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Part 9 2012 (9) 9月
        9 10 11 12
 

きのこ観察会、個人的な散策で出逢った
四季折々の花、きのこ・・・写真と雑文です
さらに、メーリングリストでいただいた仲間のメールの一部を転載しています



 2012年09月29日  台風の来る前に
 台風の影響で明日は荒れ模様だという。その前にと明日香方面へ出かけるがキノコは少ない写真に撮ったものはコナカブリテングタケのみ。結局、南河内へ戻ってきていつもの散歩道.。こちらのほうが少しましかな。1週間ほど晴天続きで乾燥注意報だもの無理ないか。
 今度こそ雨の後には秋のキノコがどっと顔を見せてくれるのだろう。
ティラミステングタケコナカブリテングタケ 橿原市 ティラミステングタケコナカブリテングタケ 胞子
ティラミステングタケコナカブリテングタケ 担子器 ティラミステングタケコナカブリテングタケ傘上粉細胞
ヒロハウスズミチチタケ ヒロハウスズミチチタケ 胞子
ヒロハウスズミチチタケ 担子器 チチタケ 幼菌
ヤシャイグチ 断面は赤くならず黒くなる
シロクロハツでいいのだろう
ナガエノチャワンタケ オニタケ
ヤブアカゲシメジ ヤブアカゲシメジ 胞子
ヤブアカゲシメジ 担子器 ヤブアカゲシメジ シスチジア



 2012年09月29日 ”今度はコツブタケが”
--- 大阪市にお住まいの小学生Mさんよりメールをいただきました
 いつもの近所の公園へ行きました。
 きのこ全然ないな~と思いつつ歩いていると、お父さんが「何これ!?」 見てみると立派なコツブタケでした。生えてると思わなかったので、びっくりしました。 園内2か所で合計8つ発見しました。サクラ・イチョウ樹下の砂が露出した部分からしか発生していませんでした。遊具や道のすぐ近くで、すごく違和感が。 マツ・コナラ・ユーカリなどいろいろな木に菌根を作るようですが、サクラ・イチョウに作っているかは不明。
 形の悪い物を家で切ってみると、小粒がびっしり。切ったカッターには、茶色い胞子が付いていました。



 2012年09月26日 ” 9月例会の後 ”
--- 東大阪市にお住まいのYmさんよりメールをいただきました
 昨日例会コースを含む生駒を歩いてきました。
例会の時と比べ数はぐんと減り、老菌や残骸が目立っていました。そろそろ夏から秋への準備中?なんて勝手に考えていました。
 しかし夏には見られなかった「お久しぶり」が時々顔を見せてくれて、あー、やはり秋はしっかり来てるんやと思いながらの一日でした。---写真のキャプションもYmさん。確かに秋が急激にやってきています・・・メンバーも変わりつつあるのですね
(simo)
Mtさんのリクエストに律儀にも答えて、
その後のチャオニテングタケです

タマゴタケは幼菌から成菌まで
一日で成長するのに比べこれはゆっくりですね。
サナギタケ、今年初めての発見です。
これももうそろそろ終わりでしょうか、
小さくなってきましたタマゴタタケ。
幼菌から成菌への
スリーステップのひとつです。
毎年同じところに出てくれる
ヒトヨタケの仲間
ヌメリガサの仲間、
非常にきれいなのが他にも見受けられ
ました、まるでガラス細工。



   2012年09月26日
 
” 素敵なきのこ ”

--- 和歌山にお住まいのAsさんより
         メールをいただきました

 近所をぶらぶら歩くと、未だ夏のきのこが一杯。」

 ← ニオイワチチタケ幼菌

・・・写真のキャプションもAsさんのもの。ヤブアカゲシメジ?は?不要では
simo。)

ニオイワチチタケ幼菌
(ちょっと傷つけると白い水のような乳液がでてきた。)
コトヒラシロテングタケ
(白いツルツルの傘に破片状の被膜をつけ、
柄の基部は環状の被膜あり。)
ナラタケモドキ(ナラタケと似ているがツバがない。) カバイロコナテングタケ幼菌
(発見した時は、感動をおぼえる。このひと時がいい。)
ミヤマザラミノヒトヨタケ? ヤブアカゲシメジ?



