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Part 9 2012 (12) 12月
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きのこ観察会、個人的な散策で出逢った
四季折々の花、きのこ・・・写真と雑文です
さらに、メーリングリストでいただいた仲間のメールの一部を転載しています



 2012年12月27日”里山のきのこ ”
 ---  和歌山にお住まいのAsさんよりメールをいただきました
 「20日前、訪れたところには無かったものが。なんとエノキタケが発生しているではないか。早速、ありがたく、いただくことにした。」(キャプションもAsさん)
 ・・・ 寒さに負けずにご活躍のAsの目にはいろいろなキノコが飛び込んでくるのですね。寒い中でもカラフルで美しい子たちがたくさんいるんだ(simo)。
シカタケ:乱れた管孔が特徴。
表面は黒い筋と先端は白い縁取りの環紋
ムラサキゴムタケ:湿気のある材上に発生。ビョウタケ科。
名称はムラサキチャワンタケではなくムラサキゴムタケ。
アラゲコベニチャワンタケ:湿った倒木上にあったが、
剛毛(まつげ)を見たさに葉っぱの上に置いてしまった
ツノマタタケ?(鮮黄色を遠くから見つける。ツノマタとは海藻のことらしい。本種はへら形というよりやや袋状。)
クヌギタケ属?
(極めて小さい。傘の条線を撮るため悪戦苦闘。)

アクニオイタケにもみえますが?(simo)
ヒトクチタケ幼菌:老菌のかたわらに幼菌が頭をだしている
まもなく世代交代か?)
ニセニクハリタケ(裏面は針状。甘い臭いがする。) エノキタケ(この暗褐色の柄を見れば
エノキタケに間違いなし。)




  2012年12月24日  寒い! 冬枯れの南河内にて
 風邪で少し休養。やっとマシになり近所の散歩道に出かけるが大阪としては平年の厳冬期より寒い。先日来の雨のあとでもあり若干期待して出かけるがこの寒さではキノコも・・・。
 林縁の低木によじ登るタンキリマメの真っ赤の実がなかなかインパクトのある色合い・姿だ。近くの落枝にはコガネニカワタケ。立ち木に生えるアラゲキクラゲも何故か寒そう。すっかり葉を落とし見通しがよくなった林では、落枝にところどころキノコらしいものが見える。坂道を上り下りして近づくと殆どハチノスタケだ。
 そうそうボチボチ椿の樹下の季節。落ち葉を掻き分けて探すとツバキキンカクチャワンタケがパッとほぷしを飛ばしている。こんなものかなと帰ろうとすると小さなものが目に入る。ヒメスギタケだ。 
タンキリマメ コガネニカワタケ
アラゲキクラゲ ハチノスタケ
ツバキキンカクチャワンタケ ヒメスギタケ



 2012年12月18日”里山のきのこ ”
 ---  和歌山にお住まいのAsさんより
      メールをいただきました

 「谷道を歩いていると思いがけないものに出会いました。
 それはハナビラニカワタケ。こんなに大きいハナビラニカワタケに出会ったのは初めてです。
 私はやや興奮気味。しかし、心地よい。」 (キャプションもAsさん)

 ハナビラニカワタケ(重なりあった八重咲きの花房状、ゼラチン質でやわらかい→

・・・ 
私など、見なかったことにしてしまっている子達にも、暖かい眼差しを向けておられるAsさん。さすがです(simo)。
 
ハナビラニカワタケ
(広葉樹の倒木上に発生。少し日数がたっているようだ。)
チャウロコタケ 表
(表も裏も同じような模様で、
どちらが表なのか裏などか解りにくい。)
チャウロコタケ 裏 チヂレタケ 表
チヂレタケ 裏(脈状のひだが放射状にひろがる。) オシロイタケ(触れると果実のような甘い臭気を感じる。)
オシロイタケ下面 オシロイタケ断面(肉は柔軟でもろい。)



