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Part 9 2012 (6) 6月
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きのこ観察会、個人的な散策で出逢った
四季折々の花、きのこ・・・写真と雑文です
さらに、メーリングリストでいただいた仲間のメールの一部を転載しています



  2012年06月30日 半夏生前 南河内
 
大阪では一週間ほど梅雨はお休み中。きのこはあるのかな?体調不十分なのを言い訳にごくごく近場を散策。
 明日は半夏生。さすがにあちらこちらで植わっているハンゲショウ=半化粧が暦を知っているのかのように今見ごろを迎えている。

 期待をせずに歩いていると出ているのがキノコ!探しているときは出ていないアマニタが出ている。このサイズのころは見分けにくいが、確かこのあたりでみるのはイボの付かないテングタケでいいのだろう。
 今日はテングタケのほかベニタケ、イグチ・・・やっと夏の三羽烏のグループの登場です。
 おまけに、小さくて可愛いきのこがそれなりにお出迎えしてくれる。心地よい汗をかいていると天気予報よりも随分早い時間に雨粒が」落ちてくる。退散退散!
テングタケも出始め 紅は色飛びし始めているが ケショウハツ
ニオイコベニタケ キッコウアワタケ
ヌメリニガイグチ 胞子を見ないと確定できないが
この付近で見るのはいつも
ナガミノシジミタケ
ダイダイガサ カブラアセタケ
カブラアセタケ 胞子 カブラアセタケ シスチジア 
ナカグロモリノカサ ノウタケ
サビハチノスタケ



  2012年06月26日 
 " 街中の毒きのこ "
 --- 東大阪市にお住まいのYmさん
           よりメールをいただきました

 「 オオシロカラカサタケ
 山ではあまり見かけない草原性のキノコ。芝生、竹やぶ、畑の隅っこ、街中でも見つけられるごく普通のきのこ。 しかし、下痢、腹痛、嘔吐、発熱、悪寒、時には血便までと凄い言葉が並んでいます。
 スーパーまでの散歩がてら、途中で今年も見つけました。桜並木の歩道部分、ちょうど下校途中の高校生が歩いているすぐそばで。
うまく言えませんが、これもごく普通の世界なんですね。」 
・・・随分と見慣れた普通の風景になっていますね。南方きのこの筈なんだが・・・(simo)



  2012年06月26日 
 " 我が家の小さなお嬢さんたち "
 --- 東大阪市にお住まいのYmさん
           よりメールをいただきました

 「 2010年の今頃、我が家の月桂樹の鉢植えに非常に小さな赤いきのこの発生に気が付きました。びっくりして図鑑をひっくり返し、アカヤマタケと自己断定いたしました。約一週間、一部はH10数oまで成長しましたが、やがて全部黒くなって消えてしまいました。
 昨年は発生はなくすっかり忘れていましたが、先週二個体が出ているのに気が付きました。そして現在、今日の撮影写真です。残念ながらH10o位の立派なのをレンズの先で倒してしまいました(合掌)
 久しぶりのいい天気ですね。きっとたくさん出ているのでは。指をくわえて生駒の山並みを眺めております。」

・・・体調を回復されての”生駒便り”をお待ちしています。(simo)



  2012年06月25日  " キヌガサタケ "
--- 南河内の大学の学生さんTukさんよりメールをいただきました
 「 千早赤阪の知り合いの地主さんから「変わったきのこが生えている」とのことで日曜日に行って来ました。
 すると惜しくも傘が少し壊れているものの長いレースの美しいキヌガサタケが!!周辺を探してみるといくつも白い卵もありました。やはり匂いはひどかったですが・・・。30分ごとに写真を撮ってみました。家に持ち帰って母にみそ汁にしてもらいました。
 この日はもう一品、イロガワリのあんかけも。人参と竹の子とイロガワリであんかけを作り、ゆでた薄切り豚肉にかけてあります。
 オオゴムタケは皮を取らなくても気になりませんでしたよ。むしろちょうどいい食感でした。」
 ・・・ 素敵な写真をみていると食べたくなります。食感・味わいのレポートもまたの機会にお待ちしています(simo)
イロガワリあんかけ キヌガサタケ スープ
キヌガサタケ1 キヌガサタケ2
キヌガサタケ3 キヌガサタケ タマゴ



