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Part8 2011 (4) | 4月 | ||
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空模様の変化がめまぐるしい。気温の変化も激しく、植えるのが少し早すぎたのか庭のきゅうりの苗が枯れてしまっている。家の近くのきのこ散歩道のきのこも例年に比べると少し少ない感じがする。それでも、見かけるきのこの顔ぶれが少しずつだが増えてきている。 |
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コガネカレバタケ 昨年に比べると半月ほど遅い |
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コガネカレバタケ 胞子 | コガネカレバタケ 担子器 | |
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雪の様に白く柔らかいので ユキモチソウ | ヒトヨタケ | |
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ハルシメジ | ハルシメジ 草丈が低く日よけにならず 少し日が差すと乾燥してしまう |
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ナヨタケ属の子だが | 一本だけ チャアミガサタケ | |
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ヌメリイグチ | ヌメリイグチ 胞子 | |
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ヌメリイグチ シスチジア | コガネニカワタケ 少し乾燥しかけているが |
--- 大阪泉州のSuさんよりメールをいただきました --- 「そろそろ桜のハルシメジは出てないかと・・・ 行って見たら、既に傷んだ物ばかり。 もう、終わりか? ニレのハルシメジもそろそろ終わりかな? 遅れてた季節が急速に追いついて来た?」 |
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ニレのハルシメジ | ||
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オキナタケ? | ヒトヨタケ? |
--- 久しぶりにOさんよりメールをいただきました --- 「この20日に、京都のゲレンデを散策してきました。 雨上がりで、久しぶりに美しいシャクガの仲間に目を奪われつつ。 まだ早いかなと、覗き込んでいると、見覚えのある、赤い舌が・・・♪♪ 肝臓茸!!去年は30日に出会えたのですが、今年はまた早い☆ちょっとフライングかも・・・。 勝手にキノコ界のジーン・シモンズ(KISSのヴォーカル・ベース担当)と呼んでますw(ベロ出して、血のような赤い液まで出すので♪) 別の肝臓茸のシロにも寄るが空振り、 おもいがけず茶網笠のシロも見つけてホックホク。桜の花びらとのコラボが素敵だ。 最後に見た気になる幼いキノコ・・・鍔のようなものがあるけど、見当つかず・・・柄の中は中空でした。笠の表情が面白く♪」 ☆「キノコ界のジーン・シモンズさん って 肝臓茸?。KISSの舌を出している姿が肝臓茸。 いと、おかし。笑ちゃいました。 Oちゃんの若き発想に拍手。」(和歌山のAsさん) ☆「きのこの話にジーン・シモンズ?私も笑ちゃいました。アメリカ映画「未来警察」の超悪役を思い出しました。善玉は絶対無理。 それにしても今年1月に亡くなった私の好きな女優と同じ名前とは。 Gene Simmons とJene Simmons、一字違いがせめてもの救い?」(東大阪のYmさん) |
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キノコ界のジーン・シモンズ | 真ん中の小さな子ですか? クヌギタケ属でしょうね(simo) |
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--- 和歌山のAsさんよりメールをいただきました --- 「近くの神社(山麓)にて 桜の下のハルシメジを探すが見つからず。」 |
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ギンリョウソウ(銀竜草) ベニタケ属に寄生する腐生植物(菌従属栄養植物)だが、 近くを探してもベニタケ属のキノコ見つからず。 |
ヒメカイメンタケ 径1cm位。 小さい。シャワーヘッドのごとく。逆さきのこ。 |
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フウセンタケ属? 傘、柄とも紫色。ヒメムラサキフウセンタケ? |
フウセンタケ属? クモの巣膜があるのでフウセンタケ属? |
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アシナガイタチタケ 地上生(地下に広葉樹の切り株が埋まっているのか?) 傘中央やや高い。柄に多少鱗片あり。 |
アシナガイタチタケ 柄の長さ約9cm。 ヒダは密。白色(成熟すると紫褐色?)。 ナヨタケのように柄の基部は白毛でおおわれていた。 |
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イタチナミハタケ…傘の基部はビロード状の軟毛 | イタチナミハタケ…ひだは名前のごとく波歯(鋸歯) |
