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Part 9 2012 (2) | 2月 | ||
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” クシノハシワタケ ” ---和歌山のAsさんよりメールをいただきました。 「 里山を歩いていたら、おもしろいきのこに出会いました。 きのこは不思議な模様を作ったりするのですね。 そのきのこは『クシノハシワタケ』。」 ← クシノハシワタケ:少しピンボケ。同心円状のパターンおもしろい。(キャプションもAsさん) ・・・いいですね この紋様!素晴らしい!じっくりと見る前に"苦手な子"と避けてたのか?(simo) |
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キクラゲの幼菌。かわいい。 | 再びスエヒロタケ。なぜか心ひかれる。 |
なかなか春らしいお天気にはならない・・・。陽射しの射さない肌寒い一日。明日香の甘樫丘から眺める畝傍山・二上山の姿もどんよりとした空で春を感じさせてくれない。それでもマンサクは満開。 まだエノキタケが頑張っている。きのこの春には・・・。 しかし間もなく春を告げるアミガサタケがヒョイと姿を見せてくれそう。フットワークのいいOさんが素晴らしい編み笠君の便りをくれることを期待しています。 |
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甘樫丘から畝傍山・二上山を | マンサクは満開 明日香 | |
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明日香 センボンクヌギタケ | 香具山山麓 エノキタケ | |
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甘樫丘 ツバキキンカクチャワンタケ | 独特の色気がある クロハナビラニカワタケ 色は全くことなるが シロキクラゲの仲間 |
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クロハナビラニカワタケ 胞子 | クロハナビラニカワタケ シロキクラゲ型の担子器 |
やっと平年並みを超える暖かい日が何日かつづき、庭ではアセビの花も咲き始めている。きのこに惚れるとカラカラの晴天より、きのこの出てそうな気配があると雨が降っていても・・・。午後のお出かけがあるの朝、雨の中きのこを求めて散歩道へ。 Oさんの猫ではないが、ネコヤナギが春の足音を感じさせてくれる。ニワトコの新芽もほころび始めている。馬鹿だな持って帰って天ぷらにすればよかったのに。 植物が春をしっかり感じさせてくれるのにキノコは少しゆっくりで慎重だ。顔ぶれの変化にはもう少し時間がかかるのか。そりゃそうか?植物より菌類のほうが人間に近いんだもの。 |
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庭のアセビ | ネコヤナギ | |
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ニワトコも芽がほころび始めている | ヒラタケの赤ちゃんたち | |
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アラゲキクラゲ | キヒラタケ |
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【 えのきたけ+こねこ=えのきねこ。 】 --- Oさんよりメールをいただきました。 「 皆さんご無沙汰しております。 そろそろ春のキノコの気配で、ますます落ち着きを失いますね♪ 冬茸の納め・・・にはまだ早いですが、いつも行く散策路で愉しいコラボが出来たのでご報告を。 ブログに更新してますので、暇な方はどうぞ。気まぐれの代表格のような生き物をセットで♪ 【仝グッときのこ遊戯♪ えのきねこ。 仝】 」 |
思いつきで急なお誘いなのに寒さに負けずに私以外に6人参加してくださり、番外篇の生駒観察会。寒いのは予想していたが、風が吹き抜けるとジッとしていられない。霜柱をギュギュと踏みしめて歩くところも結構ある。小刻みに折れ曲がる道を歩いていると急に風が吹き抜けたり、風裏になったりを繰り返す。風がない陽だまりは春の散歩道といった感じだが。 2月にしてはしっかりと雨が降ったのだが、この厳しい季節風・寒さでほとんどのきのこは乾燥状態だ。フリーズドライのエノキタケにまじり形を留める可愛いツボミが残っている。大きいものでも1cmに満たないが折角の被写体!必死にピントを合わせる。 ヤシャブシの樹下でしゃがみ込んでさがすがモリシア・アメンタケアが少し出ているだけ。シロヒナノチャワンタケもキボリア・アメンタケアも例年なら同時に見ることができるのに・・・。 生駒にお住まいのImさんのメモをみせていただくとこの寒さの中でも30種類くらいのきのこに出逢ったことになる。耐寒遠足だけで終わったわけではないようだ。ホッ! |
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凍りつく寒さ! | 小さなツボミだが エノキタケ | |
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Molliisia amentacea モリシア・アメンタケア | モリシア・アメンタケア 子嚢・側糸 | |
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ヒメロクショウグサレキン | 黒い花びら クロハナビラタケ 毒! 何ともいえない 魅力がある |
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サガリハリタケ 確かに ハリの数はスゴイ | このまま売れそうな 美しく仕上がった 干しアラゲキクラゲ |
