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Part 5  2008 (10-2) 10月   2/2
         10-1 10-2 11-1 11-2 12
 

きのこ観察会、個人的な散策で出逢った
四季折々の花、きのこ・・・写真と雑文です
さらに、メーリングリストでいただいた仲間のメールの一部を転載しています



 10月16日 信州のきのこたち 
 
大阪市のOさんからの信州のきのこレポートです。写真も
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 こんにちは。S様らは大山へ遠征中でしょうか、羨ましく思います。紫の君は本当に美しく、垂涎のお姿ですね♪
 僕は今夜夜勤ですので、また明けに強行軍ですが高速バスで実家へ帰り、産土の山を駆け回ってきたいと思います。
今度こそ、生えている松茸の姿をカメラに収めるべく。。。オオムラサキアンズタケ等の松茸以上のキノコの存在も五感で確認でき、帰る度に新しい驚きがあり、嬉しい限りです。
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 以下、信州のキノコツアーで、特に解散後に残って単独で分け入った部分にピントを合わせてお伝えしたいと思います。
 念願叶い、二泊三日で信州へキノコツアーへと出かけてきました。仕事の関係で初日の散策には参加出来ず、夕方からの合流となりましたが、本当に色とりどりのきのこ達に出合い、大満足でした。
 ただ一点、当初の目的のベニテング様を数多く目撃したものの今年の特徴とのことで、色合いが薄く、黄色になってしまっているものまで。。。しかも全体的にやや小ぶりなのだそうです。やはり素敵な存在感でしたが♪
 ベニテングの色を補うようにあちこちで大量に生えていた真っ赤なベニタケの仲間が印象的でした。 可愛く・立派なクリタケも豊作、奇跡的に手の届く所に生えていたモデルのようなヌメリスギタケモドキ達。特大のノボリリュウタケ達!(一番大きな物で全長18cmほどのものも!)
 そして、分け入った先で白樺の幹にいたこれはもしや、カバノアナタケ!?薬効がどうとかで、成長の遅いキノコなのに乱獲されているとか。。。北海道を中心に生えており、長野県でも山間部で稀にみられるそうです。
  最終日は昼まで小雨降る中でしたが、本当に色々なキノコに出合い。。。
僕が回った跡をビニール袋片手に散策しているバスの運転手さんを目にしたり(すんませんw)たまたま乗ったタクシーの運転手がかなりのキノコ採りさんだったりと、信州の素晴らしさを感じました。




 10月16日 勉強のお陰
  (奈良市にお住まいのDさんより)
 
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 ・・・・初心者の私は足下からコツコツ勉強を始めるつもりで、手始めに自宅に近い春日大社の森を徹底的に観察してみようと思っています。 写真技術も初心者の域を出ず・・・・手ぶれ、ピンボケばかりですが、それでも貴重なデータとして、整理しています。今後とも御指導の程よろしくお願いいたします。
 今日は自慢話を一つ聞いて下さい。
 先ほど、近所の山仲間のKさんがやって来て……「今日は西宮から来た友人3人で大峰山系の大普賢岳に登った。立派なヒラタケがあったので、3人で持ち帰ったが、Dさん確認してくれます?」  ビニール袋にドッサリと入った立派なキノコを取り上げて観た。   ヒラタケに似ているが、少し分厚い……昔の失敗を想い出しながら質問しました。  「どんな樹に生えていました?」。  「ブナの木のようでした」。  「これは危険かも?電気を消して真っ暗にしてみましょう……」。
 目が暗さに慣れて来ると、ボーッと青い色にキノコの形が浮かび上がってきた。「これがツキヨタケですよ!私は20年ほど前に、試験的に少しだけ食べてみたら美味かったのですが、1時間ほどもするとヒドイ嘔吐で苦しんだ経験があります。」
「ワァー助かった!早速、西宮の友人達へ電話をします」とKさんはそそくさと帰っていきました。



大台ヶ原に近い白髭岳のミミブサタケ
左は奈良公園のナラタケモドキ?

