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Part 4  2007 (9) 9月
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きのこ観察会、個人的な散策で出逢った
四季折々の花、きのこ・・・写真と雑文です



 2007年9月02日  厳しい残暑 キノコたちは もう少し休憩中??
 立秋・処暑も暦だけの世界なのか?と思っていたが先日の雨で少しは、朝夕しのぎやすくなり夏のくたびれがドット出てくる感じ。大阪の8月の平均気温は29.9度と日本で一番暑いところだそうで、くたびれるわけです。
 昨日は、岡山で一人暮らしの義父を訪ね、ついでに奥津の道の駅に立ち寄る。昼でも27度くらいで、ここでは秋の涼しさを感じることができた。地元の主婦たちが地元の食材でこしらえたおかずで昼食バイキングがあり、大変な賑わいです。みやげ物の中に木工のキノコ・ドングリのストラップがあり、買って帰る。
 馬の背を振り分ける夕立のような先日の雨は、北大阪・東大阪などでは大雨洪水警報が出るくらいだったのに、私の住む南大阪ではホンノお湿り程度。
 今日は、明日香・橿原方面へ出かけるが、このあたりもあまり降っていないのか、殆どキノコの姿が目に付かない。
思わず買ってしまった
ストラップ
変なタマゴのような奴
コツブタケ 明日香
割って見ると
小石が詰まっているみたい
ススキの根元では
ナンバンギセルの花盛り
秋の訪れを感じさせる
ツリガネニンジンの花
ススキの穂が
秋を感じさせてくれる
 明日香
どこを触っても、真っ青!
イロガワリの幼菌たち 明日香
乾燥気味で
小さいツルタケ 明日香



 2007年9月04日  「毒キノコ食べ1人死亡、2人が入院 摂津峡で採取」                 
 大阪府は4日、同府高槻市の摂津峡で採取したキノコを食べた同府茨木市の男性(67)が多臓器不全で死亡し、京都市の男性(63)と奈良県香芝市の男性(75)が重い中毒症状で入院した、と発表した。食用のクロハツと間違えて、猛毒のニセクロハツを食べたとみて調べている。
 府食の安全推進課によると、3人は今月2日、山歩きのグループ12人で摂津峡にキノコ狩りに出かけ、採取したキノコを数人が昼食時に天ぷらにして食べた。その後ハイキングの途中で嘔吐(おう・と)する人がいたため、残りのキノコは捨てて帰ったという。
 茨木市の男性は一度帰宅したが、翌3日午前3時ごろから腹痛や下痢などの症状がひどくなり、茨木市内の病院に入院。4日早朝に亡くなった。
 府などによるとニセクロハツは食べた直後に下痢などの症状を示し、ひどくなると瞳孔収縮や意識障害を起こし、2日ほどして死亡するケースがあるという。クロハツも生で食べると中毒症状がある。切り口の色などで区別するが、素人には見分けにくい。
 府などによるとニセクロハツは食べた直後に下痢などの症状を示し、ひどくなると瞳孔収縮や意識障害を起こし、2日ほどして死亡するケースがあるという。クロハツも生で食べると中毒症状がある。切り口の色などで区別するが、素人には見分けにくい。
 宮崎県延岡市では06年8月、ニセクロハツを食べた50代の男性が死亡。今年7月には、愛知県東海市の80代の女性が「キイボカサタケ」とみられる毒キノコを食べて死亡している。府は「キノコは時期や場所によって形態が違うことも多い。確実に食用と鑑定できない自生のキノコは、絶対に食べないでほしい」と注意を呼びかけている。
 京都市内の眼科医で、キノコに詳しく「毒きのこ今昔」の著書もある奥沢康正さんの話 ニセクロハツは、ドクツルタケやニガクリタケなどに次いで死亡例が多く、細胞壊死(え・し)型の毒性を持つ猛毒のキノコ。キノコ狩りなどで知識のない人が山に入るようになった戦後に中毒例が増えた。クロハツとの違いは、傘の裏のひだの形や柄の切断面の色の変化などわずか。キノコは生育時期によって形が全く違うことがあるし、地域による変異もある。書物などの知識を頼りに野生のキノコを食用にするのは極めて危険だ。(asahi.com 2007年09月04日より)
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 食用のクロハツは傷つけるとはじめ赤く後黒く変色するが、ニセクロハツは傷口の変化が遅く黒くならないといわれている。しかし、クロハツにも毒成分が含まれている可能性があり、火を通しても食べないほうが無難とされている。(「日本の毒きのこ」GAKKENより )