 2012年09月23日  端境期? 大きなきのこがいない
 彼岸を迎えて急に涼しくなりきのこたちはバトンタッチのシーズンなんでしょうか?お天気も回復に向かいそうなので傘を持って南河内の散歩道へ。だが、お昼過ぎまでは小雨が残り傘を手放せない。
 昨日生駒山で見た大型きのこは今年最後のシーンだったのか?今日は大きなきのこにはまったく出逢えない。テングタケ、イグチの仲間は皆無。ベニタケの仲間がほんの少し出ているだけ。キツネノハナガサは傘を開いて後に強い雨に打たれたのか破れた傘が惨めそう。
 そんななか、傘をさしながら歩いたものだけへのご褒美。ハナオチバタケ、ハリガネオチバタケが素敵な姿を見せてくれる。ホコリひとつかぶらないダイダイガサもいいな。と、すぐ近くに、はく息でもはばかられるほど華奢なシロコナカブリの傘が見える。雨に急いで仕度したヒトヨタケのカップル、径1cmほどのヒナツチガキも絵になる。
ハナオチバタケ ハリガネオチバタケ
ダイダイガサ シロコナカブリ
ヒトヨタケ ヒナツチガキ



 2012年09月17日  北摂方面へ遠出すると  トリュフが
 やがて彼岸の入りだというのに、大阪の最高気温は34.9℃だったという。台風に向かって吹き込む風が湿度の高い熱風を運んできていたのかジトっと暑い中の観察会。しかし、たまには違う場所を歩くと違った出逢いがあるものです。
 久しぶりに見かけるトリュフ(イボセイヨウショウロ)、黒ラッパタケ。他では見かけたことのないタマアセタケもここでは群生している。色鮮やかなベニチャワンタケ、ベニチャワンタケモドキ。ムラサキホウキタケの上品で眼を惹く姿も素晴らしい。胞子が十字型・角形で特徴的なウラムラサキシメジも写真がまずいが実物は素敵な紫色のヒダだ。
 シロオニタケ、ウスキテングタケの幼菌も何度眺めても愛らしい。断面が黒く光るアカダマタケもユニークな姿だ。
トリュフ イボセイヨウショウロ 少し古いがクロラッパタケがたくさん出ている
タアマセタケがたくさん見られた
ベニチャワンタケ ベニチャワンタケモドキ
ムラサキホウキタケ
この上品な色合い姿
つい見とれてしまう
ウラムラサキシメジ
素晴らしいネーミング
確かに裏側は紫だ
ウラムラサキシメジ 胞子 ウラムラサキシメジ 担子器
ここの竹やぶは ウスキテングタケの群生地 この堂々とした姿を見ると思わずカメラを向けている
シロオニタケ 幼菌
アカダマタケ アカダマタケ 胞子



 2012年09月17日 ” 山を歩きました”
--- 奈良市にお住まいのDmさんよりメールをいただきました(9月16日)
 キノコ美人をズラズッと並べたYmさんの写真を見たら、キノコに感心の無い人でも興味を示しそうです。
 この写真に触発されて、私も午後1時過ぎから我が家の目の前の円山に登りました。日頃からの運動不足を補う目的もあるし、野鳥の声も聴きたいし、勿論キノコ達にも会えるだろうと出掛けました。
 林に入ると最初にイカルの声が聞こえました……斑鳩の里は昔からこの鳥が多く居たので、その名前が付いたそうです。次に聞こえたのはキビタキですが、もうボツボツ南の国へ飛び立つ頃なのに……この夏の鳴き納めの様に短い声でした。
 足下に目を移すとキノコ達が呼びかけて来ます……カメラに納めたり、図鑑と比較したり……。こんな調子で山へ登るので、400m程の高度差に2時間も費やしました。不思議な事にキノコ達は山道の周辺に多く在って、腐葉土の豊かな林の中に少ない……栄養の豊富な場所が好きか?と思うのですが。
 幸いなことに、未だ暑い夏は登山する者が居ないとみえて、道のど真ん中に踏まれもせずに健在な物がチョイチョイ在る。添附の写真はカワリハツではないか?と図鑑を眺め回しましたが、分かりません。何方か教えて頂けると嬉しいですね。 またマントカラカサタケの幼菌かな?と思える物を撮影しましたが、こんな状態で傘が上手く開かれるのかな?と心配しました。奇形でしょうか?以上が楽しい本日の山歩きでした。

  ・・・?の付かないカワリハツだと思います。マントカラカサタケのよう菌は標準的な形状だと思います(simo)
------- このあと熊本にお住まいのHrさんからメールをいただきました
「熊本のHrです。16日に熊本きのこ会の観察会があり、Dmさんの写真に似たきのこがたくさん出ていて、最終的にウグイスハツとの結論になりました。 同定の大事な点は、1.カワリハツならヒダがぼろぼろ(簡単に壊れない)にならない。2.黄色みが混じらない。3.連絡脈がある。でした。
 また、よく似た色のクサイロハツならカバノキ属の近くに生えるでの違うとの結論でした。ただ、解像度が低く違うかもしれんませんが、ヒダの間には連絡脈はないように見えます。どちらなんでしょうね?。」



