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Part 9 2012 (1) | 1月 | ||
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充分寒にふさわしい寒さだが、また来週は一層寒くなるという。空気が乾燥していてインフルエンザが広がっているみたい。人ごみはできるだけさけて、身体は、なまらん様にと散歩に出かける。林縁ではまだ残っているヒヨドリジョウゴの実がとても色鮮やかで素敵だ。ヒヨドリが好んで食べるのならなくなっているはずだが、風を受けにくいところではかなり残っている。乾燥続きで実が少しシボミ始めている。 キノコは先週のキクラゲたちもすっかり乾燥してしまい絵になるものは見当たらない。確か、この時季には南河内でもキヒラタケが出ていたはずと探すと・・・なんとか絵になる状態で一箇所だけ残っている。明日はお出かけなので、これが無いと今週はキノコなしだったのに・・・辛うじてセーフ。 |
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ヒヨドリジョウゴの実 | キヒラタケ 端正なヒダが美しい | |
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毛がたくさん覆っている傘 | キヒラタケ 胞子 | |
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キヒラタケ 担子器 | キヒラタケ クランプ |
![]() 「少なくなったエノキタケを後にして冬コースの終わりころ、キヒラタケの群生を見つけました。しかしほとんど傘が白くなった老菌でしたが、一つきれいな子がいました。 次はこの時期100%の確率を求めて、落ち葉を静かにかいでいくとありました、ありました、ツバキキンカクチャワンタケ、椿の花はまだでしたが彼らはしっかりと出ていました。 水を含んだ倒木に白い点が、よく見ると、ひょっとしてハナビラニカワタケ?高さ1cmほどのぷりぷりのおちびさんです。 これまで一つも見つけられなかったヒラタケ、注目していた木についに出てきました。このあたりは傘が白いのが分布しているようです、あまり絵になってませんが本日初めての発見なので。」 ← (毛皮のコートに包まれた感じがしますから・・・キヒラタケも寒さに強い子なんでしょうか?寒い冬の散歩道で何もないとき美しいヒダにハッと驚かされることがありますsimo) |
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![]() 「 大変寒くなっていますが皆さんお元気でしょうか。インフルエンザ、ご注意ください。 久しぶりに恵みの雨の後、昨日生駒を歩いてきました。大阪側の冬専門コース、ターゲットはもちろんエノキタケ。いつもの所をひとつひとつチェックしていきましたが、おそらく倒木の腐朽が進み、その発生が終わったのかなというところが二か所程ありました、大量発生の倒木だけに残念です。 その他のところで見つけたのが最初の2枚です。寒い中しっかりと凍っていますが、たくさんおちびさんを連れています。大きくなればいいのですが。後の3枚は奈良側で発見、一本の木に四か所出ていました。このような見事なかたまり(束生)は久しぶり、これは来年が楽しみです。」 |
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大阪市立自然史博物館で菌類生態学講座きのこ編だというのに所用があり行けない。折角の雨の恵みと、朝早起きして出かける前に散歩道を歩く。久しぶりに見かけるキノコらしい可愛い子が出ている。スギカワタケだろう。雨の勢いで土が流れたのか?ツチグリも美しい姿を見せてくれる。枯れ木に黒いツブツブが見えるクロコブタケも面白い。 乾燥続きの状態で見るものと違いとてもエレガントなヒダを見せるスエヒロタケ。こんなに素晴らしい姿を見ていると名前の通り何かいいことがありそう。末広だものね。 |
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スギカワタケ 幼菌 | ツチグリ | |
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クロコブタケ | 素敵な姿のスエヒロタケ | |
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スエヒロタケ 胞子 | スエヒロタケ 担子器 |
--- Oさんよりメールをいただきました。 「 年明けからバタバタとしつつも、おなかいっぱい茸たちに遊んでもらっています。旧正月も近づこうという頃ですが、七日には今年も七草粥ならぬ<七茸粥>を作ってみました。今年はうまく茸達にも出会え、天然物だけですべて揃えました。 ブログに殴り書きしていますので、お暇な方はどうぞ♪ ↓前編
