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Part8 2011 (5) | 5月 | ||
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--- 和歌山のAsさんよりメールをいただきました --- 「きのこ多量発生は6月になってからと思われます。 ベニタケ類を複数個見かけましたが、雨でボロボロの状態です。・・・」 |
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キコガサタケ | キコガサタケ 柄は微粉状 | |
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アミスギタケ | アミスギタケ 管孔 美しい | |
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ヒナノヒガサ。苔の間からでていました。 | Xylaria liquidambarフウの実から発生。 | |
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ウスヒラタケ。触ってみると薄い。傘は白色。 | ベニタケ属の幼菌。コケの間から発生。 |
台風2号が接近中で朝から大雨警報。いつでも帰宅できるよう家の近場を覗いて回る。覚悟を決め長靴に大きな傘レインウェアで出かけるが、うまい具合に傘なしですごせる時間が多く助かる。きのこもそれなりに出てくれている。 ☆ 堺のウッドチップ上では、相変らずシワナシキオキナタケの色っぽい軍団が素敵だ。オキナタケもとても魅力的だ。ふと見上げると珍しいほど美しいキクラゲがビッシリ。 以前から気になっていたアンタッチャブルな黒い軍団はヒカゲタケ属のようだが・・・??手持ちの図鑑では? しばらく歩くとナカグロモリノカサがたくさん並んでいる。柄の基部付近を傷つけると黄色に変色する。図鑑では「肉が赤変しない仲間」だが、何故か雨にうたれて傘が赤くなっている?? 傘が溶けはじめたヒトヨタケの仲間が出ている。根が少し長く伸びている。ネナガヒトヨタケのようだ。 このほか、臭い軍団が次々と出ている。キツネノタイマツは溶けてしまっている。ツマミタケ、サンコタケも雨でかなり傷んでいる。 ☆ ・・・このあと南河内の散歩道へ。フウノミに出る子嚢菌が気になって探す。若いようで、分生子と分生子柄は確認できるが子嚢は見えず。和名のないXylaria-liquidambarisでいいのだろう。雨にぬれたツチナメコ、ヒメカバイロタケも素晴らしい。 ふと見た松のかなり古い倒木ではオシャレな姿のマツオウジが出ている。来客中のようだ。カタツムリがすぐそばにいる。ただ柄を齧ったのはナメクジだろう。何匹かすぐそばでウロウロしている。雨が激しくなり帰ろうとしたとき、苔むした倒木の上の小さな黄色い粒が目に入る。マルミノアリタケのようだ。 15時過ぎ台風は温帯低気圧になったようだが、その後のほうが雨が激しい。 |
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シワナシキオキナタケ 幼菌 | シワナシキオキナタケ | |
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シワナシキオキナタケ | オキナタケ | |
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オキナタケ 胞子 | オキナタケ 担子器 | |
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無傷の美しいキクラゲの群生 | キクラゲ 胞子 | |
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ヒカゲタケ属 | ヒカゲタケ属 | |
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ヒカゲタケ属 | ヒカゲタケ属 胞子 | |
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ヒカゲタケ属 胞子 | ヒカゲタケ属 担子器 | |
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ヒカゲタケ属 縁シスチジア | ナカグロモリノカサ 柄は黄変 | |
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雨にうたれ傘が赤く見える 傘の色素が溶けて肉の色が見えているのか? |
ネナガヒトヨタケだろう | |
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根が長い ネナガヒトヨタケだろう |
ネナガヒトヨタケ 胞子 | |
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ネナガヒトヨタケ 担子器 | サンコタケ群生 | |
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ツマミタケ | フウノミ上の子嚢菌 Xylaria-liquidambarだろう | |