 2012年09月16日 ” 近所の公園にヤマドリタケモドキが!”
--- 大阪市にお住まいの小学6年生のMtさんよりメールをいただきました
 近所の緑地公園へきのこ観察をしに行きました。
 まさか近所の公園にきのこなんてないだろう、と思っていましたが、ネットで調べてみてきのこが生えていることがわかり、行きました。 シロハツモドキ類似種、テングツルタケ、ニオイワチチタケなどがあり、近所にもあるのか!と思いきのこ観察していると、公園のすみの方でなんとヤマドリタケモドキを発見しました!ちゃんと柄に網目模様がありました。都会でもあるとこにはあるのか、と思いました。 添付写真は2本並んだヤマドリタケモドキ、木の周りに生えるヤマドリタケモドキたち、テングツルタケ、コフキサルノコシカケ(オオミノコフキタケかも)です。

 ・・・プランタの中にもキノコが生えていることがよくあります。これだけ大きな公園ならたくさんの樹木が植わっているわけですから四季折々たくさんのきのこが顔をだしていると思います。それにしても、随分勉強されているのでね(simo)



 2012年09月16日 南河内のきのこたち 
 天気予報では大阪の最高気温が34度、35度Cという。どこにいても暑いのなら。秋のキノコシーズンに備えて二上山にでも行くか。と久しぶりに二上山へ。昨日も夕立が降ったはずだが大阪側斜面は乾ききっていいる感じだ。途中でダイダイガサ、雌岳頂上でニワタケのみ。
 これで引き返すのもシャクなので、お茶のペットボトルを補給して南河内のお散歩コースへ。数キロしか離れていないのに、雨の降りようが違うのか、ここではそれなりのきのこたちに出逢える。 
ダイダイガサ ニワタケ
両手にハナ ご機嫌のヤマドリタケモドキ チチアワタケ
オオゴムタケ スッポンタケ
オニタケ ファミリー コナカラカサタケモドキ
これでほぼ等身大
テングタケ コゲチャイロガワリ
ウラグロニガイグチ オオヤシャイグチ
オオヤシャイグチ 胞子 オオヤシャイグチ 担子器



 2012年09月16日 ” 生駒 pick up ”
--- 東大阪市にお住まいのYmさんよりメールをいただきました
 近頃の天候不順、やはり雷が水をまいてきのこの発生を促したのでしょうか。山の中はきのこだらけ、山での滞留時間8時間、何とか明るいうちに帰れば家の中で雷発生、    「遅い!」
  ところで先般の芸大生に習ってカラフルになった彼らをピックアップしたのですが、残念ながら青が無い、緑もない、まだまだこれからでしょうか。(すみません、アイタケ出てました)  ソライロタケ、生駒では絶滅危惧種?数年見ていません。
* ”アンズタケsp” トキイロラッパタケ、ベニウスタケ、ヒナアンズタケ、私なりに思っていたのがあったのですが分からなくなってしまいました。
* ”イヌセンボン” 暑いので汗をかいている?なんて事はないでしょうが、汗をかいています。
* ”ムラサキヤマドリタケ” 写真嫌いなのかほんとに撮影の難しい方です。
* ”ベニタケsp” きれいだけ、こんな情景が至る所で見られました。
* “トキイロヒラタケ” いつ見ても感動です、色の抜けるのが速いのでしょうか、なかなかベストの状態で会えません。なぜか山渓のフィールドブックには載っていないのですね。
*  最後の写真、和名????初めてみました。私なりの結論はTremiscus helvelloides  英名Apricot Jelly Fungus 。

・・・マイッタな!どれもとにかくきれいです。最後の写真はニカワジョウゴタケでは?「日本のきのこ」旧版ではPhlogiotis→新版Cuepiniaで属和名は両方ニカワジョウゴタケ属です。英名ってお洒落ですね。あの色に杏を連想するんですね(simo)