  2012年06月24日  大阪南河内の散歩道のきのこ
 昨日に続いて今日も梅雨の休憩中。それでもあれだけの雨のあとであり地面はしっかりと濡れている。
 今日はおなじみの大阪の南河内の散歩道を少しあるいてみる。
 雨の恵みを受けオカトラノオの花がいっせいに咲き誇っている。埃も洗い落とされ空気が本当においしい景色だ。
 しかしはやり少し気温が低いのか、蚊が信じられないほど少ない。それに比例するかのように本格的な夏きのこの姿が少ない。
 結局今日はアマニタには出逢えず。イロガワリ、アメリカウラベニイロガワリとイグチの姿は何とか見ることができたが。
 ベニタケも少ない。今日はキチャハツとニオイコベニタケだけ。
 それでも、今年になって初対面のきのこがいくつか出始めている。
 忙しい季節がいよいよ到来。
(オカトラノオの花が白い波にように揺れている)
 
イロガワリ 幼菌 アミリカウラベニイロガワリ
キチャハツ イヌセンボンタケ
キヌモミウラタケ シロゾウメンタケ
シロゾウメンタケ 胞子 シロゾウメンタケ 担子器
ニセホウライタケ ヒナアンズタケ
とても気になる美しさだが ホウライタケ属か?
山桜の立ち木の苔のうえ
ホウライタケ属か? 胞子 ホウライタケ属か? 担子器



  2012年06月23日  " きのこ料理 "
--- 南河内の大学の学生さんのTukさんより
     メールをいただきました

 「 今日の観察会、お疲れさまでした。
リストに最初のチャヒラタケがなかったようなので写真を載せてみました。
 母が今日採れたきのこを早速料理してくれました。ツエタケのきんぴらは柄がまさにゴボウのような食感。
 オオゴムタケの三杯酢は皮を取りませんでしたが春雨のような食感になって良い感じでした。」

・・・チャヒラタケのことすっかり忘れていました。あとはアカダマキヌガサタケの味わいのレポートが待ち遠しいです(simo)
オオゴムタケの三杯酢 ツエタケのきんぴら



  2012年06月23日  "素晴らしい観察会でした"
--- 奈良市にお住まいのDmさんよりメールをいただきました
 「 今日の橿原神宮の観察会は梅雨のすき間を突く幸運の天気に恵まれて、実に楽しい一日を過ごしました。私は橿原神宮の観察会は初めての参加で、駐車場を探すのにウロウロしました。
 今日はマンネンタケを初めて見ましたが、その鮮やかな色とへんてこな形に驚いたり、感動したり……。
 以前に子供の森の観察会でマゴジャクシを初めて見せて貰い、その時も奇妙な形にビックリしましたが、「孫杓子」という命名の面白さにも感動しました。
 今日は橿原神宮から少し離れた竹藪にまでご案内頂き、
美しい貴婦人のレース模様を見せて貰い、これも感動モノでした。未だ芽の出ない卵の状態のもの、柱が伸びてレースの未だ出ないもの、レースを開いて最盛期のもの、レースが崩れ落ちて骸骨柱だけのもの、とその一生を観る事ができて、大満足です。
 その骸骨柱を持ち帰って食べてみると言う方も居られてビックリ。
 こうした絶好の場所を事前に探して、ご案内頂けるのは嬉しく、御世話をして下さった方々に頭が下がります。
私はカメラのシヤッターを押しまくったのですが、自宅へ帰って整理をすると、数パーセントの写真が「何とか見られるかな?」と言う状態です。
 その写真を見ていて、疑問が湧きました。添附のゴムタケの2枚の写真は同じ場所で撮影しましたが、同じゴムタケとは思えません。
それは個体差なのか、成長過程の違いなのか、ヒヨットして異種なのか?……教えて下さい。
 今日の会の最後の仕上げも良かったですね!
 あんな田舎町に美味しい団子屋さんが在るとは……これもビックリでした。
明治の初め頃からズーッと続いている
団子屋の味は「昔のままである」と案内書に書いてありましたが……昔の人も美味しい物を食べていたんですね!お土産に買って帰ったら、家族の者達に大好評でした。近くを通る時には、また立ち寄りたい店だと思いました。
キノコの説明から、団子屋の案内まで、楽しい企画を有難う御座いました。」
・・・ゴムタケは茶色のものが幼菌で全体が黒いものが成菌です。図鑑に食とあるのですが、どう食べたものなんでしょう?(simo)