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Xylaria-liquidambar 分生子 | Xylaria-liquidambar 分生子柄 | |
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ツチナメコ | ツチナメコ 胞子 | |
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ツチナメコ 担子器 | ツチナメコ シスチジア | |
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ヒメカバイロタケ | 抜群のスタイルのマツオウジ 脚もとを齧ったのは?右上にカタツムリがいるが すぐ舌には何匹かのナメクジ |
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マルミノアリタケ | 目盛:1mm 寄主サイズはかなり違う | |
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目盛:1mm 寄主サイズはかなり違う | 子嚢 これでも右下で切れている アリタケに比べかなり長い |
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子嚢 先端部 | 二次胞子 左の子嚢内部に見える子嚢胞子が 分割したもの |
”今日のきのこ狩り” --- 熊本のHrさんより メールをいただきました 「熊本のHr田です。 台風が近づく熊本ですが、週中に雨がありキノコ狩りには絶好のタイミング。 春のハタケシメジを求めて秘密のあの場所へ、ありましたありました、りっぱな株が二つ、ついでにヒトヨタケとマツオウジもゲット。 収穫したハタケシメジは焼いてレモンと醤油で一品、ベーコンと炒めてもう一品、う〜ん、ビールが進みます。」 |
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![]() 南限のスズラン自生地 奈良の吐山・・・ 25日の天気予報では入梅は平年並み・・・ところが翌26日に近畿はツユ入りしたという。異常に早い入梅だ。 雨模様だが気になっていたスズランを見に奈良市(旧都祁村)の吐山(はやま)へ。濡れた瑞瑞しい姿を見ると雨も苦にならない。 帰り道、橿原市で少しだけきのこウォッチング。この1週間雨のなかったのは1日だけだが、気温が低い為か思ったほど、キノコが出ていない。 可愛いスズランのあと最初に目についたのがメタボな幼菌=大群れイチョウタケとは・・・。だがこの幼菌の姿も捨てがたい魅力がある。何故だか皆、色々な方向を向いて、てんでバラバラ。 ベニタケは何故か異常に遅れている。少し出ているものも激しく劣化している。少しずつ登場人物は増えつつあるが、もう少し気温が上昇しないことには、きのことの爆発的な出逢いにはならないようだ。 |
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てんでバラバラの方向を向いている オオイチョウタケの幼菌の群生 |
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フサヒメホウキタケ | フサヒメホウキタケ 胞子 | |
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フサヒメホウキタケ 担子器 | オオホウライタケ | |
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アミスギタケ | ベニヒダタケ |
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ベニヒダタケ 胞子 |
担子器 |
--- 和歌山のAsさんよりメールをいただきました --- 「この雨のおかげで、少しずつきのこがでてきました。以下、近所で見つけたきのこです。」 |
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ベニタケ属 傘にぬめり有り。傘の肉をかじったが辛くはなかった。 |
白色で密 | |
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クロコタマゴテングタケ。傘の色が少し紫っぽい。 | ツバは膜状。やや黄色味をおびている? | |
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ヒメホウライタケ属?ウマノケタケ似る。倒木上に発生。傘径約5mm。柄は針金状。 |
![]() ”ナラタケに遭遇” --- 和歌山のAsさんよりメールをいただきました --- 「 雨が降ったからといってキノコはすぐには、でてくれはしない。 山道を歩いているとナラタケに遭遇した。であったキノコはナラタケ、ウラベニガサ、ヒイロタケのみ。 ナラタケにしては朽木がみえない(土の中にもぐっているのか)。傘が少しくぼんでいる。傘中央の鱗片が少ない(多少、雨で流れたのかもしれない)。群生がすくない。など疑問点が残るが、たぶんナラタケだろう。」 ← 傘径約10cm。ナラタケにしては大きいと疑う |
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ひだは垂生。つば有り。間違いなくナラタケ。 | ひだはやや疎。小ひだがあり整然としている。美しい。 | |
