで足を伸ばしてみました。(帰りも徒歩で大変でしたが。。。)
 キノコも暑さにまけじと顔を出してくれていたのですが。。。
 イグチを中心にウコンハツやケショウハツなどベニタケ科もちらほら顔を出していたんですが、いかんせんイグチさんの大半は。。。白いカビにやられており、なかなか厳しい表情でした。見栄えのいい柄をしたセイタカイグチにも会いましたが、やはり白いカビが。。。見ようによっては悪くないですが、元気な姿も見たかった。。。
 。。。と、再度公園に近づくにつれ顔ぶれも変わり、シロオニタケやアカヤマドリさんもかなり顔を出していました。
 散策も終盤にさしかかったところで、遠景でもわかる異様(威容?)が。一瞬見間違いかと思いましたが、先週末の観察会で何体か目にしていたので容易に同定できました。。。オオオニテングダケ!何年か前に大きさ、柄のひび割れ・色やイボの形等でオニテングダケとわけられたので同定会でも違う名前がついていましたが、今の名前はこれのようです。老菌でしたが根本もしっかりしており、甘い香りを漂わせてみました。サイズを測ろうと掘りましたが二度崩れてしまい。。。全体がようやく掴めたのがこの姿です。メジャーで計ってみると、柄から傘上部まで45センチほど、傘の反り返りもいれると高さ50センチほどでした。
 近くにいたハイカーやおばちゃんもその威容に気付き見物に来てくれ、キノコ話に花を咲かせました。しかしここまで大きいと何とも。。。柄も手斧のようです。
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 ミャンマーのキノコ  オオシロアリタケの仲間
 Nさんよりミャンマーの友人からの写真と説明文をお送りいただきました。
Nさんのミャンマーにいる友人から
 「このキノコは、ミャンマーでは雨季が始まった今の時期1年に1度だけ採れる種類です。とてもおいしいキノコで独特の味がして栄養も高いようです。」とメールがあったそうです。

 → 京都のDさんから、タイで掘られた経験のあるSさんからのメールを転送していただきました。
「 確かにオオシロアリタケの仲間、のようにみえますね。 多分、間違いないと思いますが、種類までは解りません。 僕がタイに行って掘った、オオシロアリタケは、結局SPで、種まで辿り着けませんでした。
 チェンマイ大学の研究室に標本となっているはずです。数種あると聞いてます。
甘みがあってとても美味しい茸だそうですよ! 栽培主はアリでは無くて、シロアリでした。 たぶんこのきのこもシロアリが栽培しているんだと思います。」

 → 「きのこと動物」(築地書房)によると、きのこを栽培するアリはキノコシロアリ亜科に属し、約240種、「シロアリに栽培される菌」は約25種あるということです。 写真ではオオシロアリタケの仲間とするのが正しいようです。
 新日本出版社:「キノコを育てるアリ―ハキリアリのふしぎなくらし 」なども絵本だが楽しい。

そのご、下記の詳細な写真及び説明文をお送りいただきました。

これだけで1700チャット(170円くらい)だそうです
画像01 画像02 画像03
 先日、近所の人がまたキノコを売りに来ましたので買いました。オオシロアリタケを使った料理です。
画像01:
 まずキノコをきれいに洗ってからニンニクとンガピー(魚を発酵させたビルマ独特の調味料)を少し加えて油で炒めてあります。ニンニクとンガピーは、毒消しとして入れるそうです。
画像02:
オオシロアリタケの野菜炒め
 このキノコの味は「甘味のある鶏肉」の味ですので、肉を使わなくても鶏肉が入ったような味がします。美味です。

画像03本日のメインデッシュ
「オオシロアリタケと鶏肉のビルマ風カレー」です。
 このキノコは「甘味のある鶏肉」のような味がしますが、さらに鶏肉と一緒にターメリックを加えてカレー風に仕上げました。鶏肉カレーにキノコの甘味が加わり実に美味です。
 もうそろそろこのキノコのシーズンは終わりです。この味が楽しめるのが1年に1度しかないのがちょっと残念ですね。
 (以上:Nさんの友人のメールより)




 2008年8月24日  処暑を迎え やっと朝夕過ごしやすくなる
 処暑にあわせるかのように、やっと朝夕が涼しくなる。それに久しぶりに昨日雨があったが、これだけ猛暑・乾燥状態が続いていると近郊の丘陵ではキノコたちは熟睡中でまだ目覚めてくれない。
 それでも、もしやと思い近くの丘陵を1時間ほどかけて散策するが、やはり昨日の今日ではキノコは姿を見せてくれない。ここかしこにセンニンソウが咲き始めている。

 昨日の雨に反応したキノコは数日後には少しは姿を見せてくれるのだろうか?それとも、次の雨が必要なのだろうか。
  お盆に咲き始めた、庭のサギソウが今満開。今日見たキノコは、妹がお土産にくれたガラス細工だけ。 
満開のサギソウ 置物のキノコは何故かベニテングタケの変種ばかり!