明日が雨水だというのに雪が時折舞い寒い。雨の日が続いていたので期待して南河内のきのこ散策路を駆け巡る。この寒さが続く中でも露地で福寿草が咲き始めている。林床ではセリバオウレンも春の足音を届けてくれる。 できるだけ湿気の多そうなところを丹念に探すと可愛いキクラゲ、ヒメキクラゲ、アラゲキクラゲ。時折振る雪が溶けて傘の輝くエノキタケのオチビさんもいい。 法面では雨に洗い出されたとても端正な姿のツチグリが並んでいる。しっかりと湿気を保つ腐朽木のウロには豆粒くらいのヒラタケの幼菌が思い思いの姿で顔をのぞかせている。おなじような画像だがどれも捨てがたい魅力だ。 例年2月になると気になるヤシャブシの落下果序を探してみるがキボリア・アメンタケアのCUPは見当たらない。やっとモリシア・アメンタケアが少し出始めたところだ。 切り株に薄汚れたヒメキクラゲの白色版といった感じのきのこが出ている。担子器をみるとアカキクラゲ属特有のY 字型だ。胞子は隔壁で4室に分かれ発芽管を伸ばしている。小さな分生子が見られる。Dacrymyces sp.としか分からない。 |
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こんな花を見ると 春はすぐそこ | ||
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林床のセリバオウレン | キクラゲの赤ちゃん | |
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ヒメキクラゲの赤ちゃん | アラゲの目立つ アラゲキクラゲ | |
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アラゲキクラゲ 胞子 | アラゲキクラゲ 密生する毛 | |
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傘の輝く エノキタケの幼菌 | 法面で雨に洗い出され流された ツチグリ | |
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ヒラタケの幼菌様々 | ||
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ヒラタケの幼菌様々 | ||
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実際は径0.5mmくらい モリシア・アメンタケア ヤシャブシ果序上 |
Dacrymyces sp. アカキクラゲ属だが 赤とも桃色とも縁がない色合い |
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Dacrymyces sp. アカキクラゲ属に典型的な担子器 |
Dacrymyces sp. アカキクラゲ属に典型的な担子器 クランプは見当たらない |
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Dacrymyces sp. 隔壁で4室にに分かれる胞子 左側・右上のものは発芽管を延ばしている |
Dacrymyces sp. 分生子 |
![]() (写真のキャプションもYmさん) 「さてこの時期、倒木・切り株がターゲット、とウロウロしていると目の前に巨大キノコが数本、この時期にいったい何者?と思いドキドキしながら近づいてみる(右写真) 大きいので傘の直径20センチはある、不本意ながら1本を採って解剖開始! 水分を吸ってかなり重い、匂いがない、味もない、しかしこの肉質と柄のギザギザと自分の勘とで”シイタケ”と決定しました。 その後、いくつかの発見で確信に至りましたが予想もしていなかっただけに感動です。 以下の写真はその一部、オール”シイタケ”です。寒さに負けず子供たちもたくさん出てきています・・・人間たちも頑張らなくっちゃ。」 ・・・ 奈良市にお住まいのDmさんより こんな突っ込みをいただきました。 「昨日6時過ぎのメールで『この日のサプライズはPartUでご報告します』とあったので、どんな驚きかな?とドキドキしなから1時間おきにメールをチェックするが、何も無い。 今朝もチェックするが、届いていない。 『Ymさん、やけに勿体ぶって……よほどの美人に出会ったのだろう……』と焼き餅はんぶん、ふてくされて待っていました。 販売しているシイタケはつぼみも開かない幼い物を切り取ってしまうので、「シイタケはこんな物か!」と思ってしまいがちですが、自然界は自由に、思いのままに、本来の形を作ると、こんな形になるんですね。 スーパーのシイタケ売り場に、この写真を掲げたくなります。」 |
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![]() ---生駒山西麓にお住まいのYmさんよりメールをいただきました (写真のキャプションもYmさん) 「連続空振りが続いてがっかりしていたのですが、16日先日の雨を機会に橿原神宮へ。 寒い中やはり雨の恩恵でしょう、キクラゲ、アラゲキクラゲ、タマキクラゲ、そしてきれいなコガネニカワタケ、不気味なクロハナビラタケと予想外のお出迎えでした。 定番ヒラタケ、大きな株を見つけましたがこれは雨の前から出ていたのでしょう、ベージュに変色していました。 ( 変形菌、これも雨の恩恵でしょう、小さすぎて撮影は限界です。この種これしか見つけられませんでした。→)」・・・変形菌ですか?ビョウタケの仲間とか・・・きのこじゃないのかな。いずれにしても、こんな小さい子、大好きです(simo) |
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スギエダタケ この寒い時に、驚きました | サルノコシカケsp この雰囲気、”きのこの仙人”て感じしません? |
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エノキタケ ヒラタケと同じ倒木に発生、 木はまだ若いのでしばらくいけます |
センボンクヌギタケ これも冬の定番なのにこのシーズン初めての出会いです 生駒でよく冷凍になっていたのですが。 |
![]() ” チヂレタケ・スエヒロタケ ” --- 和歌山のAsさんよりメールをいただきました。 「 相変わらす寒い日が続いていますね。きのこも寒さに震え耐えているようです。 先日、ふと、桜の落ち枝に何か付いているので、裏を見るとひだ状だ。これは一度みたいと思っていたチヂレタケだ。脈状のひだが美しい。 スエヒロタケも白い毛皮のコートを着て色々な表情をみせてくれる。やや乾いているので少し縮んでいるが、寒さに耐えている姿がいとおしい。」 ・・・ 招き猫の手みたいなスエヒロタケ・・・可愛いね。 昨日・今日のまとまった雨も厳しい寒の戻りでは春のきのこの呼び水にはならないのかな?(simo) |