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傘を見ると森の石松がかぶっていた三度笠を思い出す。 幼菌はやはり見飽きない |
老菌のそばに幼菌があった。これのみ。 | |
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ウラベニガサ。傘径約7cm。 | ウラベニガサは雨にすぐ反応するようだ。 ひだは密、ピンク色 |
--- 大阪の南河内できのこ観察をなさっておられる藤井寺市のArさんからメールをいただきました |
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ツバナシフミツキタケ 柄は上下同寸で基部が膨らむか、亦は下方に太い |
マルミノヒトヨタケ 胞子は類球形〜広楕円形〜卵型〜楕円形、 極少だが不正形が混じる賑やかな珍しいタイプ |
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シワナシキオキナタケ 傘表面は平滑で乾時、張りのある絹状光沢有 |
シワナシキオキナタケ 傘表面は平滑で乾時、張りのある絹状光沢有 |
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アメーバー状の幼菌 | 糊状で饅頭型の成菌、表面は海綿状 | |
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長径部34cm形を崩した初期老菌 内部は黄色を保つ |
薄い殻状の末期老菌、 内部は暗褐色粉状の胞子でホコリタケ型 |
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← フウノミタケ タイワンフウ、アメリカフウの果球に発生し梅雨季によく見られるが画像はその走り、木質で黒色部はビロード状、先端部は肌色をしていますが色が飛び白っぽく写り作品的には落第。 幼菌は以前、何方かがクシラリア・リクイダンバルと紹介されていたものと全く区別が出来ない。時期が異なりますので別物なのか同一種なのか判断出来かねる。 (フウの実にはえるフウノミタケはモエギタケ科ヒメスギタケ属(Phaeomarasmius)のもの。 以前フウノミタケと呼ばれていたものは和名のないXylaria liquidambarで、和歌山のAsdさんメールで送ってくださったもの(4月14日付けで取り上げていますが)と同一だと思います---simo) |
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![]() ”コブリノマメザヤタケ” ---5月21日付けのOさんのりメールをご覧になって 東大阪のYmさんからメールをいただきました--- 「 Oさん、ありがとうございました。 忘れていましたが、メールの写真を見て、おかげさまで霧が晴れました。 2008年5月、滝坂の道で添付の写真を取っていました。 小さいけれど変わった形なので、気になって手元の図鑑等を調べたのですが分からず、もやもやしながらそのまま忘れていました。」 |
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--- 大阪南港のニュータウンでキノコ観察を続けておられるKmさんよりメールをいただきました --- 「 ・・・少し出始めましたね。 今日は、ナカグロモリノカサ(の仲間)を描きました。 ヒダを覆っていた膜がはがれ始めたところです。これがツバになるのですね。二重(あるいは二種類)の膜がはっています。傘が開くにつれて、膜がはがれていきます。中のヒダは白っぽいベージュ色です。切った時根元が黄色くなりましたが、これは変色性の弱いタイプだと思います。 今見ると、さっきまで真っ白だった柄がベージュに色づき始めています。傘の中もやや色が濃くなってきました。変化は刻々、記録にとどめるのはなかなか難しいです。 ヒナノヒガサ、ウスベニイタチタケ(きれいな薄紅色のを見て納得)、ハラタケの仲間、ヒトヨタケの仲間、などです。」 ・・・雨の中観察なさったのですね。この雨でやっとキノコのシーズンと言った感じですね。キノコさえ出ていれば雨の中で見るのも美しくていいものですね。ヒナノヒガサのヒダも綺麗です。(simo) |
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---熊本のHrさんよりメールをいただきました --- 「 こんばんは、宮崎や鹿児島では雨ですが、熊本は降りそうで降りません。でも、熊本のきのこは頑張って出ていました。 まずは、キクラゲとアレゲキクラゲの同居、同じ木に窮屈そうに住み分けています。次にこの季節に一度は出会いたいルビーの輝きのカンゾウタケ、血が滴りそうに赤い姿が視線を引きました。 写真は撮りませんでしたがタヌキノチャブクロとナカグロモリノカサとも出会え乾燥続きの山は期待以上の発生でした。」 ・・・カンゾウタケ綺麗ですね。アラゲキクラゲ・キクラゲって中良いんだ(simo) |