 2008年8月30日  雨・曇りの一週間でしたが
 一週間ほど雲の取れない日々で、気温も下がり、猛暑で草臥れた身体には有難かった。これだけ雨があったので、今日こそはキノコに出逢えると、喜んで雨の止み間に出かける。
 明日香ではこの時季いつもススキの根に咲くナンバンギセルが咲き始めている。「南蛮」、「煙管」ともにもう今では死語だろうか?南蛮という言葉のイメージでは、南蛮貿易の頃に日本に入った植物かと思っていたが、万葉集にも詠まれている古くからある花だそうです。万葉集では「読み人知らず」で、「道の辺の尾花がもとの思い草いまさらになどものか思はむ 」と詠まれている。「思い草」と呼ばれていたようです。物思いにふけるかのような姿から「忍ぶ恋」をあらわす植物とされていたようです

 さて、キノコいきなり、コツブタケ、原型不明のベニタケsp.、イロガワリの劣化したもの、ナカグロモリノカサがあり期待したとおりかと思わせてくれるが、その後いくら歩いても、期待に反して本当に少ない。それでも、芝生で見つけた純白の美しいハラタケ、おしゃれなキツネノカラカサに出逢えたが。
 帰路、近つ飛鳥に立ち寄るがここでもナカグロモリノカサしか見当たらない。これだけ雨があったのに、なぜこんなに少ないのだろう・・・?諦めて帰ろうとしたとき、小さなハナオチバタケが目に入る。この時季の雨上がり是非逢いたいと思っていたキノコだ。
 ・・・それにしても、キノコの少ない所ばかり歩いていたのだろうか?
明日香のナンバンギセル 河内飛鳥 ミズヒキ
大きな コツブタケ キツネノカラカサ
クロハツモドキ 純白で美しいハラタケ
近つ飛鳥 ナカグロモリノカサ 明日香 ナカグロモリノカサ幼菌 憧れのハナオチバタケ



 2008年8月31日  何故か?ハラタケ科のキノコの行列! 夏キノコはどこへ?
 昨夜も雨があり今日も曇り時々雨の天気予報。しかし、朝寝坊して起きてみると久しぶりの太陽。青空。昨日、明日香・近つ飛鳥ともにハラタケ科のキノコ以外殆どキノコがなかった。
 今日は少し方向を変え堺のほうへ出かける。昨日に続きここでもハラタケ科のキノコの爆発的発生だ。昨日同様、ナカグロモリノカサのお出迎え。続いて、大きなカサが見えるので喜んでいってみると、昨年中毒事件のあったオオシロカラカサタケの群れ、横にはツブカラカサタケも幼菌から成菌まで勢ぞろい。そしてアカキツネガサも美しいカサを見せてくれる。
 しばらくして、木片チップの上を歩くとヒトヨタケの劣化したものが行列。やはり朝寝坊はキノコ屋には向いていない?何とか絵になりそうなザラエノヒトヨタケ?を見つける。さらに小さなキノコが目に付く。ハタケチャダイゴケだ。昨夜の雨水をカップにたたえたものもいる。まだフタのついたもの、碁石のようなものが飛び出したものなど色々な成長段階のものがきれいに並んでいる。マントカラカサタケも幼菌が見えるが親はいない。明日くらいには大きなマントを広げるのだろうか。

 だが、何故か夏のキノコのはずのテングタケ、ベニタケ、イグチの仲間には出逢えない今日も昼の最高気温は34度程もある猛暑だ。大阪近郊の夏は、夏キノコたちにも暑いのか?

まずは ナカグロモリノカサの大群生
オオシロカラカサタケ カサにかかる 緑の胞子が特徴的 ↑ ツブカラカサタケの群生
美しい姿の ツブカラカサタケ ツブカラカサタケの幼菌たち 
カサの美しい アカキツネガサ ヒトヨタケの仲間?
もう少し早起きして、美しい姿のときに見てやらないと ザラエノヒトヨタケ
ハタケチャダイゴケ
モリノカレバタケの仲間? ベニヒダタケ マントカラカサタケ



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