↓後編
↓調理
また、年末に日本菌学会のサイト管理をしておられる方の呼びかけで、干支にちなんでノボリリュウタケの写真の募集がありましたので提供させて頂きました。他の方の物と合わせて、サイト内の年次大会の案内に使っていただいています。↓ブログ記事
↓日本菌学会さんの年次大会のご案内
さらに先週は、菌友の紙粘土で作るキノコのワークショップにも参加してきました。思いつきで作ったんですが、茸の鏡餅♪ 餅はモチショウロ(古名(松露、正月らしく松とかけて♪))橙はダイダイガサ、扇はオウギタケで♪・・・作る手が妄想に追いついておりません。一応、オウギタケのヒダは粗く小ヒダを、ダイダイガサはヒダを白く♪後日、ホワイトマッシュルームとヤナギマツタケで食用の鏡餅風の物も作りましたw 以上、正月のキノコネタでした♪」 |
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先週、雨が欲しいと叫んでいたら、本当に久しぶりのまとまった雨。恵みの雨の潤いを含んだ空気がおいしい。大きな傘を持って時折雨にぬれても、ありがたいものです。 キクラゲたち=プニョプニョのキノコが久しぶりの雨にはしゃいでいる。 |
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うっとりとする美しさだ 化粧品の材料になっているみたい シロキクラゲ |
タマキクラゲも愛嬌たっぷり | |
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タマキクラゲ 胞子 | 本当に素敵な花に見える ハナビラニカワタケ |
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ハナビラニカワタケ 胞子 半分くらいは発芽して脚を延ばし始めている |
ハナビラニカワタケ 担子器 | |
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大寒にふさわしい 毛深いアラゲキクラゲ | 大寒にピッタリの毛皮のコート ネンドタケモドキだ |
ツバキキンカクチャワンタケだけはあるだろうと・・・あてにしていた散歩道を歩くが、椿の花の散る辺りもカラカラに乾いている。数箇所探すが見つからない。流石にスゴイ乾燥状態だ。 ユリノキの冬の姿が面白く目に付く。チューリップツリー、ハンテンボク、レンゲボクと別名が多い木だ。これだけ乾燥しているとダメか?と思ったが、たった一本しかない椿の付近が湿っている。落葉を掻くと数本固まって出ている。やった! |
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この季節には気になるが、花の記憶はない ユリノキの冬景色 |
ツバキキンカクチャワンタケ | |
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ツバキキンカクチャワンタケ 胞子 | ツバキキンカクチャワンタケ 子嚢 |
大阪府下唯一の村=千早赤阪村の水仙見物に出かける。楠木正成生誕地近くの正成が築いた出城跡の棚田一面だ。5万本ほどになるらしいが、ちょうど見頃かな。 これだけ乾燥注意報が続いているわけでキノコは干物しかないとは思いつつ木々の間をウロウロしてみる。何時頃が撮り頃?採りごろだったのだろう。ヒラタケの立派な株がアチラコチラで乾燥標本。 |
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さきほど調べると大阪では、この一ヶ月で降水量は先日2日の0.5mmのみ。これではさすがのキノコも辛いな。といいつつも、もしやと散歩に出かけている。 ツワブキもすっかり冬モード。しかし起伏があるところでは湿気がたまる場所があるようで、コモウセンゴケがたくさん生えている。食虫植物のはずだが、この時季にえさになる虫がやってくることがあるのだろうか? キノコは予想通り干物ばかり。ショウロも背中がバッテンマークにヒビワレている。ヒイイロタケの鮮やかなオレンジ色が目に付く。落ち枝にアラゲカワラタケの白い傘が並んでいる。ジックリ眺めると結構可愛い奴だ。図鑑では粗毛となっているが手触りの良い白い毛で傘表面が覆われている。肉眼的なサイズで律儀に揃った管孔も素敵だ。 |
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冬モードの ツワブキ | コモウセンゴケ | |
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ショウロもバッテンマークのヒビワレ | いい色合い ヒイイロタケ | |
