pagetop

Home
 2020 (2)
1           10 11 12



きのこ観察会、個人的な散策で出逢った
四季折々の花、きのこ・・・写真と雑文です
さらに、メーリングリストでいただいた仲間のメールの一部を転載しています



2020年02月29日 " アミガサタケ "
---
 大阪市のMorさんよりメールをいただきました
 「きのうトガリアミガサタケを見つけました。 1本だけでしたが、2月に見つけたのは初めてです。
---  東大阪市のYmさんからメールをいただきました。「 立派なアミガサ、一番は誰かなと思っていましたがこんなに早く、びっくりです。
 昨日は一年ぶりにアミガサのシロの様子を見に行ってきましたが標高500m前後アミガサはもちろん無理な話です。代わりにかなりの雪が降ったりやんだりと私には初雪で感動でした。」
---  キノコの春のスタートを告げる、まさに春告茸ですね。イチョウの樹下バージョンなんですね。すばらしい写真ありがたいです。
 おまけに、久しぶりにYmのおたよりもいただき嬉しいです。私の編笠茸のエリアはもう少し先になりそです。それでも、来週くらいには姿を見せてくれるのか?要チェックです。(simo.)

ページトップヘ



2020年02月29日 " ツバキキンカクチャワンタケ "
---
和歌山のAsさんよりメールをいただきました
 「ツバキキンカクチャワンタケ、大きく育っています。
 エノキタケの幼菌は後ろに隠れていました。かわいい!
  アラゲキクラゲの産毛が愛おしい。
  偶然にも、シイタケ発見。少し傷んでいるが乾燥させて食卓へ。」(キャプションもAsさん)

---  コロナウィルスの問題で何だか気が滅入ってしまいそうなこの頃。ついつい出かけるのが億劫になります。素敵なレポートを見て居ると元気づけられます。ありがたいことです。
 どの子も愛情が注がれ、美しい姿で捉えられ素晴らしいです。ツバキキンカクチャワンタケも光線が美しさを際立たせてくれウットリとします。よく知らないと、ニガクリタケの幼菌はエノキタケの幼菌と間違いそうですね。シイタケ嫌いの子には、天然の濃厚な旨さのシイタケを一度味合わせてあげたいです。菌床栽培のものとは風味も味わいも随分と違いますね。(simo.)
ツバキキンカクチャワンタケ ニガクリタケ
エノキタケ幼菌 エノキタケ幼菌
クロチャワンタケ子嚢 クロチャワンタケ子嚢
シイタケ アラゲキクラゲ

ページトップヘ



2020年02月26日 " エリカのキノコ "
---
 大阪市のMorさんよりメールをいただきました
 「エリカの根元に生える子嚢菌をホームセンターで見つけました。売っているエリカのうち一株にたった一つの子実体が出ているだけでしたが、見たかったキノコに出会えて感激です。
 この菌はエリコイド型菌根を作ってエリカと共生している可能性があるようです。エリカは海外原産の植物ですから、フウノミフデタケやユーカリ樹下のキツネタケ属と同様、植物と一緒についてきた外来種なのかもしれません。
 近所の林では、カラムラサキハツらしき今年初のベニタケの仲間Russulaや定番のツバキキンカクチャワンタケがありました。春にしか出ないハラタケの仲間には少し早かったようです。ツバキキンカクチャワンタケは持ち帰り、数年ぶりに顕微鏡を使って観察してみました。
」(キャプションもMorさん)

---  ベニタケの姿を見ると春を感じます。春のお便り、ありがとうございます。懐かしいですね。エリカ属の菌根菌。花も楽しめ、子嚢菌も出ている。まさに「一粒で二度美味しい」。この菌根菌はキノコの少ない1月でも出ていたりしますね。(simo.)
エリカの株 エリカの子嚢菌
ツバキキンカクチャワンタケ ツバキキンカクチャワンタケ
 ツバキキンカクチャワンタケ子嚢x400
 ツバキキンカクチャワンタケ胞子x400    ベニタケの仲間

