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Part 3  2006 (11) 11月
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きのこ観察会、個人的な散策で出逢った
四季折々の花、きのこ・・・写真と雑文です



 2006年11月3日  干し柿の里 四郷の里( 和歌山県 かつらぎ町 )
  もうすぐ立冬。さすがに朝晩は寒いくらいの季節だが、昼間は晴天続きでかなり暖かい。
半月ほど雨がなく、きのこ屋にはつらい!
 この時期になると何故かこの景色が恋しい。紀泉高原の南斜面に広がる干し柿の里。

 まだ柿の葉も緑。紅葉には少し早い。それでも、雲ひとつない青い空に朝日に映える柿の色は本当に素晴らしい。
葛城古道の高鴨神社の紅葉もやっと早い木が色づき始めたところ。
※ 私のキノコの写真がないので、先月滋賀のZさん、生駒のTさんから送っていただいたキノコの写真です。


⇒ 生駒山の今日のキノコ
 大阪市にお住まいのHさんよりメールいただきました。
 「えのき茸(スーパーのとは違って、汁にしたらぬめりがでて、歯ごたえもGood)、
やまぶしだけ(天然物ってはじめて食べました)、こがねだけ(臭いって書いてあるけど、
茹でてたべたらまあまあ)、すぎひらだけ、すぎたけ、はつたけ、
ほこりたけ(醤油をつけて焼いて食べたら、旨さがわかりました。名前の割にはおいしい!)、
はたけしめじ(歯ごたえがいいです、しゃきしゃき)、
ぬめりいぐち、あわたけらしきもの、
あおいぬしめじ(桜餅の香りって書いてあって、実感しました。)、くりたけ」

・・・すごいですね。この晴天続きでも生駒の山では、きのこがたくさんあったようです。
浮気せず、きのこの観察を続けないとダメですね。
四郷の里 何故かホッとするところ! 滋賀のマイタケ(Zさん撮影)
おいしそう。うらやましい。
四郷の里 葛城古道 高鴨神社の紅葉 矢田丘陵のルリハツタケ(生駒のTさん撮影)
見事な色合い。綺麗ですね。



 2006年11月5日  遅い紅葉 日照り続きの中のキノコ
  談山神社の紅葉を見に行くがここでも遅い。この山を訪れるといつものぞく場所を見るが
乾燥が進みきのこがない。
 大阪のHさんのメールを思い出し、帰路キノコを求めあちらこちらに立ち寄る。
 香具山ではアスファルトの隙間にヒトヨタケが立派に成長している。やはりキノコはたくましい。
 橿原神宮では、木陰の腐葉土の下から紫の丸もちのようなものが見える。
しかし、この乾燥状態ではなかなかキノコはない。ナラタケがよく生えるところでも、真っ黒になっ
たナラタケの残骸らしきものばかり。そんな中、倒木に新たに顔を出したナラタケの株がある。

 倒木であり半月も雨が降っていないのに、どこから水分を調達するのでしょう?
談山神社 やはり例年に比べ 紅葉が遅い!
香具山 アスファルトを破る
たくましい ヒトヨタケ
本当はもっと紫が美しい
何故か色白タイプの

ムラサキシメジ 橿原神宮
やっと お土産ゲット!
橿原神宮の
ナラタケの株



 2006年11月12日  遅い紅葉もようやく色づきはじめ & 奈良のきのこ
 温暖化の影響?遅い紅葉を嘆いていると、木枯らし1号が暦どおりの立冬に吹き、今日も寒い一日。
 先週大阪のHさんから日照り続きの生駒のきのこのレポートをいただき、刺激を受け昨日の雨ではムリかなと思いつつも、滝坂の道〜奥山ドライブウェイ〜春日山遊歩道を散策。
 破石(わりいし)バス停の南京ハゼがかなり色づき、思いがけない紅葉にうっとり。しかし、滝坂の道は期待にはずれ緑のモミジばかりでほとんど色づいていない。先日の木枯らし以降の低温でさすがに夏のきのこは姿を消し、秋のきのこも1週間の乾燥でほとんど顔を見せてくれない。それでも、純白の見事なウスヒラタケ、赤松は見当たらないのに素晴らしいアカハツ、奈良の鹿にふさわしいクロフチシカタケフチドリベニヒダタケを見ることができた。

 クロフチシカタケとして図鑑に記載されていましたが、フチドリベニヒダタケが正しいと神戸のNさんよりご指摘があり訂正しました。ベニヒダタケの別名はシカタケ) 
 地獄谷園地付近ではたった一箇所だけ見事な色に染まったモミジが数本。そのご、奥山ドライブウェイ、春日山遊歩道を歩くが紅葉はほとんど楽しめず、きのこは谷川沿いでみたシイタケのみ。
 奈良公園にくだりヒラタケ、エノキタケに逢いに行くとエノキタケが昨日の雨にもう反応したのか、こんもりと生えている。
容姿端麗 ウスヒラタケ 赤いチチを垂らすアカハツ クロフチシカタケ
フチドリベニヒダタケ
 春日の谷のシイタケ
破石バス停を曲がると
南京ハゼの紅葉がお出迎え
地獄谷園地の
見事な紅葉
これも地獄谷園地のモミジ いつも出迎えてくれる
奈良公園のエノキタケ




