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Part 3  2006 (5) 5月
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きのこ観察会、個人的な散策で出逢った
四季折々の花、きのこ・・・写真と雑文です



 2006年5月4日  すっかり初夏の陽射ですね
 5月を迎えたとたん、すっかり初夏の陽射このお天気ではキノコに会えそうにありません。季節の花をと思い出かけるが、どこも人と車でいっぱい。
 やっとたどりついても、花はいつもの年より1週間ほど遅れていますね。
昨年の憲法記念日に見ごろだった春日大社の砂ずりの藤は、穂も短く花がまだ少ない。堺の杜若園のカキツバタも例年なら終わりかけているのに、まだ見ごろにはなっていない。

 大阪の南河内を流れる石川に泳ぐコイノボリは青空に気持ちよく泳いでいる
 気になりまたまた覗いてみたハルシメジは水不足でも頑張って頭を出している。が雨がほしそう。

少し穂が短く花も少ない 見ごろはもう少し先


堺市 カキツバタ 

大阪 南河内 石川を泳ぐ こいのぼり


水がないと可哀想
今日のハルシメジ



 2006年5月5日  大阪 野田の野田藤(ノダフジ)


春日神社 野田の藤跡の碑
 以前より気になっていたノダフジ発祥の地を訪ねた。
 大阪環状線の野田駅から10分ほど歩くと、本当に小さな神社 春日神社がある。小さな社の前に「野田の藤跡」の碑があり小さな藤棚がある。

 碑を見ていると、近くの方が「野田フジ資料室」(ノダフジと春日神社を代々受け継いできた藤家の18代当主の藤氏が一昨年秋開設)を案内してくださる。

 鎌倉時代の和歌「難波かた 野田の細江を見わたせは 藤浪かかる花の浮橋」、足利義詮の「いにしえのゆかりを今もむらさきの藤なみかかる野田の玉川」。  ・・・と古くから歌に詠まれてきた藤の花。

   戦国時代には抗争の舞台となり戦火にあうがよみがえり、太閤秀吉が花見に訪れ、藤家の邸宅「藤庵」で茶会を催したとされている。
 


手前に垂れ下がる藤は
平等院の藤だという
 大坂冬の陣の戦火でもフジは焼けたものの再びよみがえり、江戸時代になっても、「吉野の桜」「高雄の紅葉」とともに三大名所と言われ、野田の藤見物が盛んだったという。

  明治以降も牧野富太郎が藤家周辺のフジを調べヤマフジと別種のノダフジと命名するなどフジは残っていたが、敗戦直前の空襲による消失、ジェーン台風でとどめをさされ、地元でも忘れられた存在となっていたそうだ。

 70年代以降地元の方が復興に力を入れられ、春日神社の東側の下福島公園ではたくさんの藤が見られる。大阪市内は暖く花期は4月なのでしょうか、先週くらいが見ごろといった感じだった。



 2006年5月13日  キトラ古墳の白虎

白虎 (朝日新聞特別号外の接写)
 連休の晴天続きとうってかわって梅雨のはしりのような毎日。今日も一日雨。
 今月の28日まで明日香資料館で公開されているキトラ古墳の白虎を見に行く。1300年前ごろ高句麗からやってきた渡来系の絵師が描いたものだそうです。いまにも動き出しそうなすごい迫力。

 高松塚の壁画もカビにかなりやられているようです。
 世界第2の経済大国の技術と財力でも貴重な文化財をカビからうまく守ることができないのでしょうか。
 カビ・きのこなどの研究に、文化財の保護、文化にもっとお金を使う必要があるのでしょうが・・・。
  明日香の稲淵では、いまアザミが美しい。
 河内飛鳥のハルシメジは立夏を過ぎた今日、やっと数本。
傷んだものはそれなりにあるが、幼菌はほとんど見当たらない。もう、夏のきのこへバトンタッチする季節のようだ。
 庭のサクランボが色づいてきたが雨続きで水っぽい。 明日の雨上がりにでもとればいいのですが、明日は日曜出勤。
 ※ 来週日曜日は、生駒のきのこ観察会
しっかり雨が降って土日さえ降らなければいいのですが。
   マツオウジ、カンゾウタケたちが待っていてくれるのでしょうか。アッと驚く素敵な出逢いがあるのでしょうか。

明日香 稲淵のアザミ

河内飛鳥のハルシメジ



 2006年5月20日 今日の美男美女きのこ 橿原神宮にて
  連休後曇天や雨の日が多く。肌寒いと感じる日もあり、夏キノコへのバトンタッチはうまくいっているのか心配していたが、明日香や神宮では夏のキノコであるベニタケの仲間が顔を出している。ベニタケは崩れやすく、昨日の強雨で傷んだものが多い。
 しかし、カラフルで美しいキノコたちの季節の訪れを知らせてくれるように、可愛い美しいきのこが出迎えてくれた。

※ 明日は生駒の観察会です昨日、今日のような天気の崩れもなさそう。雨に洗われ美しい新緑の中でマツオウジ、そしてベニタケなど夏のキノコたちがお迎えしてくれそうな感じだ。
 

アミスギタケ 
 
ベニヒダタケにくらべ赤い
ヒイロベニヒダタケ
のようです

アミスギタケ 表面

スジオチバタケ

ヒイロベニヒダタケのようです



 2006年5月22日  ベトナムのホーチミン市から
  ベトナムのホーチミン市に出張中の生駒のTさんから、ホーチミン市の市場の風景とフクロタケの写真を送っていただきました。昨日の生駒のカンゾウタケ、Aさんから、写真を送っていただきました。
 

ベトナムのホーチミン市
市場の風景
  →

← 市場に並ぶフクロタケ

(生駒のTさん撮影)


昨日のカンゾウタケの写真

← (桜井のAさん撮影) →



 2006年5月27日  橿原神宮の今日のキノコたち
  南九州は昨日梅雨入り近畿も一週間くらいで入梅なのでしょうか。雨の日、曇天が多く、日照不足だそうで、やはりきのこも、夏キノコが少し遅いのでしょうか?
 いたるところで、いま卯の花がとてもきれいですね。日当たりの良いところでは、クサイチゴも赤く色づき散歩中のおやつになってくれます。
 橿原神宮の森では、、南方系キノコといわれるダイダイガサが可愛い姿で登場です。遅ればせながら、夏のきのこもボチボチ登場です。
 ベニヒダタケより少し赤みがかった素敵なきのこが目に付きました。ヒイロベニヒダタケでしょうか?
 遠くで見ると、アミスギタケに見えたきのこは、タマチョレイタケのようです。クリゲノチャヒラタケも独特の姿でたくさんはえている。

 


南方系きのこといわれる
ダイダイガサ




ダイダイガサのヒダ


ベニヒダタケより
赤みがかかった感じです
ヒイロベニヒダタケでしょうか?



タマチョレイタケ


タマチョレイタケ


卯の花の季節ですね
甘樫の丘



クリゲノチャヒラタケ


クリゲノチャヒラタケ


神宮で見た
クサイチ




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