 2012年09月15日 残暑は厳しい 大阪の都市公園・南河内のきのこ 
 やっと朝夕だけ少し秋の気配が感じられるが、日差しの残暑は厳しい。昨日も運動会の練習中の熱中症で救急車が出動するケースがたくさん見られた。動くときは水分だけはしかっ仮と持たないと。
 少し寝坊するとでかけるのがいやになるほどの熱気だ、それでも昨日激しい立ちがあった辺りの公園へ。都市公園は乾きすぎていたのか昨日の雨のおかげはあまり感じられないがクサイやつたちが元気だ。花びらが開いたようでどぎつい赤。なんだろうと近づくとツマミタケのようだ。何故か先が裂けたものが多い。なかなかピントが合わずウロウロしていると結構不快なにおいだ。続いて目立つたのもキツネノタイマツこれも悪臭の中での撮影。期待のヤナギマツタケは雨で傷んだものが少しだけ。
 いつもの散策コースへ戻る。
色鮮やかなハナガサイグチ、ベニウスタケのお出迎え。ドクツルタケ、シロオニタケも何度見てもまたカメラを構えてしまう魅力がある。管孔部が見えはじめたところのキクバナイグチの黄色い管孔もなかなかおしゃれだ。
☆ 堺の都市公園にて
ツマミタケ じっくりカメラを構えていると
悪臭にプラスして ハエ・蚊が寄ってくる
ツマミタケ 何故か裂開し迫力充分な姿のものが多い
ツマミタケ 摘んで閉じるにはグレバの悪臭が キツネノタイマツ
寄り添う キツネノタイマツ ツブカラカサタケ
☆ 南河内のきのこ
ハナガサイグチ ベニウスタケ
ドクツルタケ シロオニタケ
管孔の黄色い色が鮮やか キクバナイグチ 記念撮影中 ミドリニガイグチ
クリイロカラカサタケ ツチナメコ ファミリー



 2012年09月13日
 
”【キノコな(名)ツーリズム 地図で見る茸たち。】”
   --- Oさんよりメールをいただきました
ご無沙汰しております。 菌なる秋を前に興奮押さえきれずといった感じですが、いまさらながらブログの方に春のキノコのまとめを書き殴ったりしておりました。
 たまにはこういうネタもと、以前調べたりしていた事をブログに書きました。タイトルにありますとおり、茸の名のついた地名についてです。調べてみると意外と多く、地衣類のイワタケに因んだものも含めるとかなりの数に。福島県や愛知県に多いのか、はたまたまだ知らない地が沢山あるのか。
 【キノコな(名)ツーリズム -地図で見る茸たち-】
 菌友が、日本全国の公園にあるキノコの遊具をGoogleの地図機能を使って、その分布図を作っていたので、僕もそれにならって茸に因んだ名前の土地に印をつけた地図を作ってみました。(調べるうちに、西欧からアメリカあたりのものまで発見♪)
http://goo.gl/maps/1Z1k3
松茸山とついた所も多いですが、滋茸ケ入(しめじがいり)や初茸沢(はつたけざわ)なんて地名も。地域の特色、名づける時の選択肢と選ぶ基準によるのかなぁ。我が大阪には<紅茸町>があり、もう三年ほど遊びに行っております。



  2012年09月12日
     " 大学のきのこ "
--- 南河内の大学の学生さん
      Tukさんよりメールをいただきました

 「いよいよきのこシーズンの到来ですね。大学構内もきのこだらけです。
 ・・・大学敷地内になっている裏山から、赤、青、黄の三原色を。
* 写真のキャプションもTukさん。

ソライロタケ :私が一番好きな美しいきのこです。去年よりも勢力拡大しているようです。→」
 ・・・ チチアワタケ出てます?黄色い管孔も美しいです。広葉樹の落ち葉が目立ちますが、本当は松の樹下ですね。松が健在ならハツタケなども見られるのですね!(simo)
アカイボカサタケ
傘が開ききってしまっていますが、
てっぺんにちょこんとイボが突き出ています
ヒナアンズタケ
食用と書いてありますが、食べるにはだいぶ小さめの子達ですね
チチアワタケ:色の濃いタイプ。毎年長く楽しませてくれます。 ヒメカバイロタケ:群生が目にも鮮やかです。



 2012年09月12日
 
" 同じ所へ行ってみました " 

 --- 奈良市にお住まいの
      Takさんよりメールをいただきました

「・・・この前のオオコゲチャイグチ?(9月7日の項参照))を見た場所に行ってみたところ(8日後です)、予想通り無残な姿になっていました。
 それ以外にもいろいろ撮れたので報告します。あいかわらず名前はわかりません。
 きれいに並んだ写真が撮れました・・・それから、黒くなったキノコから出ているようにみえるキノコが撮れました。
 他にもクロハツ?、アンズタケ?、キツネノハナガサなどいろいろなキノコをみましたが、写真は省略です。」