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--- Oさんよりメールをいただきました --- 「 前にお知らせした赤玉女王の卵に会った翌日、アート系の菌友らが絹笠茸に会いたいとのことで、下見も兼ねて供を連れて京都の女王様のところへ。 正午前のじりじりとした日差しの中、スッと立つ姿が。女王様が立って迎えてくださいました。ただ、まぁちょっと走りの頃のお顔なので、ギリギリなんとか立ってるような状態。 宅急便が来たので慌てて羽織って出てきたようなお姿。 何はともあれ、立ち姿でお会いできたので目的も無事完遂。 昼過ぎに解散してまだ残った時間をどうするか・・・マツオウジ達の顔が見たくなり、阪急で神戸まで。松旺子ちゃんは出ているものの、乾いたちびっ子が多い。収穫された後もあり・・・他の茸の気配も薄い。そんな中でもハマシメジらしき子が愛嬌のある風貌で出てたり、ホウキタケの仲間も久しぶりに。 何だか妙に気になる笠の子が居たので見てみると、万年茸のような笠で裏は針山!見たこと無い風貌に驚きつつ、妙に硬い柄だったので根元を掘ってみると・・・松ぼっくりに。・・・これが松毬茸(マツカサタケ)か!面白い子だ。女王坂から初めて見る顔も飛び出してなかなかの一日☆」 ![]() 「そして追記というか、書き漏れ【粉振る小指】です。 今月8日頃から二箇所で見かけていた小さな突起のような茸(RIMG1278s)。マメザヤタケの類かなと観察してたんですが、14日にはこんな姿に!大小の突起と花が咲いたよう姿!虫草の仲間にも似てるけど、やはり・・・。 菌友に相談すると「コブリ(ノ)マメザヤタケ」ではとのこと。なるほど・・・検索してみて納得。花が咲いたような状態がアナモルフ、尖がった白い指の状態がテレオモルフなのか・・・最初は突起が咲くものだとばかり。一つ賢くなったと同時に、面白い連中だなぁと感心しきりで。」 (5月22日追記) |
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植物もきのこも例年に比べ遅れ気味だったが、ここのところの連日の夏日で植物は、平年なみになりつつある感じがする。庭のアジサイも色づき始めている。昨年、枝を鉢に挿してみたサラサウツギも淡いピンクに包まれた花が咲き始めた。ユキノシタの花も愛嬌たっぷりの花が可愛い。 きのこを探して橿原市あたりまであしを延ばす。道中ではウツギの白い花、河川敷・堤防を埋めるクサフジが目立つ。これだけ乾燥状態が続くと、キノコには厳しい。橿原市ではムレオオイチョウタケが出ているが水分不足でヒビワレ状態だ。 大阪の南河内では木陰の苔の間にヒナノヒガサらしいものがかろうじて生き残っている。胞子サイズが少し大きいので擬の付くヒナノヒガサモドキのほうだろうか? |
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昨年枝を鉢に挿してみた サラサウツギが咲き始めた |
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ユキノシタの花 | 道路沿いでは卯の花が目立つ | |
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河川敷・堤防付近ではクサフジが目立つ | 橿原市で見た ムレオオイチョウタケ | |
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かろうじて生き残っていた ヒナノヒガサモドキ? |
ヒナノヒガサモドキ? 胞子 | |
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ヒナノヒガサモドキ? 担子器 | ヒナノヒガサモドキ? シスチジア |
--- 和歌山のAsさんよりメールをいただきました --- 「 松の切り株、朽木を探してはマツオウジの松ちゃんがでてはいないかとのぞきこむが、見当たらずじまい。そんな中、コナラのような朽木が他の樹にささえられ、その下に小さな無数の白いものを発見した。朽木の破片が下に落ちたところから発生している。 洞窟のように薄暗く、その中で、そのきのこ群だけが白く輝いていた。まるで、その白いきのこ群は白い妖精のように写った。そして、そこは異次元の世界のようであった。 里山を歩いているとセミ(ハルセミ?)が鳴いていました。ほとんどが1週間前の雨で発生したと思われるきのこが多かった。」 ・・・乾燥注意報が続く中での観察でもこれだけのきのこが見つかるのですか?スゴイ!(simo) |
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イヌセンボンタケの群生 このまま消えないでほしい |
イヌセンボンタケ 傘の条線と柄の微毛が見られる |
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イヌセンボンタケ 幼菌 卵形 朽木上に発生 やや逆さま状態 |
クヌギタケ属 ペアの感じがいい 一方は♂、他の一方は♀(乙女)のように見える |
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クヌギタケ属 ヒダが美しい 傘の色は灰褐色 |
小型 ケコガサタケ属、ヒメコガサ? コケの間から発生 傘の条線が見える |
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ヒメカバイロタケ 松の倒木に発生 傘に条線あり 一部、傘中央部がくぼんでいる。 ヒダはやや疎。脈絡が見える。 |