(写真はどちらも、Dさん撮影)



 10月16日 ドイツのきのこ NO3 少しきのこがでてました
 
東大阪市のYさんからのドイツのきのこレポートその3です。写真も。
 
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さて、9月下旬から10月上旬はもうドイツでは冬を迎えており、大変少ない時期になりますが、数枚ご紹介します。名前はほとんど分かりません。ヌメリイグチ、アカヤマタケ、ホコリタケの仲間程度です。でではまた。




 10月17日 大山の観察会の報告のこと
 
   生駒のFさんからのメールをいあただきました。
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 大山の観察会のご報告大変興味深く読ませていただきました。
 難しいことは判りませんが、あの大山にこんなに沢山のキノコが有るなんてという驚きで、特にトリュフがあるとは、え!本当なの?という思いでした。
 実は一昨年の10月中旬にDさんとほか数人で蒜山、大山とサルナシ(キウイに似た果実)を求めて旅をしたのですが(Dさんの故郷)、素晴らしい山々で感動してきたのです。
 その時はサルナシ探し一本で勿論キノコは一切無視していたものですから、今思うと勿体無い事したんだなあ〜と、Sさんのレポートを眺めなおしながらもう少し早くキノコに目覚めていたらと思った次第です。(サルナシは見つかりそれはそれで満足しましたが)。
 お疲れのところ楽しいレポート有難うございました。

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 10月17日 信州のきのこたち  パート 2
      
大阪市のOさんからの信州のきのこレポート続編などのメールをいただきました。写真も

 
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 あの地域での今年の特徴なのか、シーズンが終わりの方だからなのか、思い描くほどの紅ではなく、後半のものなどは、黄金天狗茸と言っていいほどの黄色味。。。
 こんな次第です。形は限りなく素敵なベニテンちゃんなのですが♪
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  新しい分類のこと
 大山観察会お疲れ様です。以前少し聞き齧ってはいたのですが、やはり衝撃的としか言いようのない分類ですね。
きのこの世界の入り口に今年立ったばかりで、やっと名前と顔を覚えて頭の中でグループ分けが出来つつあった自分にも特に。

何はともあれご苦労様です。
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 ☆ 和歌山のきのこ
 昨夜五度目になる実家へのキノコ帰省より戻りました。
松茸にはそっぽを向かれましたが、オオムラサキアンズタケには素晴らしい歓待を受け、近くの山道ではニンギョウタケの巨体を収穫、地元でシバモチと呼ばれていたクリフウセンタケ(ニセアブラシメジ)は大量発生で菌輪を描いていました。
 只今冷蔵庫の中に放り込み、調理の思案をしている所です。また追って報告したいと思います。




 10月18日 霜降まえだというのに夏日が続く  明日香近飛鳥きのこたち
 もうしばらくすると霜降だというのに、夏日が続く。もう大丈夫だろうと虫除けを持たずに出かけると。カメラを構える顔は無残にも蚊の餌食だ。温暖化の問題をつくづく感じる。
 大山観察会で体調をくずしていたが、素晴らしい青空に誘われ峠を越え奈良大和路へ。
 藤原京跡のコスモスがとても素晴らしい。
← 藤原京跡のコスモス
   後方は天の香具山
 明日香では、この暖かさにもかかわらず私の大好きなエノキタケの小さな株が顔を見せてくれる。素敵な出逢いです。ムラサキシメジは色あせ、どこが紫なのという感じ。全体としてキノコの数は減少している。夏のきのこはさすがにもう退場。晩秋・冬きのこたちには、この温度はこたえるのだろう。そんな中、ベニヒダタケの貴婦人?貴公子といった感じの素敵な姿には感動。ハナビラニカワタケの小さな美しい株も目をひく。
 帰路、橿原神宮をのぞくが、傷んだベニタケ、同定困難なフウセンタケの仲間が多いが感動的出逢いはない。地面にうずくまる人影がパラパラ見える。そうだ、シイノミのシーズンだ。家内と二人分のおやつに一握り拾って帰る。
 日本最古の官道といわれる竹之内峠を越え近飛鳥へ立ち寄る。素晴らしく美しいカバイロツルタケ、ドクツルタケの幼菌、コナサナギタケが目に付く。ここでもベニタケ類は原型の判断に迷うもの、そしてフウセンタケの仲間が多い。中毒きのこの御三家のカキシメジも多い。