 --- 和歌山にお住まいのAsさんより「カレバキツネタケ幼菌達の描写、アングル。感動的です。いやっ 負いりました。
 ・・・ イグチに付くカビも色とりどりですが、得意先は決まっているように思います。クロハツ、アンズタケの?はいらないと思います。どちらもたくさん見られるコースですから黒くなったきのこはクロハツで、このヤグラタケは9月9日のものに比べ随分ご老体です(simo)。



 2012年09月09日 生駒山も色鮮やかなきのこたちで賑やか
 相変わらずの残暑の中、汗を拭き拭き生駒のきのこたちとの久しぶりの逢瀬を楽しむ。生駒を知り尽くしているYmさんのご案内つきの贅沢な散歩。
 アキノギンリョウソウの独特の風情はやはり秋なんだと感じさせてくれる。ボチボチあのオレンジの子が出ているのかなといいながら歩いているとカバイロコナテングタケの見事な幼菌・成菌が姿を見せてくれる。松の腐朽木が好きなのかアカイボカサも目立つ。
 先日は傘径27cmのアカヤマドリがでていたというが、多くのイグチはシロ・黄色のカビで全身覆われている。それでもテングタケ、ベニタケ、イグチと夏を代表するきのこはとても賑やかだ。遅くなると夕立の恐れがあるため早めに切り上げるが思いのほかたくさんのキノコに出逢え満足して早い撤退。
アキノギンリョウソウ カバイロコナテングタケ
松の腐朽の進んだ材上に多く見られたアカイボカサタケ
キイロアセタケ キイロイグチ
キヒダタケ マンネンタケ
キヒダサカズキタケ(池田仮称Gerronema sp.)に似るが??
ただキヒダサカズキタケ(Hydropus aurarius Har.Takah.)がある。・・・ん〜ん
別称?赤縁ベニタケのほうが分かりやすいが
ヤブレベニタケ ヒダの縁が赤い
ベニウスタケ
コテングタケモドキ ヘビキノコモドキ
シロオニタケ 幼菌 シロオニタケモドキ 幼菌
ドクツルタケ
シロタマゴテングタケ 立派なヤグラタケ 家主はクロハツ
シワチャヤマイグチ ウスヒラタケ 今日なら可食だが



 2012年09月08日 厳しい残暑 秋の気配を求めて 明日香方面へ
 立秋、処暑、白露・・・それでも何とか秋の気配が感じられるはずと期待しても相変わらず残暑は厳しい。何とか秋の訪れを感じられないものか?明日香の案山子ロードを訪ねる。
 稲の色づきにも彼岸花にも少し早いが、案山子はもう並べられ気の早い彼岸花がほんの少し咲いている。立ち寄った公園ではナンバンギセルがまだ咲いていてくれた。ついでに歩いた遊歩道では雨上がりに美しいキツネノハナガサ、ハリガネオチバタケ、サビイロオチバタケなどが美しい。
 予想外に早く回ったので峠を戻り近つ明日香方面で寄り道。ここでもこの間の雨に目覚めたキノコたちが待っていてくれた。
☆ 明日香の案山子ロードetc.
彼岸花 ナンバンギセル
☆ 明日香のきのこたち
キツネノハナガサ ハリガネオチバタケ
サビイロオチバタケだろう コウジタケ ひび割れた感じの赤い傘が印象的
緑色を帯びたヒダ アイバシロハツ テングツルタケ
☆ 南河内のきのこたち
ベニヒダタケ ミヤマホウライタケ
中途半端ではない 黒い
アシグロホウライタケ
イボは雨で随分落ちたようだ
オニタケ
ヤシャイグチ アカキツネガサ
アカキツネガサ 汚れた感じの傘 ハッとするヒダの色
アカヒダカラカサタケ
キクメタケ幼菌
不明 子嚢菌 不明 子嚢菌 胞子
不明 子嚢菌 子嚢 不明 子嚢菌 子嚢



 2012年09月08日
 
” 熊本のきのこ ”
--- 熊本にお住まいのHrさんより
        メールをいただきました

熊本のHrです。今日の収穫は朝のウォーキングで見つけたヤナギマツタケ。
 道ばたのケヤキの少し高いところに生えていたので、女房を肩車して採りました。
 帰り道、お手盛りのキノコを不思議そうに見る目を感じながらウォーキング。夜は湯がいたヤナギマツタケに大根おろし、それからゴーヤチャンプルにも入れてヤナギマツタケ尽くしです。

 --- たまにはHrさんのシロだった例の場所のヤナギマツタケも見に行かないと!(simo)



