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Part 4  2007 (12) 12月
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きのこ観察会、個人的な散策で出逢った
四季折々の花、きのこ・・・写真と雑文です



2007年12月01日  初冬の竜田川畔 紅葉
 12月だというのに随分暖かい陽射しに恵まれた一日。曇天が続いていたので期待していたが本当に雨がない。きのこウォッチャーにはつらい。
 北河内方面へ久しぶりに出かけて、散策するがやはり硬いキノコ=サルノコシカケの仲間以外見当たらない。
 帰路、斑鳩の里を流れる竜田川に立ち寄る。小倉百人一首に出てくる在原業平の歌「千早振る神代もきかず竜田川唐紅に水くくるとは」で有名な川。昨日まで紅葉祭りをしていたようで、ボンボリが残っているが、今日は人出が少なく、ゆったりと赤く染まる光景を堪能することができた。
葉を落とした柿の木
青空に赤い実が美しい
 交野市
銀杏の巨木も黄葉が見ごろ
交野市
赤く染まる紅葉越しに竜田川が見える



2007年12月08日  師走の長谷寺 落葉寸前の紅葉

天然記念物 
← 初瀬のイチョウの巨樹
 
素盞雄神社
 寒牡丹が咲いているのではと、期待して長谷寺へ出かけるが、一輪ピンクの花が咲いているが少し傷んでいる。もう少し先なのでしょうか?
 諦めていた紅葉だが、今が見ごろの樹もあるもので、時折さす陽に美しく輝き楽しませてくれる。
 きのこを探すが、倒木に生えるカワラタケなどの硬いきのこばかり。 しっかり雨があると、エノキタケなどお目にかかれるのでしょうが!
 駐車場の向かいの素盞雄神社の銀杏の巨樹も黄色い葉を殆ど落としている。

 
樹高40m、目通り周囲7.15m
長谷寺の紅葉



 師走の生駒山のきのこ (12月16日)
 昨日の生駒 大阪のHDさんからメールをいただきました。 
 昨日は生駒に行かれたんですね、私たちも土曜日は雨を待って待っての 生駒行きの日でした。
行程はいつもの観察会のコースを歩きました、「ひょっとしたら○○さ んに会うかも」と期待してましたが会えずじまい。お昼過ぎに下山しま した。
 昨日は観察ではなく”きのこ採りの日”でしたので、ホームページに出ていたような写真のきのこは見ない振りの連続。それでもすらりとした アシナガタケや、昨年はたくさん出ていたスギエダタケをやっと見つけたり、山麓公園の入り口(生駒スカイライン)の草地でイッポンシメジらしきりっぱなきのこを見つけました。このイッポンシメジらしきものがよく分からず、本で見ると”茎が太い”点などが似ているのですが、ヒダが薄い紫色で、成熟したものは肉色。ムラサキシメジほどヒダが密でないような気がして、結局分からずじまい。○○さんがいてくれたらとほんとに思いました。
 きのこ採りの方ですが、取り残しのクリタケを探しましたが見つからず、それでもヒラタケのそこそこの株を見つけ、冬の味覚のエノキタケを追加して合わせて700g。エノキタケは茎がお箸ほどあるりっぱなもので、大根おろしで美味しく頂きました。
 年末年始は九州に帰省の予定です、女房は「九州にもきのこあるよね」ときのこ採りを催促してます。それでは良いお年をお迎えください。

 ※ 私の方は、HDさんが歩いた後を追いかけて歩いていたことになります。当然、お土産が手に入らなかったわけです。
* イッポンシメジらしきものは、写真を見ていないので分かりませんが、「北陸のきのこ図鑑」では、「ウスムラサキシメジが最近発見されたが、本種(ムラサキシメジ)に類似し有毒とのこと」と記載されています。
2007年12月15日  師走の生駒山
 この秋、雨が少なく、なかなかキノコに出逢えなかった。先日の朝日新聞を見ていると、「この秋、記録的カラカラ」とある。大阪など9地点では観測史上最も降水量が少なかったようだ。西日本では例年に比べ55%の降水量だったという。
 今週は、やっと傘に出番があり、今日は喜んで生駒山へキノコに逢いに行く。木枯らしの吹く寒い一日。この気温では地面からでるキノコは姿を見せてくれない。カワラタケ、シロハカワラタケなどの木材腐朽菌が目立つ。ヒラタケの出た後はあるが天然乾燥品状態。しかし、この寒さのなかでも、チャワンタケの仲間はさまざまな色合いで目を楽しませてくれる。
 樹の洞の中で寒さに震えるように一本の小さなクリタケの幼菌を見つける。お目当ての冬キノコ、エノキタケもやっと見つかり満足して帰る。
コウヤボウキ ツブラジイ アラゲコベニチャワンタケ
万葉集の大伴家持の歌「始春(はつはる)の初子(はつね)の今日の玉箒(たまばはき)手にとるからに ゆらぐ玉の緒」にも詠まれた。高野山で箒の材料として使用したことに由来するとも言われる。  黒くきらりと光る様は本当に円らな瞳のようだ。コジイとも言い、小さなものが多いが、味はスダジイよりも美味しいように思う。ツブラジイを生でかじり、フユイチゴでのどを潤す。そして、しばらくして見つけたアラゲコベニチャワンタケ。円らな瞳に、このマツゲは似合うかななど考えながら寒い生駒の道を歩いていた。
モエギビョウタケ チャワンタケの仲間 洞の中 クリタケの幼菌
エノキタケ 誕生 少し大きくなったもの こう寒いと、
黒いタイツが良く似合う



2007年12月24日  冬至すぎの冬枯れの明日香 

 土曜日にしっかり雨が降り、もうキノコたちが目を覚ましているかも知れないと久しぶりに、冬至過ぎの明日香を訪ねる。冬枯れの景色の中、マユミのピンクの実が目を引く。そういえば、後ろに見える南天の赤い葉も寒い中の彩りだ。
 この季節だから、エノキタケとヒラタケくらいかなと思いつつ歩く。色鮮やかなコガネニカワタケ、ヒョウキンな姿のキクラゲが出迎えてくれる。ふと見ると、育ちすぎのエノキタケ。柄は鉛筆くらいの太さで真黒。その脇には、色白のエノキタケ。おっと、その横には、ヒラタケの子供たちがオシクラマンジュウ。よく見ると落ち葉に隠れるようにして、よく育ったヒラタケの株。思わぬ、お土産にウットリしながら帰路に着く。

コガネニカワタケ ヒョウキンな姿のキクラゲ 柄は鉛筆くらいの太さのエノキタケ
オシクラマンジュウ ヒラタケの子供 葉に隠れる ヒラタケの群れ 色白のエノキタケ



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