ページトップヘ



2020年02月24日 沈丁花の香るころ
 庭の沈丁花がたくさん咲いて素晴らしい香りを運んでくれている。嫌味のない大好きな香りです。久しぶりの穏やかな陽射しに誘われ歩いた散歩道。随分と気の早いミツマタが咲き始めている。
 冬キノコのエノキタケ、コケの間のフユノコガサなどが出ている。
 松の腐朽木に生えるアクニオイタケ。柄によじれた筋が目立つミイノオミウラモドキ。杉の落ち葉の間では黄色いチャワンタケが。キノコも春を感じさせてくれる種が出始めている。
ジンチョウゲ ミツマタ
エノキタケ エノキタケ
フユノコガサ フユノコガサ 担子器
フユノコガサ 縁シスチジア アクニオイタケ
キチャワンタケの仲間 キチャワンタケの仲間
キチャワンタケの仲間 胞子 キチャワンタケの仲間 子嚢
   
 ミイノモミウラモドキ   ツバキキンカクチャワンタケ 

ページトップヘ



2020年02月20日 "モクレンキンカクチャワンタケ(仮)"
---
 和歌山のAsさんよりメールをいただきました
 「コブシの花は、まだツボミだが、必然的に樹下に目をやる。あればよいな と願う。落枝にて辺りをかき回す。あった!! モクレンキンカクチャワンタケ(仮)だ。 ツバキキンカクチャワンタケと比べて透明感があり赤っぽい。 * ニセニクハリタケはシナモンの臭いがする。
* Xylaria liquidambarはフウの実から発生。」(キャプションもAsさん)

---  さすがですね。季節の移ろいとともに春を告げるキノコのお出ましですね。私のエリアでは春告茸ともいうべきアミガサ君は晩熟なんですが。もう少しですね。Xylaria liquidambarはフウノミフデタケという和名が付いていますね。(simo.)
 エノキタケ    エノキタケ幼菌
 ニセニクハリタケ    ニセニクハリタケ裏面
Xylaria liquidambar サガリハリタケ
キヒラタケ モクレンキンカクチャワンタケ(仮)

ページトップヘ



2020年02月16日 あいにくの雨 春をいただく
 あいにくの雨。しかし、植物にとっては、生育に欠かせない雨。庭のサクラソウが元気に育っている。スーパーに行くと小さなフキノトウが8つほど入って税抜398円。早速庭を探してフキノトウを採取。手作りの小さな竹の籠で記念撮影。春の苦味を味わう。

ページトップヘ



2020年02月16日 "チヂレタケ"
---
 和歌山のAsさんよりメールをいただきました
 「雨が降ったので、近所を散策する。
 チヂレタケの模様が美しい。 イタチナミハタケのひだの「波は」模様が個性的だ。
  小枝につくスエヒロタケは菊模様、美しい。 美しいものに触れて、私の心は洗われる。
」(キャプションもAsさん)
---  ご苦労様です。キノコの少ない季節に普段は目を留められる機会の少ない子たちに注目するのは素敵です。見習わないと。(simo.)
 チヂレタケ    チヂレタケ拡大
     
 イタチナミハタケ    イタチナミハタケ裏
     
スエヒロタケ ミヤベオオウロコタケ?
ワサビタケ ヒラタケ

ページトップヘ



2020年02月15日 生駒界隈のきのこたち
 春めく気温に誘われ生駒界隈を散策、定例会のコースを離れて歩く。霧がすごく、人気も少ない。まだナメコがいくつか出ている。傘がひび割れている。いつの雨に反応したのかな。エノキタケは何個所か残っているが、残念。カメラの入らない隙間。クロハナビラタケ、キイロニカワタケなどが雨で瑞々しい。シイタケお出ている。スギカワタケ、センボンクヌギタケも可愛い。杉林の黄色いカップを探すが見当たらないが杉黒点枝枯病菌が出始めている。
ナメコ ナメコ
ナメコ ナメコ
キイロニカワタケ クロハナビラタケ
シイタケ センボンクヌギタケ
スギカワタケ スギ黒点枝枯病菌
スギ黒点枝枯病菌 胞子 スギ黒点枝枯病菌 子嚢

ページトップヘ



2020年02月14日 春めく 南河内の散歩道
 異常な暖かさで、庭のフキノトウが立派に成長し、沈丁花もほころび始めている。 
 散歩道でもミツマタの花がほころび始め、紅色の馬酔木も春を感じさせてくれる。どなたかが枝に乗せたみかんを目当てにやってくるソウシチョウ=相思鳥が可愛い。しかし、「日本の侵略的外来種ワースト100」の一種という。
 暖冬でも冬キノコのエノキタケが目に入る。このところの雨に反応したキノコも元気だ。落枝上には透明感のあるタマキクラゲが、またスエヒロタケの瑞々しい姿など、、、飽きない。
   