 2012年09月08日 ” 殻斗に ”
--- 東大阪市にお住まいのYmさんよりメールをいただきました
 殻斗(かくと)
 クリ・クヌギ・シイ・コナラなどブナ科植物の雌花の苞葉の多数が癒合して
椀形または毬形(まりがた)をなすもの。堅果の一部または全部を含む。クリ
のいが、どんぐりのお椀の類。−広辞苑より
  先日、生駒大阪側で珍しいものを見つけました。こんなものを見つけるとは私の目もどうかなっていたのでしょうね。カメラのマクロもこれが限界というところです。傘径大きいので2o程度、柄もあるようです。すごいですね。何者かご存知の方は教えて下さい。
 追、今日の生駒大阪側、乾燥していました。
ハマクサギタマゴタケ、チャタマゴタケの老菌に加え、ベニタケ科の連中はよく見受けました。乾燥に強いのでしょうか。



 2012年09月07日 ” ファミリー写真? ”
--- 東大阪市にお住まいのYmさんより
      メールをいただきました

 ”現物を見たってわからんのに写真ではもっと無理やわ” ”しかしこのアングル、イグチの特徴をうまくとらえてなかなかえーな” なんてTakさんの写真を見てひとりごと。
私も一昨日生駒を歩いてきましたが、凄く発生しており予定時間を大幅に超過、何とか明るいうちに帰れました。
 この日の写真を列挙しておればきりがありませんが、今回特に気付いたのが彼らの集合シーン、こうゆうのに出会うと思わず“オー”と声をあげてしまいます。 なかなか壮観です、またよく見ると成長過程が一望できます。  
 明日から2−3日傘マーク、また彼らでいっぱいにならなければいいのですが??・・・すごい!大物の行列ですか?(simo)



 2012年09月07日  ” このイグチはなんでしょう”
   --- 奈良市にお住まいのTakさんよりメールをいただきました
 生駒はキノコの出盛りだとの話を聞いて、よく行く生駒の山道に行ったところ、たくさんのキノコに出会うことができました。ただ、しろうとの悲しさ、さっぱり名前がわかりません。そのなかでも毎年イグチの老菌には出会う場所があるのですが、今年はとうとう若い個体に出会うことができました。それも無数の個体をみることができました。柄の太さが3cmはあろうかという大きいものです。
 私のもっているちいさな図鑑ではあてはまるものがないように思います。これは何というものか教えてください。よろしくお願いします。」




 2012年09月05日  ”【鳥取のきのこ探訪 氷ノ山自然ふれあい館 響の森】”
   --- Oさんよりメールをいただきました
 前にお知らせしていた、鳥取探訪の四本目が書き終わりました。最終日の午後からちょっと乗り換えにヒヤヒヤしながら行った、
氷ノ山自然ふれあい館 響の森です♪少ない前情報で赴いた先で、想像以上のキノコ要素で・・・。長くなってしまったので、前後二つに分けました♪
 【仝 鳥取のきのこ探訪 氷ノ山自然ふれあい館 響の森へ♪ 前編 全】
 【仝 鳥取のきのこ探訪 氷ノ山自然ふれあい館 響の森へ♪ -後編-  全】
 先日の番外編、お疲れ様でした♪ハマクサギタマゴタケ出てましたか〜!毎年お会いしているのに、今年はお会いできていません。。。神戸のシロが不調で未だ姿無く。例年なら七月入ったら見かけられるんですが・・・。大阪のシロも先月出ませんでしたが。この子含めて、今年は大型アマニタの三兄弟に会えてないなぁ・・・オオオニテングタケとハイカグラテングタケ。



 2012年09月03日  楽山楽水日記 」の管理者、柏市のU氏よりメールをいただきました。
1.   散策雑記2012818日の「猛暑・乾燥続き 南河内のきのこ」の記事中、マツの木に発生していたウスヒラタケはオオヒラタケではないでしょうか。柏市では盛夏に針葉樹のスギの樹幹の損傷部に発生しているオオヒラタケが見られます。
 2.     散策雑記2012826日の「西粟倉〜鳥取PartU」の記事中、マイタケとあるのはブナ樹林帯で夏にみられるトンビマイタケに似ているように思われます。
 --- 貴重なご指摘ありがとうございます。ご意見を参考にさせていただき勉強していかないとダメですね・・・simo。



