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Part 5  2008 (11-1) 11月   1/2
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きのこ観察会、個人的な散策で出逢った
四季折々の花、きのこ・・・写真と雑文です
さらに、メーリングリストでいただいた仲間のメールの一部を転載しています



 11月01日 恒例 和歌山のきのこ レポート
 
 Oさんからのメールをいただきました(写真も)。 本当に僥倖でした 
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 週頭のキノコ帰省では初っ端からあのような光景(10月29日の項参照)を目撃し、キノコ目にフラッシュをたかれた思いでその日は終わりました。
 朝からの冷えもあり、求めるアレが生えている姿を探していましたが、
結局みつける事叶わず、今回大収穫のカノシタ君と、やはり僕を裏切らないオオムラサキアンズタケの大歓待を受け家路につきました。
 家に付くと、例の<ゆりちゃんおばやん>が「おい、お前帰っとったんか。これな、とってきたからやるわ!」と、立派なあれを二本。。。複雑な嬉しさを憶えつつ頂戴しました。
 おばやんがスッポンタケの卵を持って僕に聞きにきていたのも驚きでしたがw
 初めて行くキノコゲレンデも楽しいものですが、故郷の野山を駆け回る事は格別で、子供の頃をなぞるようで楽しく、また毎回驚きに満ちた濃密な時間でもあります。
立派なあれとは、例のマ・・・ですか? ↑ カノシタ


これが
例の立派なあれ・・・と・・・


これの大歓待
オオムラサキアンズタケ

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 大阪泉州のきのこ ・・・ 臭い奴ばかりで、すみません!
 
 香り高きキノコのすぐ後が、これのお出ましで・・・ごめんなさい。
 
先週の観察会は憎き雨。その後は、一滴も降っていないし・・・・今日はあまり遠出する元気もなく、堺方面へ。
期待していたキノコとのめぐり合わせが悪い。雨が降って数日して期待していくと、出ていない。当てもなく出かけると数日前が食べ頃・・・の繰り返し。学習効果なしの自分にいやになる。先日も、カサ十数センチのものが、虫の餌食。
 今日は、乾燥状態で、きのこらしいものに全く出逢えない。

 
ところが、木片チップの上は、保水力が良いのか、臭いきのこがたくさん頑張っている。
 このニオイに寄って来て、生活範囲を広げてくれる虫たちも寒くなるといなくなるから、いま頑張っておかないと。写真を撮るのに近寄り、構えるだけでも臭うが、姿をみているとヒョウキンで可愛い。



「臭くてどうもスミマセン!」

頭を下げる キツネノタイマツ


この子は威風堂々
キツネノタイマツ
カニノツメの行列


こちらは・・・堂々

サンコタケ


貫禄充分 ドシッと
お上品に「お」はつけない
”オツマミ” と思って、
口に入れると、悪臭地獄
ツマミタケ

この子も 恐縮 この小さいこと
サンコタケ



 11月02日 今日の、京の・・・きのこ
 
所用があり、京都へ。この一週間雨もなく、さすがにキノコには出逢えそうにないが、京都御苑を少し歩いてみる。
 京都御所の東側の松林の中、通路より少し林に入ったところに「皇女和宮生誕の地」の説明板がある。その松林でムラサキシメジ、カニノツメ、ニオイコベニタケが一週間の乾燥にもめげず、顔を見せてくれた。

白く色あせたものが多い中
ヒダの紫がとても美しい
ムラサキシメジ
緑に覆われた緑陰では
小さなちいさな ニオイコベニタケが
最近、カニノツメとよく出逢う
後ろは御所の塀



 11月03日 熊本のきのこ
 
転勤のため10月に熊本へ引越しされたHさんよりメールをいただきました(写真も)。
 ・・・タモギタケって寒いところのキノコとばかり思っていました。熊本でも見られるのですか・・・?