  2012年12月16日  久しぶりに暖かい週末
 久しぶりに暖かい週末。昨日・今日と乾燥注意報を解除してくれるお湿りがある。散歩道を歩かないわけには・・・。
 暖かさ&お湿りに、きのこたちもホッとしたのか?久しぶりに賑やかで元気もりもり。冬でも達者なエノキタケ、シイタケ、スギエダタケ、ハダイロガサ、ニガクリタケ・・・充分堪能させていただく。
 工作に使うメダケを探していると立ち木になんと立派なヒラタケ。何とか手の届く範囲は収穫できたが・・・手の届かないところのほうがはるかに多い。まア!いっぱい胞子をまいてくれたら、そのうち近くでドッサリいただけるのでしょう。



 2012年12月12日
   
”キノコな紙幣 ”
 ---  お久しぶりです。
          Oさんよりメールをいただきました

 「 皆さんご無沙汰しております。
 キノコを追いかけて行く先々の仲間と会い、東京や長野まで遠出したりと動きすぎた秋が終わりようやくひと心地つきました。
 仕事もあいまって、奈良キノコの観察会にも行けずで・・・。来年はまた皆さんと歩きたいなぁ。
 っと、寒い季節にホットなキノコネタをブログに書きなぐりましたので、お暇な方はどうぞ♪
 今回やっと入手したコスタリカの紙幣の話です。
 なんと、最高額紙幣にキノコが描かれているんです♪コスタリカ特産種のイグチの仲間が学名入りで。他にもシロキツネノサカズキモドキに近いとおぼしき、特産種の可憐なチャワンタケが描かれた紙幣も!もしかしたら、世界で初めて国の紙幣に書かれたキノコかもしれません♪」



  2012年12月09日  大阪でも薄っすらと雪 寒ボタンのころ
 朝起きると近所の屋根に雪が残っている。寒いがこの雪で寒ボタンが綺麗かも・・・。雪雲で空は暗く雪の舞う中、峠を越えた當麻の町の石光寺へ。ところどころ雪が残っているがボタンと雪をワンセットで収めるほどの雪は残っていない。
 被写体は強風でゆれるし、舞う雪で身体はどんどん冷えてくる。退散して少し寄り道。キノコは少ない。かなり腐朽の進んだ切り株の洞の寒さに震えながら少し顔を出したエノキタケの幼菌、音が聞こえそうなシイタケの生まれ出る幼菌など・・・小さいけど楽しませてくれる。
石光寺 寒牡丹 石光寺 名残のモミジ
石光寺 寒牡丹 寒さに震えながらも
顔をのぞかせるエノキタケの幼菌
樹皮を破る音が聞こえそう
シイタケの誕生
少しお兄さん?シイタケ



  2012年12月08日 河内のきのこ
 朝刊の天気予報を見ると、お日様マークが並んでいる。しかし外は暗く曇っている。激しく寒い風の中、そのうちお天気も好転するかと期待して散歩道を歩くが結局雨に降られキノコは少ない。
 目立つものは、エノキタケの株の小さなものが一箇所だけ。ここしばらくは、体力維持のための散歩と割り切り歩くしかなさそうだ。
林縁のヤツデの花が目に入る
八手のはずだが葉は9裂
図鑑で調べると9裂または7裂で8裂は無いうようだ
小さなエノキタケの株
アカウロコタケ 胞子をすべて吐き出し ホッ とした感じ
シロツチガキだろう
シロツチガキ 胞子 シロツチガキ 弾糸 クランプも見える



 2012年12月08日”生駒だより ”
 --- 東大阪市にお住まいのYmさんよりメールをいただきました
 「次第に落ち葉が深くなるにつれ、周りの見透しがよくなってきました。
手袋、耳カバー、ネックウォーマーそしてレッグウォーマーとまさに重装備?で歩く割には成果は無く、Asさんの嘆きが思い出されました。 毎年のことながら、冬は春からの活動に備えてのトレーニングと割り切るしかないようです。
 それでも写真のような可愛い子たちに出会うとそのような考えも吹っ飛んでしまいます。 もちろん期待はしていましたが、木は倒れてしまって、根元の部分からわずかに出ていました。
 昨年は折れる前の幹からもいくつかの株が出ていたのですが、今回は無し、ダメでしょうね。後の二枚は別のところで初めてのところですが、この小さな株だけでした。
 エノキタケ特集になってしまいました。」