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でっかいヒトクチタケ 日当たりのよい松の切り株に発生 |
フウセンタケ属 傘径約10cm
ニセマンジュウガサ似る もう4ー5日早かったら新鮮なものに出会えたのに残念 |
--- 東大阪のYmさんよりメールをいただきました --- 「一昨日久しぶりに生駒を離れ京都方面へ。 今週は雨がなさそうなので早い方がと思って行ったのですが、先週の雨の効果は消滅、2〜3見つけたベニタケの仲間は柄が空洞になって倒れる寸前。 地上生に見切りをつけて材上生に変更、古い記憶を頼りにウロウロすればありました、ありました先日の奈良公園パート2。いまにも血が滴りそうな見事なお姿、あまり絵にならない種ですがこれは別格です。もう一枚はヒメカバイロタケでしょう。 さて、カンゾウタケに勢いを得て次はマツオウジ・・・ 赤松の切り株や倒木がたくさんあるのになぜないの、なんてぶつぶつ言いながらウロウロキョロキョロ小一時間。 と、倒木の切り口の穴に黄色い点が一つ、オー?!と近ずくとマツオウジのおチビさんが外をうかがている、これで終わり?と周囲をまたやウロウロキョロキョロ、すると目の前に三つ子出現。 いずれにしても今年初めての出会いでした。(生駒ではまだでした)ついでにも一つ大きいのを。 その他、もう出ていたの?ダイダイガサ。今年は暑いのかな。 トビゲウツボホコリとおぼしき変形菌、もう柄が出ていたのですね、アングルを変えて撮らなかったのが後悔です。きれいな色。 というわけで、これだけでもまあまあの成果かなと思っております。22日は雲と傘マーク、皮肉ですね。」 ・・・これだけ乾燥した晴天が続くと、キノコはあっという間に乾燥標本ですね(simo) |
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カンゾウタケがこれだけ並ぶこの光景は 随分迫力がありますね(simo) | ||
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こんな頃の幼菌って最高ですね(simo) | ||
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南方系のダイダイガサも出ています? 後は雨さえあれば・・・(simo) |
5月のきのこ観察ではやはりマツオウジを見ないと・・・。南河内でマツオウジの出そうなところを2,3箇所探し歩く。 探せばあるもので、見事なプロポーションの株が出ている。しばらく歩くと上品な色合いのチャンタケが出ている。フジイロチャワンタケモドキのようだ。その近くでは妙に気になるスタイルのウラスジチャワンタケ。苔の間ではヒナノヒガサも出始めている。 ハルシメジのよく出ていた梅林を覗くがウメウスフジフウセンタケのみ。もう一箇所のハルシメジのポイントに行くとウメウスフジフウセンタケとハルシメジが共存しているが・・・。すぐ横の木陰の切り株ではアラゲキクラゲがビッシリと並んでいる。 そうだ、この季節。ヤナギマツタケが出ているはず。堺方面へ脚をのばす。傘径30cmほどの巨大な奴だが、かなり傷んでいる。ウッドチップの上ではかなり劣化した成菌に混じって幼菌のサケツバタケが美しい。乾ききった成菌の横のシワナシオキナタケの幼菌も素敵だ。ここのウッドチップの名物は昨日のフミヅキタケと違い、ツバがないほうのツバナシフミヅキタケだ。 ところどころで見かけるノアザミがとても鮮やかで目を惹く。 |
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素晴らしいプロポーションのマツオウジの株 | ||
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妙に上品な色合いのチャワンタケ フジイロチャワンタケモドキだろう |
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フジイロチャワンタケモドキ 胞子 | ||
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フジイロチャワンタケモドキ 子嚢 | ||
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ウラスジチャワンタケも素敵な格好だ | ヒナノヒガサも出始めた | |
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ウメウスフジフウセンタケ | ウメウスフジフウセンタケ | |
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ウメウスフジフウセンタケ 胞子 | ウメウスフジフウセンタケ 担子器 | |
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ハルシメジ | アラゲキクラゲ | |
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傘径30cmほどのヤナギマツタケ | サケツバタケ | |
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シワナシオキナタケ | ノアザミの美しい季節だ | |