  2012年06月17日  やっと きのこの夏  明日香路・南河内で
 
期待感いっぱいででかけても裏切られることのない梅雨の晴れ間の散策。香具山山麓の赤い靴のお嬢さんに合いに出かける。セーフ。今朝顔を出し他のでしょうか。たった一本だけだが出ていてる。キヌガサタケと違い悪臭を放つことのないアカダマキヌガサタケにはギンバエではなく小ぶりなショウジョウバエが訪れている。竹やぶではオオホウライタケも賑やかに輪を描いている。
 これだけで今日は十分。あとはお釣りの来るありがたい出逢い。
 明日香の丘陵ではテングツルタケが立派な姿を見せている。”ヨッコイショ”と重い土を持ち上げて顔を覗かせるツルタケの幼菌。落ち葉からはハナオチバタケが赤いかわいい傘を見せてくれている。頭の先が尖った繊維状の傘のきのこは基部が膨らんでいいないし、柄の長さが10cmほどある。オオキヌハダトマヤタケのようだ。
 これだけでも十分だが欲張りだな。南河内の散策路も少し歩いてみる。
 カンゾウタケはいつもは椎の巨樹の根際の洞で見かけていたが、なんと雨が洗い出した平地の椎の根から出ている。 近くの枝にこの雨で姿を見せたハチノスタケのよう菌が出ている。小さくてもしっかり蜂の巣状の網目文様のヒダだ。 素敵な蝶ネクタイのようなツバのきのこはツチナメコのようだ。 随分とぬめりの強いイグチはヌメリニガイグチのようだ。落枝に小さな傘をつけているのはチャヒラタケかと思ったが、クランプがあるのでチャヒラタケそのものではなくチャヒラタケ属のようだ。かなり腐朽の進んだ倒木に生えるヒメスギタケもかわいい。下手な写真でうまく色が出ないが硬いきのこのブドウタケの孔口のワインレッドも素敵だ。
 これから雨さえあればきのこの季節真っ只中。 
香具山山麓のおなじみのアカダマキヌガサタケ 竹やぶでは オオホウライタケが賑やか
私のアマニタ1号は テングツルタケ 明日香 土を押しのけ ヨッコイショ!
明日香 ツルタケ
小さいが随分とおしゃれな傘 ハナオチバタケ 明日香 オオキヌイハダトマヤタケ 明日香
オオキヌイハダトマヤタケ 胞子 オオキヌイハダトマヤタケ シスチジア
南河内 カンゾウタケ ハチノスタケ
ツチナメコ 傘のぬめり 基部の黄色いしみ
ヌメリニガイグチ
ヌメリニガイグチ 胞子 ヌメリニガイグチ 担子器
チャヒラタケ属 チャヒラタケ属
チャヒラタケ属 胞子 チャヒラタケ属 クランプ
ヒメスギタケ
ヒメスギタケ 胞子 ブドウタケ
本当はもっと鮮やかなワインレッド
ブドウタケ ブドウタケ 胞子



  2012年06月16日  " 熊野のキニナルキノコ "
  
 --- おなじみOさんよりメールをいただきました
雨の潤い待ちきれず、比較的お湿りを頂いている実家の和歌山へ14・15日と帰ってきました。 素敵なゲレンデコンディションにも関わらずキノコが少なく、出ているキノコも小さな先輩方に食べられた者ばかり。 ベニタケは出始めのケショウハツを一つと、久しぶりにイグチ一種(ヌメリニガイグチ)に会えました。 テングには会えず・・・。 アミスギタケやヒロヒダタケ、アカヌマベニタケやヌメリガサの仲間。 ネナガノヒトヨタケやヒメヒトヨタケにも。 後は大賑わいのノボリリュウタケ・エナガチャワンタケ。
 中でもとりわけ面白い三種のキノコに会えました♪