昨日・今日と久しぶりにまとまった雨だ。これで、一斉にきのこたちが出てくれるとうれしいが・・・。雨の中、キノコ散策。ハルジオンが明日にでも咲き始めそうだ。この花を見るとハルシメジが出始める。ハルシメもは明日には幼菌が顔を見せてくれそうだ。 傘をさしてきのこを探すが少ない。チャアミガサタケだろうか1本だけ出ている。懲りずに探していると、例年3月には出逢うことができるウスベニイタチタケが出ている。帰り道ではヒトヨタケも可愛い姿を見せてくれた。 ・・・・ 先週、未熟で胞子が確認できなかったオオシトネタケを今日見ると成熟して胞子を見ることができた。予想通り表面が網目紋様で両サイドにひげのようなものが数本見える。 |
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明日にでも咲きそうだ ハルジオン いよいよ!ハルシメジの季節だ |
1本だけ チャアミガサタケ | |
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いつもは3月には出逢えるのに 今年初の出逢い ウスベニイタチタケ |
ウスベニイタチタケ 胞子 | |
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ウスベニイタチタケ 担子器 | ウスベニイタチタケ シスチジア | |
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ヒトヨタケ | ヒトヨタケ 胞子 | |
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ヒトヨタケ 担子器 | オオシトネタケ(先週橿原市で採取) 再掲 | |
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オオシトネタケ 胞子 | オオシトネタケ 胞子(左は外周、右は表面に合焦) | |
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オオシトネタケ 子嚢・側糸 | オオシトネタケ 子嚢先端 |
--- 和歌山のAsさんよりメールをいただきました --- 「近くの里山にて 松の倒木には、アクニオイタケが群生していました。・・・その中、アクニオイタケのそばに、ニガクリタケの幼菌がひしめいていました。」 |
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ツチグリ…手をやると胞子が飛び出しました | アクニオイタケとニガクリタケ …アクニオイタケとニガクリタケ、仲がいいのだろうか |
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束生のアクニオイタケ …束生の静かな感じと少しユーモラスな感じ |
雨にぬれたアクニオイタケ …傘の条線がはっきりわかる。少し透けて見えるかな |
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アミガサタケ --- 大阪府藤井寺市のArさんよりメールをいただきました --- 「少雨の影響で発生量が悪く出掛けるにも気が重くなります。 20日様子を見がてら近くの風土記の丘に行き御馴染のアミガサタケ4体、コウヤクタケ科1体を確認しました。 ハラタケ類は皆無、様々な種類が見られる様になるには、もう暫くの辛抱が必要かと思います。 以前の観察会でハルシメジがよく出ていた博物館横の梅林も覗いて見ましたが全滅でした。 晴天が憎らしい。」 |
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画面左端はチャアミガサタケではありません。 色濃く写っています。 中央の頭部径55ミリ、柄の長さ80ミリ |
画合わせで終わるならばアカコウヤクタケでも通用するが 広葉樹材上で子実層托は針状なのでやはり異なる。 平成22年5月25日撮 |
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上と同場所で平成23年4月20日撮。 成長が進んだこの時点でヒイロハリタケではと直感したが 子実層托が肉桂色をして針もやや大きく、 当然胞子も異なりコウヤクタケ科の仲間で終わる。 |
参考 平成21年8月11日に別場所で撮影した 成菌のヒイロハリタケ。 |
--- 大阪 泉州のSuさんよりメールをいただきました --- 「週末の雨も期待はずれで余り降らず。 アミガサタケも、もう終わりか?かろうじて数本のみ。 桜のハルシメジもそろそろ出てないかと探すがまだ見たい。 やはり、きっちり2週間ずれてるのか? ニレの木のハルシメジが去年より2週間遅かった。桜のハルシメジはニレの木から遅れる事2週間後に出てたので、やはり来週か? 畑のオオチャワンタケ?10cmほどに成ってるのが有る。オオチャワンタケなら、食と書いてるがフクロシトネタケに見え無くもない。」 |
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ニレの木のハルシメジ | ||
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ニレの木のハルシメジ | オオチャワンタケ? |
--- 熊本のHrさんよりメールをいただきました --- 「乾燥注意報が連続してして出ており、きのこ探しは諦めている今日この頃ですが、何とワラビ採りの時にノイバラの中にハルシメジのシロを発見、 ウメとノイバラに出るハルシメジは系統が違うと書いてありますが、詳細な違いは私には分かりませんでした、 ただ光沢のある傘は特徴的でハルシメジの特徴を感じました。カメラを持っていなかったので写真は撮れませんでしたが今年初めての食菌、春を堪能しました。」 --- 生駒市のChiさんよりメールをいただきました --- 「・・・久々の子供の森です。 この時期、キノコはあきらめてHrさんと同じくワラビ取りです。 芹は今年は遅くまだ収穫サイズに育っていません。 ワラビは連年通りの収穫でした。 キノコは添付の物くらいしかありませんでした。 大震災の影響で、いろんな工業用資材が入りにくくなっています。資材の調達に中国出張しますので・・・」 |