 2012年09月02日 やっと河内の里にもきのこが帰ってきた
 夏枯れでほとんどキノコとの出逢いのなかった河内の里にもやっときのこの秋の足音が聞こえ始めた。
 昨日の北摂のキノコに気をよくして朝からご近所の散歩道へ。イグチたちが俄然元気を取り戻しつつある。
 昨日につづき今日も色鮮やかなハナガサイグチのお出迎えにご機嫌になる
白くカビにやられたものが多いがそんな中でも傘の紅、紅色の網目の紋様、鮮やかな黄色い管孔のとても素敵なベニイグチも存在感がある。キイロイグチ、キアミアシイグチのよう菌もなかなか立派な姿だ。見下ろすと真っ黒でどこにあるか見落としそうだが足元をよく見ると黄色がかった網目のおしゃれなタイツ姿のモエギアミアシイグチもたくさん並んでいる。
 小さな傘も柄も白い粉だらけのコナカラカサタケモドキが土留のネットの網目に並んでいる姿はとても魅力的。
 アカキツネガサは毎年8月下旬から9月初旬で逢います。私には晩夏・初秋のきのこシーズンの合図です。 
 7月初旬以来気になっていたベニタケの仲間もやっと再会し名前が判明。7月1日「なんだろう?」として掲載していたところ富山県中央植物園の橋屋誠氏よりウズゲツチイロタケではないかとご指摘を受けました。 ただ「胞子はアミロイドではないでしょうか?、またきのこを切っていただきますと、傘の肉に縞模様があるのでは・・・ひだは黄色味が強く、各所で二叉分岐をしています。ぜひお確かめください。
といくつか確認すべ点があったのですがその後出逢えず保留状態でした。今日、宿題のポイントも確認できたのでウズゲツチイロタケとしました。
(↑今日も素敵なハナガサイグチのお出迎え)
カビで白くなったものが多い中でも
素敵な姿の ベニイグチ
キイロイグチ
キアミアシイグチ モエギアミアシイグチ
モエギアミアシイグチ 胞子 モエギアミアシイグチ シスチジア
モエギアミアシイグチ 担子器 クリイロニガイグチ
コナカラカサタケモドキ
コナカラカサタケモドキ ヒイロハリタケ
アカキツネガサ ウズゲツチイロタケ
ウズゲツチイロタケ
「ひだは黄色味が強く、各所で二叉分岐」
ウズゲツチイロタケ
傘の肉に縞模様がある」
ウズゲツチイロタケ
「胞子はアミロイド」
ウズゲツチイロタケ
シスチジア



 2012年09月02日 " 熊本のきのこ "
 --- 熊本にお住まいのHrさんより
         メールをいただきました

「 熊本のHrです、”ところ変わればキノコも少し様子が違う”、確かにそうですね。
 昨日は1400m級の山に登り尾根歩きを楽しみましたが、下りの唐松林の苔むした枯れ木に白い固まりが?。
 近寄ると本やホームページの写真で見たことのあるハナビラタケ!。何と大きな固まりが付近に3つもありました。
 山登りでカメラを持っていなかったので、写真はお土産です。これで400gあります。
 いつもと違うところには、違うキノコですね。」
 
 ・・・お久しぶりです。お元気そうで安心しました。(simo)



 2012年09月01日  またまた思いつきの番外編---北摂のきのこ観察会 "
 猛烈に暑かった8月を終え、やっと9月。相変わらずしばらく猛暑続きだというが、なにか少しでも秋の気配を感じたいな!と番外編の観察会は北摂の清流沿いの散策と趣を変えてみた。
 馬の背を降りわける夕立の結果は気象庁の降水量のデータでもよく分からないが何となくこちらに足が向いた。
今朝まで降っていた雨も上がり、すがすがしい谷沿いの散策路を気持ちよく散策。ヒロヒダタケのよう菌・成菌・そして乱舞するかのような素敵な姿のもの。明日・あさってには見事に乱立しそうなハマクサギタマゴタケの巨大なタマゴが並んでいる。

 時折日がさすが、もみじの美しい緑が傘になってくれる。オレンジの素敵なハナガサイグチの軍団には踊りだしたくなるほど感激。
 雲行きが怪しく駅への道を急ぎ、駅舎に付くと激しい雨が降り始める。・・・付いてるなア。昨日見ると食べごろ?のウスヒラタケが傷んでいたのは残念だが、メモを見ると40種ほどのキノコに出逢っている。いよいよ秋のキノコのシーズンが始まりそうな気配だ。
明日には頭を出しそう ハマクサギマゴタケ  明日には傘を広げていよう ハマクサギマゴタケ
朝まで降った雨の水滴を載せる ヒロヒダタケ 乱舞する ヒロヒダタケ
コシロオニタケ 幼菌 ダイダイガサ
マメザヤタケ チャコブタケ
ヒメアカコブタケ カワリハツ
イバリシメジ カヤタケ
イタチタケ アラゲキクラゲ
ツノフノリタケ ハナガサイグチ
ハナガサイグチ
ヌメリコウジタケ
ヌメリコウジタケ 胞子 ヌメリコウジタケ 担子器