Hさんの収穫の一部
クリタケ、ハタケシメジ
今日の生駒のきのこ  大阪のHさんより今日のレポートをいただきました。
 「月曜そして土曜の雨に期待して山登り決行しました。中盤までは、ほと んどキノコが見つからず、「土曜の雨では早すぎたかな」と話しながら 山登り。
 用足しで脇道にそれたら、いきなりクリタケの群生した木を発見!。相変わらずデジカメを忘れているので生えたところをお見せできずに残念。近くでさらに群生の株を2つ見つけ、袋いっぱいの収穫となりました。次回の定例会も楽しみです。」

(今日のきのこ)
1.くりたけ、2.はたけしめじ、3.ぬめりいぐち、4.はなびらにかわたけ、5.こがねたけ、6.ほこりたけ(のうたけみたいにでっかい)、7.すぎえだたけ、8.むらさきしめじ、9.あまたけ(たぶん)、10.しろふくろたけ(シロタマゴテングタケに似ていましたが、大型で、柄がなめらかで、傘の中央が盛り上がりぬめりがありました。食べる勇気はありません)、11.もう一つ、すごく滑りがあって、写真ではヒメワカフサタケに似てる(傘の色が違う気がする)のをネットや本を見て探しています。、12.すっぽんたけ、13.えのきだけ、14.すぎひらたけ、15.にがくりたけ」




 2006年11月18日  紅葉の見頃って? 
 ”夕刊の紅葉だより”をみると正暦寺、談山神社が見ごろとある。降水確率10%という天気予報を信じて、正暦寺へ単車で出かける。
 見ごろの樹もあるよ!というのが正しいところ?全山燃えるような紅葉ではない。
先日の奈良公園のエノキタケでも見に行こうかと思うが、雨がパラパラと落ちだし急いで家路に。
 
正暦寺の紅葉
 今日の生駒のきのこ またまた、大阪のHさんより「今日の生駒のきのこ」のレポートをいただきました。
午後から小雨となった生駒山、いきなりハイイロシメジの大群に出迎えてもらいました。本によると「人により中毒する」と書いてあったので、味見に少し採ってかえりましたが、ネットで調べると味・風味とも評価が悪く、酒と一緒や胃腸の調子が悪い時にあたると書いてありましたので味見はやめました。ハイイロシメジ以外のきのこは少なく、お土産は開ききったハタケシメジを6本、今週の雨に多いに期待って感じです。来週も白い大群が出てれば盛り上がりそうですが・・。
- 今日見かけたきのこ −
1.ノボリリュウタケ(アシボソノボリリュウタケかも?)、2.ホテイシメジ、3.カヤタケ、4.スギエダダケ
5.クリタケ、6.ハイイロシメジ、7.ムラサキシメジ、8.ハタケシメジ、9.ハチノスダケ、10.モエギダケ
11.キチチタケ、12.スギヒラダケ、13.ヌメリイグチ  以上

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※ なお、ハイイロシメジについて
山形県のHPの食品安全対策課のページに次のような記載があります。
「通常食用とされるきのこで、注意が必要とされる例をいくつか示します。
▼十分火を通して食べましょう
「オシロイシメジ」のほか「ハイイロシメジ」「ムラサキシメジ」「ナラタケ」「ホウキタケ」などでも、いわゆる生焼けのような加熱不十分な調理だったものを食べた場合に、胃のむかつき、腹痛、下痢などの症状を起こすことがあります。きのこは水分を多く含んでいますので、特に焼いたり炒ったりする調理法では、思っているほど火が通っていないこともあり、中毒が起きています。よく煮たりゆでるなど十分火を通して食べましょう。
▼「ホテイシメジ」、「ハイイロシメジ」は、お酒と一緒に食べると、悪酔い症状を起こします
これは、含まれるコプリンが血液中のアルコールの分解を抑えてしまうためです。
▼ 食べ過ぎないように注意しましょう
ほどほどの量であればなんでもなくても、食べ過ぎると中毒症状を起こすことがあります。」

※ それにしてもハイイロシメジは悩ましいキノコです。ある人は芳香だというし、ある人はクサイといいますし。
食用とされたり、要注意種とされたり????





 2006年11月23日  小雪すぎの紅葉&きのこ 
 立冬の日に寒くなりそのまま比較的気温の低い日が多く、秋のきのことの出逢いが少なかったような感じ。
 昨日は「木々の葉は落ち、平地にも初雪が舞い始める頃。」という小雪。きのこたちも晩秋編というより初冬から冬のきのこの季節。
 今にも雨の降りそうな曇天。談山神社へ出かける。今日は間違いなく見ごろ。山が赤、朱、黄色に染め上げられている。これで、穏やかな陽が射してくれると申し分ないのですが。すごい車と人。
 帰路立ち寄った葛城古道の高鴨神社の紅葉も美しい。おまけにヤマブシタケを発見!本当に久しぶりに見るヤマブシタケ。高い木の6,7mくらいのところ。手では採れず、写真のみ撮って帰る。
今日の談山神社  ※ きのこは11月26日(日)生駒山のきのこ観察会までおあずけ ※
※※ お天気が気がかりですが、雨天決行です!! ※※
日程調整上、予備日が設定できませんので悪しからず。
談山神社にて 高鴨神社のモミジ お久しぶりのヤマブシタケ



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Part 4  2006(11) 11月
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