後方 天の香具山
☆ 今日の美男・美女??
藤原京跡のコスモス 後方は耳成山 明日香 ベニヒダタケ 近飛鳥 カバイロツルタケ
☆ 今日の出逢い
容姿端麗 明日香のエノキタケ 橿原神宮 シイノミ 猛毒 フクロツルタケ幼菌
明日香 ハナビラニカワタケ 近飛鳥 ハナビラニカワタケ 近飛鳥 シロツチガキ
明日香 カレバキツネタケ 近飛鳥 オオキツネタケ 近飛鳥 アオイヌシメジ
近飛鳥 アオゾメタケ 近飛鳥 アカコウヤクタケ 近飛鳥 ウスキモリノカサ
近飛鳥 ハタケシメジのハタケ? 今日もカキシメジ健在 近飛鳥 コナサナギタケ 近飛鳥

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 10月18日
 信州のベニテングタケ
 写真 ありがとう

  Yさんからのメールです(写真も)
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 Oさん「リクエスト、お答えいただきありがとうごさいました。
 少し黄色がかっているとはいえやはりきのこの王様、きれいですね。幼菌ではまさに”キテングタケ”になってしまいますね。一度でいいからお目にかかりたい。
 
 そういえば昨日、そのお目にかかりたいひとつに出会えました。
 なんだこれが?と思われるかもわかりませんが、私には感動でした。
 ニカワハリタケというのでしょうか、お返しに写真を一枚。ではまた。
」 
 10月18日 ヌメリスギタケ?ヌメリスギタケモドキ?
 奈良のDさんからのメールです(写真も)
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 「先般はキノコの分類に関するデータやお話を読ませてもらいました。
 ド素人の私にはスワヒリ語の文章を読んでいる感じですが、DNA鑑定とか申す技術の発達で、分類方法が変化している様子は理解できました。
 奈良キノコの会には先端の知識を持つ方や、私の様に鯨も魚も区別のつかない者も居ります。初心者の私は暖かく御指導頂けることに幸せを感じています。
何時も一緒に遊んでいる仲間のFさんから、昨夜は写真付きのメールを頂き、「このキノコはヌメリスギタケモドキと思うが、どうでしょう?」と質問を受けました。何しろ初心者どうしの話ですから、図鑑と首っ引きでウンウンうなるだけ……自信を持った同定などできっこない。
   ・・・・・・・・・・・・・・・・
(1) 大きなエノキの倒木に生えています。Fさんの話では、昨年はこの枯れ木が立っており、そこに密生していたそうです。
(2) 匂いは上品で、いわゆるキノコらしい香りです。
(3) 柄を噛んで味見をしましたが、苦みは無く、微かに良い味が浸みだしてきました。
(4) 採取した老菌を白い紙の上に1時間ほど置いていたら、薄茶がかったセピア色の胞子が降っていました。」
ニカワハリタケ  図鑑では擬(もどき)がつくかどうかの大きな違いは柄の粘性のようだ。
説明では粘性が触れられていないが、この写真のキノコはヌメリスギタケ?
ヌメリスギタケモドキ?のどちらかで食用と思う。



 10月19日 「奈良きのこの会」の会員さんの写真
 
来週は奈良の観察会だが、腰の調子が良くない。ストレッチと腹筋運動でもして回復しないと。
 生駒のキノコが気になっていたら。Kさんが生駒散策のレポートを送ってくれました。素敵なハタケシメジに写真で出逢えました。
奈良のHさんからは、悩ましいキノコの写真をいただきました。ウラベニホテイシメジのようだが写真だけでは自信がないが・・・。


 
☆ 立派なハタケシメジの幼菌 Tさんより、写真も
 「きのこの観察会をかんちがいしていて今日だと思っていました。 しかたがないので嫁と一緒にハイキングがてらに生駒山にいってまいりました。 おそらくハタケシメジと思われるキノコに遭遇、どうしよう・・・。 とりあえず採取してゆがいて冷凍にでもしておくことにしました。 他にスッポンタケ、コガネタケの群生に出会いました。
 