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先日、泉州のSuさんからハルシメジの便りをいただいていたので、近くの梅林を覗きに行く。だが先日の雨ではあまりにも少なすぎるようで、カラカラに乾いている。ハルシメジのツボミすら見えない。それにハルシメジの季節の到来を告げるハルジオンもまだ咲いていない。 天気予報では明日・明後日と雨がありそうで、その後の楽しみのようだ。 林床のイカリソウ、ショウジョウバカマの淡い紫が魅力的だ。アケビの可愛い花、そして木々の淡い緑が眼に優しい。 なかなか今年の初顔合わせのキノコにはであえない。倒木の樹皮を破って朱色の目立つシュイロタケ、少し成長したチャアミガサタケ、トガリアミガサタケを何とか見つけるが非常に少ない。ウラスジチャワンタケが出ているが例年に比べるとかなり遅い。 |
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イカリソウ | ショウジョウバカマ | |
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アケビの花 | ヒイイロタケ | |
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チャアミガサタケ | トガリアミガサタケ | |
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トガリアミガサタケ 胞子 | トガリアミガサタケ 胞子 両サイドに顆粒が付いている |
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トガリアミガサタケ 子嚢 | ||
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ウラスジチャワンタケ | ウラスジチャワンタケ 胞子 | |
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ウラスジチャワンタケ 子嚢・側糸 |
相変らずの乾燥状態を解消してくれそうな天気予報に期待したが、昨日の雨程度では焼け石に水?残った桜でも見に行くか・・・と久しぶりにカミさんと大和路の花見に出かける。今にも降りそうな空だが雨は降らない。降るなら降ってくれれば、キノコもワッと出てくれそうなものだが。 街の桜はもうかなり散ってしまっているが、大野寺の枝垂桜は何とか残っている。又兵衛桜は桃のピンクの花とともに素晴らしい。 帰路、駆け足で見た橿原神宮の森では乾燥続きのため瑞瑞しいキノコは少ない。倒木のウロに生えているマゴジャクシ、傘のひび割れたシイタケ。オオシトネタケらしきもの(未熟で胞子は見えず)。・・・やはりと諦めかけていると、可愛いオオセミタケ。近くにはミイイノモミウラモドキ?そして変形菌のムラサキホコリ属。 |
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大野寺の枝垂桜 | 大野寺の枝垂桜 | |
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又兵衛桜 | マゴジャクシ | |
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乾燥でヒビワレ状態のシイタケ | オオシトネタケだろうが 未熟で胞子は見えず |
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オオセミタケ | オオセミタケ 断面 | |
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オオセミタケ 子嚢胞子 | オオセミタケ 二次胞子 | |
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オオセミタケ 子嚢 | オオセミタケ 子嚢 | |
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ミイノモミウラモドキだろう | ミイノモミウラモドキ 胞子 | |
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ミイノモミウラモドキ 担子器 | ||
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ムラサキホコリ属 | ムラサキホコリ属 拡大 | |
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ムラサキホコリ属 胞子 | ムラサキホコリ属 表面網 |