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相変らず寒い日が続く。体がなまってもいけないので近くの二上山に出かける。体力維持には役立ったのだろうが、風の割には大阪湾の見晴らしはイマイチ。キノコも少ない。 結局何時もどおりの近くの散歩道を歩いてみる。やっと見つけたエノキタケは乾燥標本状態。樹皮を破って出てきたところで水分補給が止まったのか?ほかに見映えのするキノコは少ない。 それにしてもオロシタケが昨日のヒメキクラゲと同じヒメキクラゲ科とは・・・。 |
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可愛そうに萎びてしまった エノキタケ幼菌 | ハチノスタケ | |
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カタツブタケ | カイガラタケ | |
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オロシタケ 擂砕板茸 漢字で書くと迫力あるな | オロシタケ拡大 | |
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オロシタケ 胞子 | オロシタケ 担子器 | |
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オロシタケ 担子器 | オロシタケ 菌糸 | |
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ダイダイタケ | ダイダイタケ | |
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ダイダイタケ 菌糸 | ダイダイタケ 担子器・剛毛体 |
平年に比べて気温の低い日が多いが陽射しには春の気配が感じられる。香久山、明日香方面のきのこの顔をみに出かける。先日2月の一月分に相当するまとまった雨があり、幾つかのきのこが瑞瑞しい姿を見せてくれている。 切り株を埋め尽くすかのようにビッシリと小さな傘がひしめき合うセンボンクヌギタケ。”センボン”は・・・その通り、いやそれ以上かな・・・。 冬の厳しい風が当たるところではきのこたちは乾き始めている。エノキタケも萎れていないものはこの株だけ。そんななかでも透き通るように美しいシロキクラゲは何度眺めても素晴らしい。 図鑑では可食とあるがその姿を見るとあまり食欲のわかないな・・・と思っていたヒメキクラゲが出ている。「北陸のきのこ図鑑」では早春〜春とある。いい響きだな!早春なんて・・・。姿で判断せずにもっとお付き合いしてあげないと、春を呼ぶきのこなんだ。と思っていると、「日本のきのこ」では「サッと湯がいてコーヒーゼリーに入れて楽しめる」とある。コーヒーゼリー・・・・なるほど納得。次回は、早春の食用きのことするか。 香久山は深山ではないのだが、香久山山麓ではミヤマチャウロコタケがでている。傘の毛が印象的だ。 |
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センボンどころでは・・・ センボンクヌギタケ | センボンクヌギタケ | |
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この株だけなんとか萎れずに エノキタケ | いいね この透明感 シロキクラゲ | |
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シロキクラゲ 胞子 | シロキクラゲ 胞子 発芽し始めている | |
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シロキクラゲ 担子器 | ヒメキクラゲ そうか!湯がいてコーヒーゼリーに・・・なるほど |
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ヒメキクラゲ 胞子 | ヒメキクラゲ 担子器 | |
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ミヤマチャウロコタケ | ミヤマチャウロコタケ | |
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ミヤマチャウロコタケ 胞子 | ミヤマチャウロコタケ 担子器 | |
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ミヤマチャウロコタケ 原菌糸・骨格菌糸 | ミヤマチャウロコタケ 汁管菌糸 |
やっと立春。庭に出てみるとフキノトウがほころび始めている。今日の午後・明日と日本菌学会の講座がある。生のきのこは今日の午前しかチャンスがない。 近くの散歩道をあるくが絵になるキノコは見当たらない。先日見たキヒラタケも傘が随分と萎れている。そっと倒木の下を覗くと綺麗なヒダの幼菌が並んでいる。何とかモデルを買って出てくれるキノコに出逢え満足して帰る。キヒラタケについて図鑑を眺めていると胞子紋はピンクとある。白い紙に傘を伏せて出かけ、夜見るとなるほど、ピンクに見える。黒い紙に乗せておいたほうがインパクトがあるのかな。藤井寺市の道明寺天満宮の梅も気になり立ち寄ると、遅れていた梅もやっと咲き始めている。 |
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庭のフキノトウ | やっと 咲きはじめた梅 道明寺天満宮 | |
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やっと 咲きはじめた梅 道明寺天満宮 | キヒラタケ | |
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キヒラタケ | キヒラタケ 胞子紋 |
Part 9 2012 (2) | 2月 | ||
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