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粗毛とは失礼な 撫で撫でしたくなるほど手触りのよい傘 アラゲカワラタケ |
アラゲカワラタケ 管孔 |
![]() 昨日の素晴らしい出逢いに続いてと・・・明日香方面のキノコにご挨拶のため出かける。 しかし乾燥注意報のでるカラカラの状態。明日香のマンサクも辛うじてほころび始めたところ。諦めずに探していると切り株で小さなエノキタケの幼菌が顔をのぞかせている。朽ち果てようとする切り株を覆う落ち葉に隠れてセンボンクヌギタケがビッシリと並んでいる。 橿原神宮の森でも干物状態のキノコが多いなかセンボンクヌギタケの瑞瑞しい株が出始めている。苔むした倒木にオレンジ色のアラゲコベニチャワンタケが見える。近づくと黄色い小さな粒が並んでいる。ヌカホコリのようだ。 ← 明日香のマンサク |
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エノキタケ 明日香 | センボンクヌギタケ 明日香 | |
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センボンクヌギタケ 橿原神宮の森 | アラゲコベニチャワンタケ 橿原神宮の森 | |
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ヌカホコリ 橿原神宮の森 | ヌカホコリ |
本当は七草でも探して歩いて身体にやさしいカユでも食べるべきなのでしょうが・・・。キノコが呼んでいる感じがして、キノコ用の散歩道を歩いている。寒い風が吹いても木々に実の残っているセンダンが目立つ。あちらこちらの水仙も見頃を迎えているものが多い。 なんと歩き始めて間ナシにアスファルト沿いの切り株をヒラタケが一周している。しばらくしてまたヒラタケ。随分といろが黒っぽい。また乾燥状態が続いているので無理かと思うがエノキタケの株は?と覗くと、小さな株が何とか顔を出している。その横では色白のヒラタケ。 寒茸という別名がふさわしいヒラタケ、おまけにエノキタケ。ありがたいことです。素敵なキノコはじめとなりました。 |
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目立つのに鳥も食べないのか?実がたくさん残っている 青空にセンダンの黄色の実が美しい 漢方の薬か 薬は毒だもんね |
水仙の見頃のようだ | |
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左上はアスファルトの散歩道 気づく人は居ないんでしょうね |
随分と色黒で肉厚 プリプリ | |
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腐朽が進んだ切り株上のエノキタケ ここは今年限りなんだろう | ||
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色白のヒラタケ |
--- Oさんよりメールをいただきました。 「 皆様ご無沙汰しております。 新年明けましておめでとうございます。 旧年は多くの方にとって、何かと心の定まらない事が多く起きる年となりました。 地の底よりの脅威は凄まじく、改めて地球の薄皮一枚で生きている、小さな生き物である事を実感しました。 題にしたとおり、菌の如く強かに臥しつつ、彼らぐらいの強かさと多様さを身につけ、良き年となりますよう・・・。 っと、堅苦しいこじつけめいたものはさておき、本年もどうぞよろしくお願いいたします♪ カサテラス撮影したテングタケを白龍にみたてて、空に昇るイメージ・・・でしたがこんな仕上がりになってしまいましたw さっそく今朝、早起きして菌神社へ詣でてきました。 お札も頂きつつ、きのこの神さんにご挨拶を・・・。」 ・・・ Oさんの、お元気そうなメールをみて元気づけられます。新年のいいスタートが切れそうです(simo)。 |
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つらい出来事の多かった '11年。 ことしは、いい年になることを祈っています。 |
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葛城古道 高鴨神社にて | アシボソノボリリュウタケ (’11,11大阪 富田林市にて) |
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ノボリリュウなんて素敵じゃないですか きっといい年になりそうです |
Part 9 2012 (1) | 1月 | ||
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