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ツバナシフミヅキタ |
ノウタケの無性基部の変形菌・・・?? |
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拡大 目盛:mm | ||
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さらに拡大 | 細毛体と胞子 | |
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細毛体と胞子 | 胞子 |
急な思いつきでお誘いした観察会だが9人の参加となる。梅雨のハシリの雨が続きコンディションは最高といそいそと出かける。 あれだけの雨が降った後であり、どんなキノコに出逢えるのか大きな期待を持って歩き始める。松の切り株にマツオウジが並んでいるのではと探すが見当たらない。それならばカンゾウタケはとシイの樹の周りを探すと出始めの可愛い幼菌、立派な成菌が幾つか出ている。オレンジ色の可愛いヒメダイダイタケの群れもウットリとさせてくれる。 そうそうヤナギマツタケの出ているところ・・・と、行ってみると株がちぎられた後だ。先客がいたようだ。近くのハタケシメジも小さな株が出始めている。昼食後ウッドチップの上ではフミヅキタケの色々なステージのものが楽しませてくれる。そうそう、ハルシメジも出ている。 期待ほどの出逢いではないが、5月の観察会としては満足しないと・・・ |
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こんな可愛い幼菌に出逢えたのだから 満足しなければ カンゾウタケ |
カンゾウタケらしい風情 | |
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ヒメダイダイタケ | プニョプニョ キクラゲ | |
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ヒメカバイロタケ | ハタケシメジも出始め | |
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チシオタケ | ナギナタタケ | |
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ナギナタタケ 胞子 | ナギナタタケ 担子器 | |
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ウスベニイタチタケ | フミヅキタケ | |
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フミヅキタケ | フミヅキタケ | |
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フミヅキタケ 胞子 | フミヅキタケ 担子器 | |
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フミヅキタケ シスチジア | オオチャワンタケ | |
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オオチャワンタケ | オオチャワンタケ 胞子 | |
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オオチャワンタケ 子嚢・側糸 | オオチャワンタケ 子嚢・側糸タケ |
--- Oさんよりメールをいただきました --- 「 昨日、夜勤帰りに大阪でキノコにまみれたあと京都へ下見に行ったら、ビンゴ☆ちょっと早めかもしれませんが、赤玉絹笠茸の卵がボコボコ☆もうはち切れそうなぐらい大きくなったのや割れたのも・・・まだ出たのはありませんでしたが。 前回お知らせしたジーン様はすっかりメタボ気味に大きくなってこんな仕上がりです♪見事な舌の出しっぷりに感服・・・。黒小卵天狗茸たちも賑やかになっていて・・・茸のスイッチが入ったようです♪ 最後に、黄色い子・・・はお約束w 和名:「ウスキキヌサガタケモドキタン」ですw キタンクラブのキヌガサタケストラップを蛍光ペンで塗りましたw少し色が落ちたけど。」 |
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--- 和歌山のAsさんよりメールをいただきました --- 「 やっときのこらしいきのこに出会えました。クロコタマゴテングタケ一番のお目覚めです」 |
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クロコタマゴテングタケ。 画像では色が分かり難いが、傘は灰色。つばはやや黄色味を帯びている。根元は球根状。3箇所に出ていました。 |
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不明菌 掘ってみると幼菌がそばにいた。 傘の径4cm位。 |