 2012年09月01日 " ナラ枯れのあと "
 --- 東大阪市にお住まいのYmさんよりメールをいただきました
 先日生駒市にお住まいのChiさんが「石切と枚岡の間の生駒山山麓の住宅街のすぐ上で3本ほどクヌギが枯れています。Ymさんなら枯れですか?」とお尋ねがありました。
 昨日Ymさんが現地を確認され「Chiさんご指摘の件ですが、確かにナラ枯れでした。今日、3〜4本実際に確認し、かつ公園事務所の方にも確認しました。室池は大丈夫のようですが、どうして突然中部に現れたのでしょうね。」と連絡いただきました。
 --- そして、「昨日、”ナラ枯れ”の確認を優先に大阪側を歩きましたが、その途中そしてその後も彼らを求めて歩いていました。暑さと急勾配でかなりきつかったのですが、幸いこれをいやしてくれる出迎えがありました。またや、私にはサプライズを含めて。
 ハマクサギタマゴタケとチャタマゴタケ、7月中頃同じエリアで確認してから一ヶ月半というスピードです。数は少なめでしたがこれから秋バージョンとして増えてくるのかもしれません。 えー、こんなところにオニフスベ?これが私なりのサプライズです。 初めてではないのですが、石切で見つけて以来10年近くはたっていると思います。ポンポンと叩いてみると少し柔らかかったので胞子化も時間の問題でしょう。長径20cm余りの小型でした。
 そろそろ秋モノが出てくる時期です、皆さんも頑張って探してみて下さい。」
☆ 生駒山 東大阪斜面のナラ枯れ&サプライズ



 2012年09月01日 " コウタケの想い出 "
 --- 奈良市にお住まいのDmさんよりメールをいただきました
 「 先日、Ymさんが提供された写真クイズ(8月25日の雑記参照・・・simo)を見て、マイタケかな?と思わないでもなかったが、私は瞬間的にコウタケかな?と思いました……その集団の生え方が、そう思わせました。 デモ、Ymさんの「マイタケと思う」と言われるのを読んで、やっぱりそうか!と頼りない納得をしました。 これが腐っていなかったら……ymさんは文字通り小躍りされたことでしょう……。
 私は山国に生まれ育ったので、子供の頃から大人達が採ってくるキノコは良く目にしました。しかしマイタケは希少種だったので子供の頃に一度だけ見た事があります。近所の爺さんが深い山奥から採ってきた大きな株を見て「これがクリタケか?!」と目に焼き付けました。蒜山地方ではマイタケをクリタケと言います。
 本当のクリタケを方言でシモタケといいます……霜の降る晩秋の気分が良くでています。
 その後、野生のマイタケを目にしたのは2年ほど前でしたか……Sさんが奈良の×××で見付けられたデカイ株を観たのが、長い我が人生の中で2度目でした。
 私の故郷の蒜山地方では、めったに採れないマイタケよりも、比較的沢山採れるコウタケの方が有名だったし、皆さんも珍重しました。これを大きな竹籠一杯に背負って帰ってくる鼻高々の顔を見かけたものです。 蒜山地方の人達はコウタケを生では食べず、必ず干して保存しました。そして正月、結婚式、お祭り、お葬式、法事などの「特別の日」の料理にはこの煮物が必ず付いていました。
 その料理方法はどの家でも同じで……干物を水で戻し、出汁醤油で甘みを利かせて濃厚な味で炊いてあります。その味も中々のものですが、やはり香りの良さが一番だと思います。歯触りは干し椎茸ほどに柔らかくないのですが、歯切れの良い食べ物です。私が小学校5年生の時、アケビを取りに山には入り、偶然にコウタケの群落に出会いました。入れ物を持っていなかったので、服を脱いで、それに包んで持ち帰りました。それを見た近所の婆さんが「私をその場所へ案内してくれ」と言います。その付近を探せば未だ沢山あるはずだと言うので、連れて行きました。 その周辺を2人で探し回ったが、何も採れず、足早に迫る秋の夕暮れに追われながら家路についたのは、ついこの間の出来事だった……と思い出す、この頃です。」



Part 9 2012 (9) 9月
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