 2007年9月08日  白露だが 残暑厳しい 涼を求め箕面へ
 立秋・処暑を過ぎても秋の気配はない。今日は白露だが、強烈な残暑・熱帯夜続き。
 涼を求め、箕面の滝を訪ねる。昨夜?今朝か?一雨降ったのか、滝付近は路面が濡れているが、キノコの出そうなところをのぞいてみても、キノコは少ない。キノコがワッと飛び出すには雨が少なすぎる。

 明日は、生駒山のキノコ観察会ですが、どんなキノコが待っていてくれるのか?
まだまだ水が恋しい。
川遊びの親子が多い。
久しぶりに出逢った、可愛い奴
イヌセンボンタケ
幾重になるのか 輪 わ 輪
ワヒダタケ
箕面ノ滝 ツルタケ ヒダの黄色、傘・足の紅
ベニイグチ
傘がひび割れ状態
キッコウ(亀甲)アワタケ



 2007年9月14日  明日香の秋の気配 
 朝夕やっと、少ししのぎやすくなったものの、相変わらず昼は厳しい残暑続き。降りそうでなかなか降らない雨。蒸し暑さには、本当に体力が消耗する。
 今日は、医者通いが午前中に終わり、明日香の秋を探しに出かける。雲間から照りつける陽射しは真夏並みで厳しい。ところどころ、きのこの出そうなところを回るが、見当たらない。
 明日香の稲淵の彼岸花を見に行くが、今年はずいぶん遅いように思う。やっと咲き始めたものが幾つか散在する程度。栽培種の白花?、黄花?が、アチラコチラで見られるが。
 カカシロードでは、さまざまなアイデアを凝らした楽しいカカシがたくさん出迎えてくれる。
畦でふと見つけた、ツリガネニンジンが秋を感じさせてくれる。
↑ 地味でも派手でもなく、落ち着いた素敵な紫のツリガネニンジンの花
 (財)明日香観光開発公社へのリンク
* 飛鳥光の回廊 平成19年9月16日(日)〜17日(月・祝) 18:00点灯 21:00まで
* 彼岸花祭り 平成19年9月22日(土)〜24日(月・祝) 10:00〜16:00頃





 2007年9月22日  やっと彼岸ですが   
 相変わらずの残暑続き、大阪では今日、観測史上最も遅い猛暑日だったという。雨もない。きのこに逢えるわけがない・・・と思いつつも、明日香の公園をのぞくと、どうして水分を調達しているのか?小さな小さなツルタケがタマゴからやっと顔を出したところ。えらい!えらい!晴れた青空を背景にススキの穂が秋を感じさせてくれる。
 安倍文殊院のコスモスがかなり咲いているということなので、立ち寄るとコスモスが風に揺れている。かすかな風に揺れる花は、少しばかり暑さを忘れさせてくれる。
 例年より少し遅い彼岸花も、アチラコチラで咲き出している。明日香の稲淵の案山子ロードも、彼岸花が畦を赤く染めている。
 大和葛城山南東麓の葛城一言主神社(一言さん)付近の彼岸花は例年より遅く、つぼみがたくさん出番を待っている。
 合併により消える大阪府下唯一の村である千早赤阪村の棚田の畦を染める彼岸花も美しい。

ススキ 明日香 コスモス 安倍文殊院  コスモス 安倍文殊院 
稲淵の彼岸花   葛城山と彼岸花 千早赤阪村の彼岸花



 2007年9月23日  生駒山のタマゴタケ
 先週、大阪のHさんから「生駒でタマゴタケがあったよ」と携帯電話いただきました。5本も、固まっていたそうで、「携帯の写真でいいから、送ってよ」とお願いしたのですが、暗い森で、携帯ではうまく撮れなかったようです。
 そして今日、生駒のTさんからメールをいただきました。
 「昨日は子供の森にキノコ取り(ナラタケモドキ)今日は生駒山にハイキングに行きました。子供の森にオオベニシロアシイグチが出てきています。子供の森の秋のキノコシーズンの幕開けです。ナラタケモドキはスーパーの袋3つ分の収穫です。ゆでて冷凍保存して鍋の食材です。生駒山はキノコ探しではなくただのハイキングでしたがタマゴタケ見つけました。キノコがメインではなかったので写真とっただけでそのまま残しています。」