 一つ目は、キツネノサカズキらしき子。チャワンタケとゴムタケの間みたいな風貌です。
 二つ目は、枯葉から生えた、小さく細長い柄の薄黄色の子。ヒダではなく網目♪
 三つ目、コナラの倒木で賑わっていたキノコ。淡いピンクの笠にベルベットのような質感。試しに一つ採取しようとしたら肉質が強靭で抜けず驚きました。生えている材も硬く。何より驚いたのが、とても粗く、浅いヒダ!手持ちの図鑑ではまったく検討がつきません。これだけ個性が強いのに。肉質的にホウライタケのグループに近いような・・・。」
 一つ目は、キツネノサカズキらしき子。チャワンタケとゴムタケの間みたいな風貌です。
 二つ目は、枯葉から生えた、小さく細長い柄の薄黄色の子。ヒダではなく網目♪
 三つ目、コナラの倒木で賑わっていたキノコ。淡いピンクの笠にベルベットのような質感。



   2012年06月14日  " ヌナワタケとオオゴムタケ "
  
 --- 和歌山にお住まいのAsさんよりメールをいただきました
雨が降ったので期待していくが、大物はなかなか見つからない。シイ林をうろつくが、カンゾウタケ全くなし。そのなかで初めて出会ったものがある。ヌナワタケとオオゴムタケ(単独では初めて)。予期しなかったもので、うれしい限りだ。」
  (キャプションもAsさん)
オオゴムタケ(手を触れると胞子が舞い上がった。
最初、図鑑に載っている図とは若干異なるので躊躇したが、
全体をよく観察するとオオゴムタケ。
この画像で半球形〜倒円錐形だとわかる。
外側は硬い毛に覆われている。
半分に切ってみた。明らかにゼラチン質。
肉質は半透明と白色の2層となっている
オオゴムタケの縁をアップ
(短毛が密生している。ざらざらした感じ。)
ヌナワタケ 柄を見るまではクヌギタケ属だろうと
思っていた。落枝に発生。
柄には著しい粘液に包まれている。ヌナワとはジュンサイの古名らしい。
   ・・・ようやく本格的な梅雨空になりそうです。
 ヌナワタケいい表情です。しばらくじっと眺めていたい子です。クヌギタケ属ですね。(simo)

☆ 東大阪にお住まいのYmさんより ☆


「 良かったですね、ゆっくりと観察が出来て。
 オオゴムタケ、写真もまさに観察写真の模範。
 
 ヌナワタケ、私好みの可愛い写真です。
 
 訳あって5日の生駒以降出かけられません、その時こんなのを発見しました。当然その後のフォローは出来ておりません。

しばらく無理なようなので、皆さんのメール楽しみにしています。」




  2012年06月12日  " 呼吸をはかって生駒山 "
  
 --- おなじみOさんよりメールをいただきました
やっと少しずつですがお湿りがあって高ぶってきましたね。 六月入ってからのカラカラ真っ最中に呼吸をはかって、4日と7日に生駒山をうろついてきました。
 オチバタケの仲間たち、新しいマメホコリやエダナシクダホコリなどの変形菌。ナヨタケの仲間やら、ウラベニガサの仲間たち・・・美しいベニヒダタケの一団まで。ベニタケの仲間の姿もちらほらみましたがどれも先輩方(虫)に、食べられているのが多く・・・仕方ないかなと思っていましたが、唯一ガッチリとした姿で迎えてくれたのがヒロハシデチチタケ。あまり馴染みの無いチチタケで初めて会ったかも。粗い襞が美しいです。
 他に小型の白いホウキタケやキララタケも。準備中らしき白い菌糸塊も沢山見ました。さすが、生駒山ですね♪
 追加の写真です。例によって、カサテラスで遊んでおります。」