 ☆ ウラベニホテイシメジか? 奈良のHさんより、写真も
 「今朝、近くの公園でキノコを採ってきました。帰って図鑑で見ても自信をもって同定できないのが、初心者の悲しいところです。」
・・・初心者でなくてもややこしいですよね。私の師匠も夫婦でひどい目にあっても立場上医者にもかかれず一晩夫婦で苦しんだことがあると打ち明けてくれました。誤食の多いクサウラベニタケは「名人泣かせ」の別名もあるようですし。ただ、カサの上に指押紋が見えるのは、ウラベニホテイシメジの可能性を感じさせてくれるが・・・。苦味があることなど、写真以外の情報がもっと必要だと思う。
 この写真だけでは、保留とするのが正解でしょう。
美味しそうな ハタケシメジ 幼菌 コガネタケ  スッポンタケ



 10月20日 新しい発見の日々 和歌山のきのこレポート(Oさん-写真も)
      さて、恒例になりつつある強行的なキノコ帰省について。。。
  今回の目的は松茸の生えている姿を撮影・収穫する事と、すっかり味を占めたオオムラサキアンズタケの収穫♪
 時間の許す限り分け入ってきましたが、蓋を開けてみれば、マツタケはマの字も見れずっ(ゴフッ) 親父から大体の場所を聞いて行っているので間違いないと思うのだが、バカマツ採ったとこも老菌あったトコにも陰も形もなく。 もう少し奥へ進んだ先と、少し家から離れているけど、別の山に毎年採取していたポイントがあるので今度はそっち行ってみるかなぁと画策中。
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 出会ったキノコで印象的なのは
 引っこ抜いてビックリの (京都銀行のCMを思い出す)長〜〜い
ツエタケ君や  開く前のとても可愛いウスキモリノカサ君。 収穫後カゴの中で開いてたのには少し驚きました。
マツタケ山に行く前の山道でも
 色々なキノコ達が♪ 存在感バッチリのテングタケ君たち、信州のハナイグチを思い出す
ヌメリイグチ君、立派なカヤタケサクラシメジの一団。中でも赤松交じりのあたりでは初見のニンギョウタケの大株! 噂に聞いてたけど、やはり驚きの風貌と柑橘系を思わせる強い芳香。香りと歯切れ一級、味二級との評価も。 収穫したら、その驚くべき重量感がヤバイ。。。ので 中継ポイントに置いて散策続行☆
 (カワムラ・ムラサキ以外の)フウセンタケ科や、シメジ科の大小様々な奴等はやっぱり同定困難。凄く立派な個体も気になり採取。。。 ウラベニホテイシメジとクサウラベニタケが混ざってる始末でした・・・  マツタケ山の入り口付近の雑木林ではホウキタケシロカノシタ数本、素晴らしい量の粘性の傘のキノコが株単位で大きな菌輪を描いおり、美味しそうなので一袋分収穫♪
 目的のオオムラサキアンズタケは期待を裏切らず、津波のように、量は前の倍以上の群生ぶり。いくらか初日の雨でやられたのか上部の色が悪いのが目立つが。。。 中でも美味しそうな新鮮な紫の個体を選んで収穫♪  けっこうな量になり重い。。。ニンギョウタケや他の収穫を考えると 帰りの重さが頭を過ぎり。。。このときはまだマツタケが採れる気でいたので。
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タイムアップとなり、
 持ち帰ったキノコのうち、例の菌輪を作ったり、大量に生えていたキノコを見せるなり
大叔母(91歳)も 調理師のおばちゃんも、まさかまさかのうちのオカンまでもが「おまいこれ、シバモチやんか!何処生えとったん?」と三人とも違う場所で見せたのに同じ<シバモチ>との名前が。前にコウタケの名前が出て驚いたぐらいの方々やのに。。。 何、この一連の反応。昔、よく味噌汁の具にしていたらしい。
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-家に帰って特徴を照らし合わせてみると、
  どうやらこの
シバモチ、 標準和名がクリフウセンタケ(ニセアブラシメジ)とわかる。クセがなくなかなか優れた食菌でした。
 以上、やは〜り産土の地のキノコ散策は奥が深く毎回新しい驚きに満ちていました。
  最後の一枚は下ごしらえして。。。この後、炒めまくられる結末を迎えるキノコ達 (合掌)
確かに なが〜〜〜い ツエタケ ウスキモリノカサ サクラシメジ
ウラベニホテイシメジ オオムラサキアンズタケ クリフウセンタケ外



 10月20日 食中毒きのこ御三家 カキシメジ!?
  