 庭のフキノトウ   沈丁花も咲き始めている 
ミツマタ アケボノアセビ
ソウシチョウ=相思鳥 ソウシチョウ=相思鳥
エノキタケ エノキタケ
タマキクラゲ タマキクラゲ 胞子
   
 タマキクラゲ 担子器   スエヒロタケ 瑞々しく美しい 
     
ツチグリ     ニクコウヤクタケ
   
 ニクコウヤクタケ トゲ糸状体   ニクコウヤクタケ クランプ 

ページトップヘ



2020年02月14日  " エノキリウムも大きく…"
 ---
和泉市のYs(小4)さんよりメールをいただきました
 1月13日にPOPなきのこ展で作ったキノコリウム(なめこ)がすごい勢いで育ってきました。
1枚目の写真は3週間後:まだかわいい
2枚目の写真は4週間後:5日間でこんなに成長するとは…
そして倒れそうになったので、採取しました。 採ったナメコの傘で胞子紋をとり、その胞子を顕微鏡でみました。 すると、学名(小さな胞子のきのこ)通り、胞子がとても小さかったです。
うまくいけば2回目も生えてくるそうです。楽しみです。

 
--- 素晴らしいレポートありがとうございます。
 うまい具合にのびのびと成長しましたね。野山で見るものに比べ随分と上品な感じがします。温度管理、湿度の管理がしっかりとされ、ストレスが少なかったのでしょうね。写真は勝手にトリミングしました。ごめんなさい(simo.)

 
 

ページトップヘ



2020年02月12日  " ナメコリウム"
 ---
和泉市のYs(小4)さんよりメールをいただきました
 1月13日にPOPなきのこ展で作ったキノコリウム(なめこ)がすごい勢いで育ってきました。
1枚目の写真は3週間後:まだかわいい
2枚目の写真は4週間後:5日間でこんなに成長するとは…
そして倒れそうになったので、採取しました。 採ったナメコの傘で胞子紋をとり、その胞子を顕微鏡でみました。 すると、学名(小さな胞子のきのこ)通り、胞子がとても小さかったです。
うまくいけば2回目も生えてくるそうです。楽しみです。

 
--- 素敵なお便りありがとうございます。暖冬では温度管理が大変だったのではないですか?立派に育ちましたね。幼菌の何とも言えない可愛さ、育ったナメコの特徴もよくわかります。これで冬の山で天然ものと出逢っても確信を持って同定できますね。胞子写真も形状が分かるよい写真です。写真は勝手にトリミングしました。ごめんなさい(simo.)
 

ページトップヘ



2020年02月08日 寒いが 散歩道では春の兆し
 立春を過ぎてからの冷え込みが厳しい。寒い中でも散歩道を歩くと、春の兆しが、、、。
 ネコヤナギ:暖かそうでフワフワ。何とスミレが咲きはじめ、露地栽培の福寿草も咲き始めている。ニワトコも芽吹いている。新芽を春の山菜としていただける。 可愛いシジュウカラ。ヤマガラにも出逢え素晴らしい散歩となる。
 冷え込みが厳しく、乾燥続きでキノコは少ない。クロハナビラニカワタケはカラカラの乾燥標本状態。何とかツバキキンカクチャワンタケがいつも元気で楽しませてくれる。ヤシャブシの果序上の小さなお皿状のキノコ=Mollisia amentaceaが出始めている。 
 ネコヤナギ
 ネコヤナギ スミレ
 露地栽培の福寿草    ニワトコ
     
 シジュウカラ   ヤマガラ 
   
 クロハナビラニカワタケ    Mollisia amentacea
   
 ツバキキンカクチャワンタケ    ツバキキンカクチャワンタケ

ページトップヘ



2020年02月04日 立春:吉野路の福寿草
 立春だが寒い.。しかし、久しぶりの晴天。春を探しにフクジュソウの自生地の西吉野へ。例年なら雪から顔をのぞかせるフクジュソウが可愛いが、今年は暖冬で雪は残っていない。それでも霜が降り花びらにも少し残っている。
 貴重な自生地を残し、お世話いただいている方には頭が下がります。素敵な春を感じさせていただいた。
  
 
     
     
     
     
  