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「こんばんは、Hです。キノコシーズンに突入し、引っ越しの荷物 はそのままに山歩きをしてきました。
 ・・・・タモギダケとたくさんのマスタケと出会うことが出来ました。マスタケは成菌で食べるには少し遅すぎましたが兎に角たくさん出会いました。お土産は無しかと諦めかけたら、何と食べごろのヌメリスギタケに遭遇、みそ汁で美味しくただきました。
 キノコシーズンの残りわずか、頑張ってシロを探します!。」
この美しい色合い素敵ですね タモギタケ 可愛いです ヌメリスギタケ幼菌
らしいスタイルです ツキヨタケ マスタケ 大きな株

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 11月03日 ナメコ 湖北のきのこ

大和郡山市のHさんよりメールをいただきました(写真も)。
・・・おいしそうナメコ。小さいきのこはクリタケだろうか?(simo)
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 みなさん、こんばんは

 昨日、湖北の山で、ぶなの黄葉を楽しみにいって参りました。
 そこで、なめこに出合いました。私は天然のなめこが、はえているのを初めてみました。天然のなめこを今日は、お味噌汁にいれて
楽しみました。

 名前はわからないけれど、いくつか写真を・・・
このカサのササクレの感じ クリタケの幼菌でしょうか クリタケの成菌だろうか?
この足の感じは ナメコの赤ちゃん? 素晴らしい ナメコ 逢いたいな!
極上品のナメコ この子は誰の子だろう クリタケ?



 11月04日 和泉葛城のきのこ
 同じブナ林でも、和泉葛城山のブナ林。Hさんの湖北の可愛らしいナメコ、クリタケの写真を見ていると、降水量を考えて動かなければと思う。
 大阪は雨が少なく、乾燥状態。ツキヨタケも乾燥シイタケのようになったものが多い。それでも、斜面の下のほうの倒木に比較的鮮度のよいものを発見。発光の写真を撮ろうと昨夜は遅くまで悪戦苦闘。気合の入りすぎで、絞りすぎではノイズだらけ。あまり絞らず撮るほうが正解のようだった。何とかツキヨタケの発光の使えそうな写真になる。

 ウスキブナノミタケもカサが乾燥して、少し色あせているが小さくとも凛として素敵だ。ヌメリツバタケモドキだろうヒダが波打っている。大きな倒木であり、かなり水を含んでいるようで、雨のない中でも幼菌が少し顔を出しかけている。
ツキヨタケ 発光 ツキヨタケ

ヌメリツバタケモドキ ウスキブナノミタケ



 11月06日  宝塚のきのこ 
 
 Oさんからのメールをいただきました(写真も)。 紫の君、頬紅の君
 
ここのところ、キノコ散策というよりキノコ狩りの方で走り回っています。やはり、食用以外のところにも目がいきまくりなのですが♪
 先日の散策で目的通り出会えた、ムラサキシメジとクリタケ、ムラサキアブラシメジモドキです。ナラタケも沢山とれましたが、やはりこの三種の姿が特に素敵で。目でもかなり味わえました。
 ムラサキシメジの足元のフカフカマットのさわり心地も楽しみ、
 可愛いクリタケ君たちは小鹿の群れを見ているようで。
 ムラサキアブラシメジモドキ(やっぱり長っ)は渇き気味でしたので艶々の紫の君でした。
 そして、今回の散策で出会った「ん?これは何だろう?」と、特徴があるのに頭の中のキノコ記憶に符号しないし、心地よい違和感すら覚える2種がありまして♪  2種とも近い範囲の雑木林で地上から生えていました。
 1つは写真にあるとおり、白いお姿で傘(頬に薄く紅をさしたような)。。。べっぴんさんです。焼き麩にも見えますがw 気になり仲間と持ち帰りましたが、「ドクツルタケ風ではあるなぁ」との見立てもありましたが、一先ずその場での判断は保留に。柄の根本にしっかりとした壷がある事も含めて考えてネットで似たキノコを探したところ、たぶん、アケボノドクツルタケかなと思います。やはり、べっぴんさんには毒があるということでしょうか。
 ・・・アケボノドクツルタケ(?)の近くの地上から生えていたヤツで、仲間が採取したんですが、どうもその際の状況が不鮮明で柄の根本が確認出来てないんです、抜こうとしたらポコっととれたとの事で、朽ちてたんでしょうか。。。柄が長めですがずんぐりむっくりと。。。全体的に細かい毛羽立ちというか、ベルベット?のようであり、触った感じがどう表現してよいのか、モチモチしていました。
香りがなんとも甘いような・・・やはり、気になるきのこです。
ムラサキシメジ ムラサキアブrシメジモドキ クリタケ


確かに頭の中心は紅
アケボノドクツルタケ(青木氏仮称)? ?
現在では、仮称が外れAmanita atkinsonnianaの学名が付いています(11/7訂正追記)
???