 2012年12月07日”里山のきのこ ”
 ---  和歌山にお住まいのAsさんより
      メールをいただきました

 「めっきり寒くなってきました。きのこも少なくなってきました。ちょっと、あせっています。」 (キャプションもAsさん)
 ヒナコガサ(Galerina nana  腐木より発生。傘中央尖る、クリ褐色、周辺は黄土色、条線あり。ガレリナ・ナナとは名前も素敵だ。)→

・・・ 
二十四節季の大雪とはいえ、この時期のこの寒さって、何年ぶりどころではないような?そんな中でも歩き続けるAsって素敵です。負けずに頑張ります。
 エゴノキの花は覚えていますが、なるほど樹皮では・・・落枝にエゴノキタケが生えていればエゴノキですね。(simo)。

 
エゴノキタケ(エゴノキに発生。
これがエゴノキなのかときのこではなく、樹をしみじみ見る。)
エゴノキタケ(下面の模様がいい)
ヒメシロカイメンタケ(きのこは皮質で柔軟。) ヒメシロカイメンタケ裏(管孔が大きく、肉眼で見える。)
ヒラタケ(やっと白こぶ病にかかっていない
ヒラタケに遭遇した。嬉しい限りだ。)
カニノツメ(腕部は雨で淡紅色がおちたようだ。)



  2012年12月02日 寒い曇天 冬の河内のきのこ
 寒い冬、数年にわたり楽しませてくれていたエノキタケだが、切り株が徐々にやせ細り崩れ落ちたところ、カワラタケに占領されたところ・・・なかなかうまくいかない。頭を使うことが苦手な私では、出逢えるキノコは歩く距離にしか比例しない。
 河内の野をあちらこちら歩いて歩いて、やっと小さな切り株に小さなエノキタケのツボミがひとかたまり。細い切り株では今年だけで終わりかな。
 今日はオレンジ色の日?コガネニカワタケのオレンジ、ヒメダイダイタケ・・・なかなか素敵な色合いだ。
キヒラタケはもう少し黄色ぽかったが写真では同調したのか妙にオレンジ色っぽい。毛に覆われ冬支度完了といった感じのキヒラタケの真新しい傘が並ぶ姿も魅力的だ。
 目が慣れてくると、くろっぽく見えづらい子たちも目に飛び込んでくる。これだけ名優たちが顔を見せてくれると、寒さを忘れさせてくれる。
エノキタケの幼菌 コガネニカワタケ
ヒメダイダイタケ 毛皮に覆われた キヒラタケ
ナナフシテングノメシガイ クロアシボソノボリリュウタケ
ワサビタケ  キホコリタケ
殆ど胞子を飛ばした後 クチベニタケ クチベニタケ 胞子



  2012年12月01日 初冬の南河内
 昨夜の天気予報では雨が降ることになっていなかったのに・・・。冷たい雨が時折ザーッと降るいやなお天気。すっかり寒くなりめっきりキノコの少なくなった南河内のいつもの散歩道を歩いてみる。
 やはり少ない、おかげで立ち止まることもなく体が冷えることもないけど寂しいね。落ち葉の積もる中でみつけたムラサキシメジが結構素晴らしい色合いで目に付く。素敵な紫に感謝していると、近くの腐朽木にも紫。ムラサキゴムタケだ。 目が小さなものに慣れると落ち葉に隠れ小さく地味な子が目に飛び込んでくる。特に薬品臭もないのでアシナガタケでよさそうだ。
 地味な景色の中で林縁のヒヨドリジョウゴが鮮やかな赤で美しい。
林縁のヒヨドリジョウゴが色鮮やか 気品ある美しさ ムラサキシメジ
ムラサキゴムタケ ムラサキゴムタケ 胞子
ムラサキゴムタケ 子嚢 アシナガタケ
落ち葉のあいだでこのサイズでは
なかなか気づかない



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