ページトップヘ



2020年02月02日 " ユーカリ菌 "
---
 大阪市のMorsさんよりメールをいただきました
 「行ったことのなかった場所を所用のついでに今日少し歩いてみると、キツネタケの仲間がたくさん出ていました。
添付写真のユーカリの木から半径3mほどの範囲に無数に発生していて、別のユーカリの根元でもちらほらと姿が見えます。
写真では群生の様子がわかりにくいですが、ユーカリの付近にしか出ていないのがとても興味深かったです。
2014年2月にも別の場所のユーカリの木の近くでキツネタケの仲間を見かけました。しかしそのときはそれがユーカリ由来だと気づかず写真を撮っていなかったので、きょう出会えたのが嬉しいです。
周囲に松やドングリの木は1本もないので、このキツネタケはユーカリに菌根を作っている可能性が高いと思います。
DNAを調べるなどして系統を分析しなければ本当のことは分からないと思いますが、このキツネタケはユーカリの根にくっついてオーストラリアからやってきたのかもしれません。
関東方面のユーカリ樹下ではキツネタケ属のほか、キショウゲンジの仲間の地下生菌などの外来種が見つかっているとのことです。

下記の日本菌学会大会講演要旨によると、1990年代に植林された三重県のユーカリ林では2004年の調査でキツネタケ属Laccaria
fraterna(Wikipedia等にはオーストラリア原産と記されている)やニセショウロ属Sclerodermaが確認されたようです。
三重県亀山市のユーカリ植栽林における外生菌根菌子実体の種多様性
https://www.jstage.jst.go.jp/article/msj7abst/50/0/50_0_67/_article/-char/ja/ 」(キャプションもMorさん)

---  貴重な情報ありがとうございます。勉強になります。お書きになっておられる事情を知らないとキツネタケで済ませてしまいそうです。(simo.)
キツネタケ属_01 キツネタケ属_02
キツネタケ属_03 キツネタケ属_04
キツネタケ属_05 キツネタケ属_06
ユーカリの木 左下に群生

ページトップヘ



2020年02月02日 南河内の散歩道 春の気配
 南河内の散歩道。立春が近い。あちらこちらで見かける梅の種類がグンと増えてきている。散歩道の林床ではセリバオウレンの花が咲き始めている。静かで上品な花が春の気配を感じさせてくれる。
 当てにしていないが、歩いているとそれなりにキノコにも出逢える。それにしてもヌルデタケは面白い形状だ。如雨露(ジョウロ)の蓮口(ハスクチ)のような小さなキノコがたくさん並んでいる。口を見ると沢山の小さな孔が見える。端正な造には驚かされる。
林床で静かに咲く セリバオウレン 緑萼
南高 緋梅
鹿児島紅 エノキタケ
ヒラタケ ハチノスタケ
ヌルデタケ ヌルデタケ
 ヒメキクラゲ   コガネニカワタケ 
   
カミウロコタケ カミウロコタケ 独特の形状の厚膜シスチジア

ページトップヘ



2020年02月01日 寒い!それでも春はすぐそこ
 暖冬続きで、1月28日の大阪の最高気温は19.1度と1月の観測史上最高気温を更新。暖かさになれた身体には、ここ数日の平年並の気温がこたえる。奥手の我家の庭の梅も見ごろを迎えつつあり春の近さを感じさせてくれる。
 曇天で風もあり寒いが生駒界隈の低山の散策に出かける。どんな暖房より身体が温まり、そのうえ冬の寒さに負けずに出ているキノコにも出逢えありがたい。
白加賀(シラカガ) 甲州最小
ヒラタケ エノキタケ
シイタケ シイタケ
スギカワタケ センボンクヌギタケ

ページトップヘ



2020年02月01日 "ダイダイガサ"
---
 和歌山のAsさんよりメールをいただきました
 「少し暖かく、雨の日も続いていたので、きのこ探しに出かける。 ダイダイガサ、チャムクエタケモドキが出ている。これらは早春のきのこなのだが… 遠くに黄色いものが枝にくっついている。まさか「ダイダイガサ」とは、驚き、驚き!
 この幸せ感がたまらない。」(キャプションもAsさん)

---  流石です。歩いて、丹念に観察されると結構な出逢いがあるものですね。この季節i、こんなにたくさんのキノコを見せていただきありがたいです。今年の暖冬のせいでしょうか?今頃ダイダイガサですか?驚きです。ウスヒラタケにも驚きですね。寒茸=ヒラタケの季節ですよね。(simo.)
 
   
 ダイダイガサ    ウスヒラタケ
   
 キヒラタケ    チャウクエタケモドキ
     
 ヒナコガサ?    ムササビタケ
   
 シワタケ    ハチノスタケ



 2020 (2)
1           10 11 12



ページトップヘ

Home