 ☆ ウラベニホテイシメジか?(19日の記載) ----の追記
 昨日のウラベニホテイシメジ?のところで書き忘れたが、優秀な食菌ウラベニホテイシメジと誤食毒キノコ御三家のクサウラベニタケはよく同じ場所に混生している。それだけにより一層注意が必要だ。
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  「今朝、公園で採ってきて図鑑で調べてもよくわからなかったキノコです。たくさんあったので、美味しく食べられるものならうれしいんですが。。柄と傘はしっかりついています。」(奈良のHさんより、写真も
 写真のイメージでは毒キノコ御三家の一つのカキシメジのような感じがします。かさ表面の色の感じ柄の褐色の感じヒダに褐色のしみが出始めていそう。」とご返事差し上げたところ。
 Oさんから
立派なカキシメジに見えます。。。それに近い連中なのかな。 
鬢付け油の香りがすればビンゴだと思います(関取の香りw 大阪では春場所の香りです♪
 Dさんから:私も見たときにカキシメジだと思いました。ヒダが白くて密で僅かに赤褐色のシミが出始めているように感じました。古くなると香りがきつくとても食べたいという気持ちにはならないですが・・・。」と連絡いただく。 



 10月25日 霜降過ぎ 河内のきのこ
 霜降を過ぎやっと夏日から解放。雨が3日続き今日はキノコ日和と喜んで近くの丘陵を歩く。
 富田林市の丘陵を歩く。かっては松が生い茂り、私たちの同年代の人ですら幼少時代は「今日もまた、マツタケ」というくらい毎食マツタケ料理だったというが、数年前までかろうじて残っていた松すら松枯れが進んでいる。
 林床ではアケボノソウ(曙草)が咲いている。縁の紫の斑紋を夜明けの星空に見立てたという。センブリの花と似ていると思ったら、センブリとおなじリンドウ科のセンブリ属の花らしい。花弁の先の黄緑のところから蜜を出すという。近寄って見ると蟻が来ている。ヒヨドリジョウゴも真っ赤に色づき、ノコンギクも秋の深まりを感じさせてくれる。

 ドクベニタケ、カワリハツなどが少し分かる程度でベニタケは少なく、朽ち果てたものが多い。テングタケも雨にうたれ、水をふくんで随分惨めな姿だ。ムラサキシメジも水でふやけ、色あせたものが多い。三日続きの雨の後だから。 
 帰路、近飛鳥にも立ち寄るがキノコが少ない。カキシメジはどちらもたくさん出ている。水分充分でヌメリガサの仲間が瑞瑞しく美しい。
 ----------------------- もっとすばらしいキノコは明日の奈良の観察会のお楽しみ?
蜜腺を訪れるアリ  アケボノソウ ヒヨドリジョウゴ 大阪 富田林市 ノコンギク 大阪 富田林市
 瑞瑞しい ヌメリガサの仲間
アキヤマタケの群生 大阪 富田林市 アカヤマタケ
 抜群のプロポーション 美男?美女 きのこ


色鮮やかで瑞瑞しい
ベニヒガサ


とても丹精な
カバイロツルタケ
大阪 近飛鳥 大阪 富田林市 ツバがとても魅力的だ 貴婦人のようだ
コタマゴテングタケだろうか
写真では真っ白だが、カサ・ツバは淡い黄色を帯びている
 それから
今が盛りか?カキシメジ ヌメリツバイグチ? すごいヌメリ。大阪 富田林市



 10月28日 先日の「春日の森、お疲れ様」
 先日の奈良春日の森の観察会の散会後のレポートをYさんからいただきました(写真も)。春日の森の観察会レポートは
  -----------------------  いつもきっちりと報告を頂きありがとうございます。
 ナラタケ、毎年見ておりますが今回のはお見事でした。カニノツメ、2~3年ぶりの遭遇で感動しました。
 散会してから境内林を久しぶりにぶらぶらしました。あまりなかったのですがきれいな2種を見つけました。ではまた。



観察会の時点で見つけたムラサキシメジは色あせ
随分傷んだものでしたが、これは!スバラシイ!
上品で妙に色っぽいですね。

後ろの 可愛い幼菌がいいですね。
いいアングルですね!素敵なハナビラタケです



 10月29日  な・な!何と!