  2012年06月10日 きのこは 次の雨まち
 あまり期待して歩くと、がっかりするので今日も雨後のお花見物に泉州方面。花ショウブもやはりあのカラカラのお天気ではかわいそう。今日はシットリト美しい姿を見せてくれる。そのあとは和泉のラベンダー畑、ただでこれだけ見せてくれるんだから感謝しないと。
 と、今日の目的はお花めぐりとして帰り道に少しだけキノコにご挨拶。やはり掛け値なしの少し!キノコらしいものは・・・。ニオイコベニタケ?の幼菌くらい。あとはキノコとは無縁と思っていたクスノキの樹皮に生えるニクコウヤクタケくらい。5月の少雨はキノコには思いのほかダメージを与えていたのか?
堺 白鷺公園
和泉市 ラベンダー畑
ニオイコベニタケだろうか? ニクコウヤクタケ クスノキの樹皮に生える
ニクコウヤクタケ 胞子 でかい ニクコウヤクタケ 担子器もでかい
ニクコウヤクタケ 魚の骨のような菌糸 ニクコウヤクタケ 鉄条網のような菌糸



  2012年06月09日 久しぶりの雨 やっと入梅
 昨日の昼ごろから待望の雨入梅だという。しかし、これだけ乾燥が続いた後では一度の雨では無理だなと、明日香の懐かしい景色でものんびり見に行くかと出かける雨を受けて緑が生き生きとした棚田を見ると心が落ち着く。林床の笹ゆりも雨にぬれ妙に色っぽい。散歩道の苔むしたあたりで小さなオチバタケが見える。よく見るとクヌギのどんぐりから出ている。ホウライタケ属までしか分からないが随分ヒダが疎だ。
 そうそう橿原市のアオキオチバタケでも見て帰るかと立ち寄ると、いつの間に出ていたのか傷んだものが混じる一群が出ている。キララタケ、アミスギタケもでている。当てにしていない割りには上出来。
この景色を見ると ホッとする 明日香の棚田 明日香で見た ササユリ
クヌギのどんぐりから ホウライタケ属のきのこ
ホウライタケ属 胞子 アオキオチバタケ
キララタケ アミスギタケ



  2012年06月07日  " 眩しき皐月のアマニタ "
  
 --- おなじみOさんより久しぶりにメールをいただきました
ご無沙汰しております。 隊長さんや一部のあたりには落ち着き無く野山を徘徊している事が漏れ漏れですが、ようやくお湿りがまとまって頂けそうなのでホッとしております。
 五月いっぱい動いてましたが、雨不足もあってか何時も賑やかなあの子らもちらほら。なんとか会えたアマニタ2種を報告します。
 5月4日の京都でようやく出会えたアマニタの先駆け☆クロコタマゴテングタケ♪うーーん、長らく見てないアマニタの刺激はいいですね。翌日は菌神社の例大祭で、神水をかぶりつつしっかりと菌運を祈願しました。
 19日の実家・和歌山への帰省で思いがけず出会ったアマニタん。卵から出るタイプでこの風貌・・・乾燥もあるけど、若いヒダが淡いピンク色。ツバは大きく同じくピンクがかって・・・ということで、タマゴテングタケモドキ(アカハテングタケ)かな。幼菌にも会えてボルテージアップしました。
 もうすぐ、アマニタたちの賑やかな季節ですね。たまりません。」

 アマニタらしいアマニタ・・・夏きのこですネェ!(simo)



  2012年06月06日 
 " 先週末の探索です "
  
 --- 奈良市にお住まいのKimさんより
      メールをいただきました

・・・場所は皆様 御存じ の場所。
 ならたけ と カンゾウたけ
 ならたけはこの場所以外には 出ていませんでした。 なかなか 良い形でした。  報告おくれてごめんなさい。