![]() ” 春の名残、夏の気配・・・とまさかの再会 ” --- 久しぶりです。Oさんよりメールをいただきました --- 「 皆さんごぶさたしとります。 相変わらず落ち着き無く野山を駆け回っています。 9日に六甲山系をブラブラと流してきました。 気持ちのよい風の中、天狗飯櫂(テングノメシガイ)から始まり、賑やかな橡茸の仲間たち、ひょっこり登場したのは会い納めをしたと思っていた編笠さん。ガッチリしてます。 まだかな〜?とシロを覗きこんでいると、今年も登場☆松ちゃん!幼菌の株で、根元の方には原基とおぼしき突起もみてとれて。他には見つけられず、今年の出始めのようです。 ちなみに、紅い紅〜い写真がありますが、冗談なので間違えないようにw新種のタマゴタケモドキタンですw(奇譚クラブのソフトストラップの卵茸ですw) 実際夏に卵茸が生えるところで撮りました☆ 切り株に目をやると、素敵なロケーションにぴょこっと顔が。これは撮り収めねばと、腰をすえましたが、何か見覚えの笠の質感にチェックすると、なんと榎茸!!冬茸にまで再会できるとは思わず、嬉しい事で♪ 中型の風船茸や、薄藤風船茸らしき子まで顔を出してたまりません♪」 --- 和歌山のAsさんよりコメントをいただきました --- 「普通、見つけにくいきのこ達をよく見つけたと感服。 Oちゃんのきのこ目にかかると隠れていたきのこ達もタジタジ。いや よく見つけてくださったとつぶやくかな。 松ちゃん マツオウジ まさに生の誕生だ。松の硬い殻を破って、でてきたのだろう。 頭(傘)から先にでてきた感じ。柄などはまだ未発達。後に傘にリンペン、柄にササクレができるだろう。りっぱに成長してほしい。 それにしてもタマゴタケ 本物そっくり。コメントがなければだまされてしまうところ。Oちゃんのお茶目けにまいった。」 |
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--- 和歌山のAsさんよりメールをいただきました --- 「 ヒトクチタケ、よく見ると面白い。 ヒトクチタケは枯れて間もないアカマツなどに発生するらしい。 成熟すると傘の付け根に近い部分に穴ができ、外に開き魚の干物のような匂いを発し、ハサミムシなどの虫をおびき寄せ、胞子を運んでくれるのだろう。 ヒトクチタケの戦略に拍手。」 |
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顔の表情に似ている | 上から見た画像。ニス状光沢ピカピカ。 | |
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下から見た画像。下面は革質の皮膜で覆われている。 | 内部。肉と管孔との境面が不明瞭。 | |
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内部。肉と管孔との境面が明瞭。空洞も大きくなっている。 | 幼菌。頭が少し黒っぽく愛らしい姿だ。 |
--- 和歌山のAsさんよりメールをいただきました --- 「あいかわらず、きのこは少ないです。休眠状態かと思ってしまうほどです。」 |
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ニセヒメチチタケの幼菌達です。 やっとでてくれました。白い乳液がでました。 |
ニセヒメチチタケの傘の小突起がトレードマーク。かわいい。 | |
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ギンリョウソウ。 以前ギンリョウソウだけでベニタケ属、見つからず。 |
タンポタケとツチダンゴ類。 はじめオオセミタケかタンポタケのどちらかと思って 掘ってみるとツチダンゴのようなものが出てきたので タンポタケだとわかった。 タンポタケの柄の方が、筋がはいって太くしっかりしている。 |
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タンポタケ。頭部のブツブツが子のう殻だろうか。 子のう殻は頭部の子座(しざ)に埋没? |
不明菌。近くに椿があり、ツバキキンカクチャワンタケを探していたら、 偶然発見。傘は1cmほど。小さい。 |
乾燥注意報が出ている。晴れると一気に乾燥が進む。それでも、近くの丘陵を歩いてみると立派な姿のハルシメジが出ている。以前は大量に出ていたのだが、今年は数本のみだ。頑張って胞子をたくさん撒いてくれるといいのだが。 苔も乾きかけているがその中にツチスギタケらしいものが並んでいる。 |
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今年は数本しか出ていない 南河内のハルシメジ | ||
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ツチスギタケのようだが | ||
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ツチスギタケのようだが | 胞子 | |
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担子器 | 側シスチジア |
![]() --- 熊本のHrさんよりメールをいただきました --- 「今日はウド採りに阿蘇の草原を散策、昨年から目星を付けていたところなのでウドは予定通りに収穫したのですが、なんとその草原にアミガサタケが。標高1000mでまだ八重桜が咲いていましたのでアミガサタケが出てても不思議ではないのですが、熊本に引っ越してから一度も目にしていなかっただけに嬉しさひとしおです。 ちなみに今日の山菜は、天然のアスパラガスと呼ばれるシオデ、コシアブラ、たら、ハリギリ、ほうれん草の味がするハナイカダ、今日のメインのウドです。 来週の5月15日は熊本きのこの会の観察会、どんなきのこと出会えるか楽しみです。 ←ウドとワラビとアミガサタケの生えている草原」 (あてにしないで歩いているときに見つけたキノコって本当にうれしいですね!必死で探していると、余り見つからないし。simo) |