 11月09日  立冬過ぎ
    
岡山県北の紅葉 

 暖かい日の多かった秋も、立冬を過ぎ一気に秋の深まりを感じる。岡山の津山で一人暮らしの義父と奥津渓のモミジを見に行く。
 さすがに立冬過、先日来の雨で、埃も洗い流され、ウットリする紅葉の美しさだ。
 道の駅では、クリタケが並んでいる。「シモタケ」との表示がある。霜の降りる季節に生えるからだろうか。
 先月アミタケ、ハツタケ、シロヌメリイグチが大歓迎してくれた松林も、半月ほどの晴天続きでキノコの姿はほとんどない。それでも、ハタケシメジの幼菌が顔を見せてくれ、義父の夕餉の一品になりそう。

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  熊本のHさんからは、熊本のきのこ散策で見つけたシイタケ、ヒラタケなどの写真を送っていただく。
 大阪のKさんからは、ハタケシメジのダイエット食のレシピ・写真を送っていただく。
奥津渓の紅葉 岡山県北のハタケシメジ
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 超近場の森林公園 ヒラタケ、シイタケ
(熊本のHさんより) 
ハタケシメジ、糸コン、ウスアゲの炊き合わせ
(大阪のKさん)



 11月10日  街路樹のきのこ  ヌメリスギタケモドキ
 京都にお住まいのDさんより、レポートをいただきました(写真も)。
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 「昨日、いつもヒラタケが出ている街路樹のプラタナスの木をチェックしに行きました。昨年は手が届く所に出ていたヒラタケはてっぺんの方で出ていて採取する事はでませんでした。
 その代わりこんなキノコが出ていました。ヌメリスギタケモドキです。こんな所でこんなキノコ。ビックリしました。
 でも、食性なので練習用に甘辛く煮つけてみました。個体はしっかりしていて、少し埃臭いですが歯ごたえはしっかりしていました。美味しい??」
ヌメリスギタケモドキ 甘辛煮



 11月10日  矢田丘陵のきのこたち

 
横着していて、奈良のキノコとしばらくご無沙汰。気になっていたところ、生駒のTさんから可愛いクリタケなど久しぶりに奈良のキノコの様子のレポートをいただく(写真も)。
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 「15日は・・・に行けないので、今日行ってきました。クリタケ出てきています。
 ・・・のクリタケは来週が発生のピークですね。ただ、観察会のコースでは1、2株見つかるかどうか。皆さんのキノコ目に期待します。
 今日の感じでは、キノコ少なそうです。天候次第ですがムラサキシメジたくさん出て欲しいですね。

ツチグリ これは、姫のほうでしょうか?
ヒメロクショウグサレキン?



 11月12日  三田のきのこ  思わぬ出逢い、♪篭目〜篭目〜
 
Oさんよりのお便りです(写真も)。
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・・・三田市へキノコ狩りに行ってきました。
 小雨上がりで可愛いクリタケ君たちやオオキツネタケらと出会いつつ歩き、山道を塞いだ倒木を見ると
ヌメリツバタケがその白い姿で群れをなして♪一瞬、ヒラタケかと思ったほど美しいそのヒダ。滑りにも驚きつつ、収穫祭となりました。
 また、途中倒木に目を凝らすと極小(ピンタケぐらい)のキノコが2つ生えており、何とも言えない青!余りの小ささに、まったく何処の子か検討付かず。。。一応撮ってみました(型落ちコンデジ&素人にはかなりキビシー状態)
 点在するムラサキシメジを収穫しつつ、キツネノエフデかスッポンかというサイズのタマゴがあったので三つお持ち帰り♪帰り道では執念深く見回しつつ帰っていると視界に違和感が!地面からニョッキリ生えたその姿、最初は冬虫夏草かと慎重に掘ってみるも何も出ず!コスリコギタケだろうと言う事に。しかし、なんという姿だろう。。。
 家に帰って眠りにつき。。。ふと、目が覚めて何か良い臭いがするなと見て見ると、。。。あっ!!。。。。カゴタケやったんか!
持ち帰った卵はカゴタケのものだったのです。出逢いたいと思っていたキノコにまさかこんな出逢いをするとは思わず5分ほど挙動不審になりつつ、新鮮な姿を写真に収めました。本当に素敵な果実臭。。。熟した柿の実のようでもあり、人工的・ケミカル的な香り。。。子供の頃買った香りつき消しゴムのようでもあり。
形も、本や話で見聞きしていたけどやはり信じられない構造と質感で♪他のタマゴのうち、一つは手ごたえあり二日起きましたが反応なく。。。
割って手助けしてみましたが、このような次第で動きなく。他の腹菌同様香り無し。まぁ、開く前の姿も確認出来たので良しかな。
 残る一個も気配怪しいですが、どうにか見守り続けてみます♪」
カゴタケ 図鑑では甘いニオイとある  私は、手の中でゴソゴソ動き出しびっくりしたものでニオイはかいでいない