 ・・・あきらめずに歩くものですね。やはり谷筋の湿気の多いところですね。(simo)。



  2012年06月03日 今日の子嚢菌
 近場の低い丘陵ではいくらさがしてもキノコは見当たらない。これだけ乾燥していると。林縁ではネジキの花が目立たないが美しい。コバンソウも愛嬌がある。
 先日来何度か覗いても子嚢胞子が見えなかったカシ類紫カビ病菌。やっと成熟してきたようで子嚢胞子が見える。
アラカシの葉の表面は薄い黄色を帯び葉の裏では紫・濃褐色になっている。
ネジキ コバンソウ
カシ類紫カビ病菌 (富田林市) カシ類紫カビ病菌 毛状細胞と閉子嚢殻
一部の閉子嚢殻は裂けて子嚢が飛び出している
カシ類紫カビ病菌 閉子嚢殻から子嚢が飛び出し
子嚢には子嚢胞子が見える
カシ類紫カビ病菌 閉子嚢殻から子嚢が飛び出している
カシ類紫カビ病菌 子嚢・中に子嚢胞子が見える カシ類紫カビ病菌 子嚢・中に子嚢胞子が見える



  2012年06月02日  生駒山 北はずれ界隈のきのこ
 
庭の水遣りをしていると我が家の周りの異常な乾燥状態に毎日うんざり。東大阪のYmさんの写真をみて生駒界隈へ。
 やはりここでも乾いている。松の倒木の上ではかなり以前に干物になったマツオウジの残骸はあるが、瑞々しいものには出逢えず。

 谷あいの湿気の多いところに来てやっとツチナメコらしい幼菌に出逢う。雨がないとこの子も限界。ハタケシメジのシロを見るが小さなままで成長できずに乾いた株がいくつか。かろうじて絵になる小さな株がひとつ。
 あきらめていると色鮮やかなサンコタケが眼に入る。写真を撮るためにはにおいも気にならない。不作続きだものね。
 オオゴムタケがいくつか出ている。薄暗い中でこの薄汚れた色合い。偶然眼が行ってよく眼に入ったものだ。ありがたいことだ。
しっかりと胞子をまもるベール
この格好はツチナメコ
今年初めての ハタケシメジ
鮮やかな色合いと絵になる姿 においも気にならず
サンコタケ
オオゴムタケ
オオゴムタケ 幼菌 オオゴムタケ 子嚢・側糸
オオゴムタケ 胞子 表面に合焦 オオゴムタケ 胞子 外周に合焦



  2012年06月01日
  " 昨日の生駒 "
  
 --- 東大阪市にお住まいのYmさんより
      メールをいただきました
・・・20日の例会以来11日ぶりに生駒のほぼ同じコースを歩いてきました。 ほとんどなかったマツオウジは見やすい所に三か所発見できました。いずれも可愛い幼菌たちでした。(写真は一個所割愛しました)
 そして気になっていた例会の小さなカンゾウタケ、写真のように立派に成長していました。そしてもう一個所でも発見しました、少し傷んでいましたが。
 しばらく影を潜めていたオオゴムタケ、何年ぶりでしょうか以前と少し離れたところで大量発生していました。
 気候の関係もあるのでしょうか、遅れているような、種類が少ないようなとちょっと心配している昨今です。

 ・・・先ほどテレビのニュースをみていると5月の大阪の雨量は平年の2割以下だったようです。どうりで、きのことの出逢いが少ないわけです(simo)。




  2012年06月01日
  "里山のキノコ"
  
 --- 和歌山にお住まいのAsさんより
      メールをいただきました
雨が少し降ったので、きのこが出ていたらいいなという想いで里山を歩いてみました。
 ← ヒメカバイロタケ幼菌 
私の最もお気に入りの画像 小鳥のひなをみるようで愛らしい

 (写真のキャプションもAsさん)

・・・和歌山ではきのこのお目覚めですか?私の住む南河内は相変わらず異常乾燥状態です(simo)
ダイダイガサ 落枝に発生
手前のものを見れば、ひだが疎で白色であるのがわかる
 
ムラサキホコリの仲間 倒木上に発生
雨で少し濡れているようだ 
髪の毛のような軸脚はいくつあるのだろうか
フサヒメホウキタケ ことじ形分岐 フサヒメホウキタケ 松上に2つ発生
 ベニタケ類と近縁関係にあるらしい
ヒメカバイロタケ幼菌 
松の倒木より発生
ヒメカバイロタケ
ひだの柄に垂生するラインが美しい



Part 9 2012 (6) 6月
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