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アミガサタケコンビ | アミガサタケトリオ |
さすがに立夏をすぎ、暦どおりに暖かい。陽が差すと半袖がちょうどいいくらいだ。近くの観察ポイントを歩くが、キノコは相変らず少ない。苔の間にニセヒメチチタケの幼菌らいいものが出ているが傘径1cmにも満たないくらいで、乾燥しかかっている。ヒトヨタケは絵になる姿だ。アミガサタケは上半分は乾いて萎んでしまっているが、面白い表情だ。 |
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ニセヒメチチタケの幼菌のようだ | ヒトヨタケは立派な姿だ | |
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面白い表情のアミガサタケ | アミガサタケ 胞子 | |
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アミガサタケ 子嚢 | アミガサタケ 子嚢 |
相変らず、黄砂でどんよりとした空模様。久しぶりに明日香・橿原方面へ。雨量は充分なはずだが何故かきのこは少ない感じがする。 |
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畝傍山を背に レンゲ畑 | アラゲカワキタケ 明日香 | |
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アラゲカワキタケ 胞子 | アラゲカワキタケ 担子器 | |
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アラゲカワキタケ シスチジア | 橿原市 | |
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アミスギタケ 明日香 | アラゲカワキタケ 胞子 | |
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アラゲカワキタケ 担子器 | フサヒメホウキタケ 橿原市 | |
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ウラベニガサ 橿原市 | ウラベニガサ 胞子 | |
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ウラベニガサ 担子器 | ウラベニガサ シスチジア |
雲のため?黄砂のため?どんよりとした空模様でさえない休日。大阪南河内の藤井寺市の葛井寺(フジイデラ)の藤をみに出かける。青い空を背に見ればもっと素敵だっただろうが、見事な咲き具合だ。 このところ雨がかなり降っているので、期待してきのこ散策に出かけるが非常に少ない。気温が低いのか?探し方が悪いのか? |
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河内で見かけた オキナグサ | ケコガサタケ属 | |
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ケコガサタケ属 胞子 | ケコガサタケ属 担子器 | |
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ケコガサタケ属 シスチジア | チチタケ属 | |
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チチタケ属 胞子 | チチタケ属 担子器 |
--- 和歌山のAsさんよりメールをいただきました --- 「里山の山道にて」 |
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桜の樹に発生。コナラではない。 だんご鼻にみえないがヌルデタケ? |
裏は管孔 ヌルデタケ? | |
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メダケ赤衣病菌 竹笹の稈(かん)の冬胞子塊(かい)。 触れてみるとフニャフニャと柔らかい。 |
大型のホコリタケ 径約6cm。ホコリタケの老菌? | |
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ウラベニガサ | ヒトヨタケ 日のあたる道端に1本だけでていました。 | |
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砂利道に近い所からでていました 不明菌 |
不明菌の裏 | |
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ベニタケ属 傘にやや紫色が、かかっている。 | ハナビラダクリオキン? 針葉樹の枯幹上に発生? |
Part 8 2011 (5) | 5月 | ||
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