ヒダが綺麗ですね ヌメリツバタケ

コスリコギタケ

???



 11月12日  生駒のきのこ  晩秋きのこたち 
 生駒山のキノコをマメにチェックして下さっていたHさんが熊本へ転勤され、生駒山のきのこ情報が少なくなっていたのですが、東大阪のYさんが素敵な写真を送ってくださいました。
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 「東大阪のYです。昨日、好きなきのこの一つモエギタケを求めて生駒を散策しておりましたら、バッタリとSさんに出会いました。少し立ち話をし、クリタケが採れたとのことでおすそ分けを頂きました。
 残念ながらモエギタケはもう終わりでしょうか、3個体ほど有ったのですが傘が開きと言うよりそってしまっていてあのきれいな緑もあせていました。幼菌の深い緑を期待していたのですが。
 しばらくして、私もクリタケ発見!7~8枚撮り、もっと取りたかったのですが時間がなく、虫のため、来年のためにも彼らをそのままに移動しました。
 Sさんと出会って話の中に”エノキが出ていないね”というのを思い出し、久しぶりにエノキスポットのある下りを大阪側へ。有りました、有りました小さな一株だけ。しかし色があまりにうすいので違ったかなと思いましたがエノキですよね。すでにうす暗く、私の身長よりずっと上に出ていたのでうまく撮れません。なんとか数枚撮りましたがピントが甘いようですっきりしません。やむなく株ごと採って倒木にのっけて撮りました。
 ところでDさん、クリタケ、エノキタケ、おいしそうに撮れているでしょうか。帰宅した時はすっかり暗くなっていました。
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 日曜日の観察会でもこんな可愛い、おいしそうなエノキタケ、クリタケと出逢えるといいのですが・・・。後は、お天気を祈るのみ。

これなら、クリタケのネーミングが納得できます。 いい色合いですね。
可愛い幼菌です カサは色白ですが、黒いタイツは特徴的ですね エノキタケ



 11月15日  串柿の里 四郷 そして葛城古道の山伏茸  
 この時季になると和歌山の串柿の里が恋しくなる。四郷町も合併によりいまでは葛城町となってしまっている故郷を思い起こさせてくれる風情があり、景色を眺めているだけで随分心が癒される。
 葛城古道 高鴨神社 山伏茸

 紅葉が気になり、葛城古道の南の端の高鴨神社を訪ねる。高鴨神社は古い豪族である鴨一族の発祥の地にあり、全国の鴨社(賀茂社)の総本宮にあたる。静かで、ひっそりとした雰囲気が好きで秋の紅葉の頃よく訪れるが、コナラだろうか大きな樹の高いところに今年もヤマブシタケが出ている。手持ちで、小さなデジカメではうまく撮れない。紅葉は今始まったばかりで見ごろはもう少し先。来週は急激に寒くなるといから、あっという間に紅葉が美しくなるのだろうが。
 ← コナラの樹だろうか?
 随分高いところにヤマブシタケが二つ

 


アップで撮るが小さなデジカメではなかなかうまく撮れない
 奈良 葛城古道 高鴨神社



Part 5  2008 (11-1) 11月   1/2

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