 先週のタマゴタケは東斜面、今日連絡いただいたのは西斜面。猛暑続きで雨が少なくても、僅かな水分を集めるキノコのたくましさ、そしてキノコを育てる生駒の自然の持つ力に驚嘆するばかりです。 

タマゴタケ01(Tさん撮影) タマゴタケ02 (Tさん撮影) ホオベニシロアシイグチ(Tさん撮影)



 2007年9月24日  やっと!雨ですね 涼しくなってくれるといいのですが
     生駒のキノコ  
   大阪のHrさんよりレポートをいただきました
 「こんばんわ、Hrです。昨日のHPの掲載に刺激されて石切から生駒横断してきました。
 石切から生駒縦走路(の間)ではキノコは出ていませんでしたが、(縦走路では)マントカラカサタケ・テングタケの仲間・黄色の綺麗なウコンハツ、アカジコウと思われる大きなイグチ、圧巻は写真を貼付したシロオニタケがありました。 帰路ではクリタケの出るところでタマゴタケ3本発見。・・・・の庭にはナラタケモドキの見事な株が、、、鎖の付いた門の向こうでお土産にはなりませんでした。でも生駒名物マツオウジはしっかりとゲットしました。」  (写真はHさん撮影のシロオニタケ。確かにデカイ!)
 「タマゴタケの写真を送ってよ」と電話でお願いしたのですが、雨が天気予報よりも早く降りだし、奈良側斜面を歩くときはかなりの雨だったそうです。

 和泉葛城のキノコ 
 生駒のTさんのレポートをみて、今日和泉葛城山方面へ散策に出かける。和歌山側斜面は乾燥していて、期待していたキノコは皆無。もっとも、私が行くところは、小高い、小さな丘といった感じのところで、しかも南向き斜面だが。
 その後、和泉葛城山へ。途中の松林には、白いテープが至るところに張ってあり、「マツタケ山、立ち入り禁止」の札がたくさんかかっている。暑い暑いといっているうちに、もう、そんなシーズンなんだ。
 山上に着いて、ブナの林を歩き始めると、ここは北向きの斜面であり、湿度が保たれている感じ。ホトトギスの花が、目に付く。倒木には、ヒメカバイロタケがビッシリと生えている。喜んで、キョロキョロしていると、突然の雨。ゆっくり見回るどころか退散。
 ムラサキアブラシメジモドキがかなり出ているが、乾燥気味。濡れていると、ぬめりがありもっと色っぽいのですが。
ヒメカバイロタケ ムラサキアブラシメジモドキ幼菌 ムラサキアブラシメジモドキ



 2007年9月29日  遅い彼岸花 仏隆寺
 先週の土曜日は大阪では観測史上最も遅い猛暑日だったのに、今日は10月下旬並みの気温だという。1週間で15度近い気温が変化しているわけで、体調管理が大変
 先日新聞を読んでいると、残暑のせいか仏隆寺の彼岸花が10日ほど遅れていると記されている。今日は、時折雨の降るあいにくの天気だが訪ねてみる。
 今から出番を待つ彼岸花に混じり、もう終わってしまった花もかなりある。この変な気候で、一斉に咲くのではなく、少しずつ時季をずらして咲いているのでしょうか?
 草も刈られ、手入れの行き届いた庭。苔むした石段を赤い帯が飾る風景はとても素敵だ。境内では白花の彼岸花、コスモスも咲いていて秋を堪能させてくれる。

 水・木くらいにしっかり雨があると土日のキノコ観察にぴったりなのですが、うまくいきません。
石段を飾る 彼岸花 千年桜と彼岸花
境内の白花彼岸花   今日のコスモス 風にゆれなかなかピントがあわない



Part 4  2007 (9) 9月
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