![]() --- 和歌山のAsさんよりメールをいただきました --- 「近くの公園にて、やっとトガリアミガサタケをゲットしました。去年は探せど探せど見つけられずに終わりました。 今年こそはと、桜の樹下を探すが、アミガサタケ見つからず。 連休までは探したいなあと思っていました。今日もアミガサタケ、無いだろうなと思ってキョロキョロきのこ目(?)で探していました。すると、イチョウの樹から少し離れた所のイチョウの葉の影に松の実が転がっているように見えました。近づいて見ると、まさに探していたトガリアミガサタケではないか。あった!思わずガッツポーズ。やった!こんなにも嬉しいとは。感動ものだ。ひとつ見つけると周りにも発生していた。私の心は春の陽気の如く、ウキウキと躍動するのであった… フウの樹木が近くにあり、フウの実がいっぱい落ちていました。椿の木も近くにあり、ツバキキンカクチャワンタケを探していました。するとフウの実も落ち葉の中に数個あり、その中の一つだけ発生していました。Xylaria liquidambar。フウの実から発生。和名は無いらしい。」 |
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頭の先は黒ずんでいる。少し古い? | お辞儀姿勢。頭が重たいのか。 | |
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Xylaria liquidambar | Xylaria liquidambar |
「最近、好天?続きでキノコさっぱりで。 一応雨も降ったので・・・ 行ってみたら、アミガサタケも小さいのばかりで。 そろそろ、ハルシメジ出て無いか見に行くと有りましたよ〜 ニレの木のハルシメジ?丁度いい感じで。 週末、また雨の予報なのでキノコ日和?に期待。 」 ・・・ 天気予報は好天というが、キノコ好きにはつら〜い。近くの観察ポイントでは幾ら探してもキノコは見当たらない。 ハルシメジが出ていますか? 気合を入れて探さないと(simo) |
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昨日まで少し暖かい思いをさせていただいたが、今日は最高気温が11度C。そして相変らずの乾燥注意報。何かないかと近所の野山を散策する。桜も5分咲きといった感じだが、この肌寒さでは花をゆっくり見る気にならないが、林床ではショウジョウバカマが美しい。 必死で探して傘径6−7mmのツチスギタケ?の幼菌のを見つける。これだけで帰るのもシャクだからヤシャブシの実の落ちている辺りの落葉を掻き分け掻き分け、やっとシロヒナノチャワンタケを一つだけ見つけ出す。 なんだか消化不良で家に帰る。隣の駐車場を眺めていると先日の観察会の折に話題になっていたイシクラゲがカラカラに乾いたものが見える。水に浸してしばらく置いてから眺めて楽しんだ。 |
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ショウジョウバカマ | 傘径6,7mmのツチスギタケ?幼菌 | |
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シロヒナノチャワンタケだろう | なかなかピントが来ないが ズーム | |
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傘径は0.5mm程度? | シロヒナノチャワンタケ 胞子 | |
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シロヒナノチャワンタケ 子嚢・側糸 | シロヒナノチャワンタケ 外周の毛 | |
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隣の駐車場のイシクラゲ 乾燥してパリパリ |
2時間ほど水につけておき、汚れを流したもの | |
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陸性藍藻のイシクラゲ ネンジュモ属と納得 念珠状だ Wikipediaをみると「日本で古来から食用にもされ、付着した土や枯れ葉などを丁寧に除去して湯通しし、 酢の物などにして食べる。」とある。確かに、水に浸して汚れを取ると食べることができそうな雰囲気だ。 矢印の特別大きなものは異質細胞で、窒素固定を行なう細胞だという。 |
![]() 桜が咲きはじめたが 乾燥注意報続きでは やっと平年並みの暖かさに恵まれ、大阪の桜もやっと開花。日当りの良い木ではかなり咲いている。しかし、こう乾燥注意報が続いては、どこを歩いてもカラカラ状態。 ミツマタの素晴らしい花。林床で見つけたショウジョウバカマの芽生え、そこかしこで咲き始めたジゴクノカマノフタ(キランソウ)、やたら目立つコモウセンゴケの写真を撮り先ずネタを確保。 先週の観察会で残しておいた放流サイズのアミガサタケのその後を確認のために歩く。歩き回り数本だけ見つけるが、数十本あったトガリアミガサタケの幼菌たちはどこに行ったのか? チャアミガサタケは少しずつ成長している。キノコらしいものといえば、松の倒木でかろうじて残るアクニオイタケだけだ。 (←ミツマタ満開) |
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ショウジョウバカマの芽生え | ショウジョウバカマ やっと立ち上がる | |
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コモウセンゴケ? これが並ぶと かなり目立つ(かなり拡大している) |
ジゴクノカマノフタ(キランソウ) キランソウは紫・藍・草らしい |
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アクニオイタケ | チャアミガサタケ | |
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トガリアミガサタケ この周りに数十本生えている筈だったが |
Part 8 2011 (4) | 4月 | ||
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