 奈良県の平地 ”マイタケ”  ☆
 

 桜井市にお住まいのAさんからメールをいただきました。

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 家からそう遠くない奈良県内の平地でマイタケに出逢ったそうです。切り株の根際にカワラタケのようなものが・・・。
近くで見ると、舞い上がるほどの喜び!・・・
 市販品とは違う濃縮された旨みで最高級品だったそうです。
  場所は内緒。「シロは聞かざる。言わざる。」が鉄則。

 うらやましいです。やはり、ひたすら歩くことですかね。
 キノコは健康食品といいますが、食べるだけでなく、探し歩くのが一番の健康の基のようです。

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 これは、これは コウタケ(香茸)!
 京都のDさんからはコウタケの素敵な写真をお送りいただきました。
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 「きょうは会社を休んで神戸の友人のフィールドに行きました。コウタケ・クロカワ・コウボウノフデ・ヌメリツバタケ・ヤマブシタケケロウジ・ヤマヒガサ・スリコギタケ等のキノコがありました。
 裏だけ見るとコウタケもケロウジも似ていました。
 コウタケはお醤油の香り
ケロウジは甘い香りがしました。
 
お土産にコウタケの乾燥品を頂きました。次回1116日は参加したいと考えています。このお土産のコウタケを料理して持って行きたいと考えていますが、調理方法を教えて下さい。

 ・・・私も一度会ってみたい食べてみたいキノコです。「キノコおいしい50選」では「座布団コウタケ」といってカサ径3,40cmのものが有るらしいです。この本では、「ぬるま湯で戻してコウタケご飯」とある。ネット等で調べると、湯でこぼしてのコウタケご飯、そのお握りがお勧めとするものが多い。このほか、パスタ、すまし汁、玉子とじ、肉類などとの煮もの、炒めご飯、煮つけ等。天ぷらは歯ごたえ・香りが楽しめるとある。・・・楽しみです。
☆ すぐに、奈良のDさんより料理法のメールをいただきました。
「コウタケの料理方法。
 私の田舎ではコウタケは干して保存していました。お節料理、結婚式や葬式の料理に使う高級食材で、日常口にすることは有りませんでした。
 干した物は水に戻してから甘からく味を付けた煮物が普通でした。
 話によると、ナマは炭火で焼いて、醤油を付けて食べるとお酒が進むそうですが、下戸の私は経験がありません。
 私は昨年、田舎の友人からもらったナマ物を甘からく煮物にしましたが、乾燥品に比較して少し香りは少なかったが、結構美味しい料理に成りました。以上は私の拙い経験と知識ですが、お役に立てれば嬉しいことです。」
左コウタケ、右ケロウジ 左コウタケ、右ケロウジ

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 これは、また、すごい!
  ♪ この〜茸 何の茸〜。。。
 (恒例、Oさんの和歌山のキノコレポートです(写真も)。
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 「皆様、少々ご無沙汰いたしました。
 相変わらずキノコと戯れ踊り、前回の報告から二度実家へキノコ帰省、一箇所キノコ狩りへと行ってまいりました。
 とりあえずは昨日とれたてホットなものをお送りいたします。
場所は実家へ至る山道にて。
 題通り、♪この〜茸 何の茸〜。。。というわけで、。。。ナラタケかと思ったのですが、ん〜どうでしょうか?栗の立ち枯れに満開となりつつ♪」
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 ---すご〜い株!それに全然傷んでないじゃないですか!これにも舞い上がりますよ! いわずと知れたArmillaria(腕輪)ですよね。 種小名はともかく。 (s-kinoko)
見事!すごい株。 全然いたんでない。惚れ惚れとする美しい姿です。



Part 5  2008 (10-2) 10月   2/2

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