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  2011年 観察日誌    
   '11.09.17 第6回 二つの台風の影響で 異常に蒸し暑い生駒山
 昨夜の天気予報をみていると、ゆっくりと進む二つの台風の影響で今日は観察会どころではないなという感じだ。夜中には目が覚めるほどの激しい雨。奈良きのこの会は警報が出ていない限り決行の約束だから、とにかく集合場所にいかなくては・・・。土砂降り覚悟で仕度を整えて眠りに付く。
 朝起きると青空も見える。が異常に蒸し暑い。いつ雨が降り出すのやら。観察会は10人の参加でスタート。
「もう少し早く雨が降っていたら、昨日からの雨では・・・」などと、こぼしながら歩き始めるが、意外とキノコが出ている。ここ10日ほど雨がなかったものの9月初旬の超鈍足台風の異様な降水量により山では充分の湿度を保っている。予想外のキノコの多さに熱心にお付き合いしていると、昼が近づいても折り返し予定地点の半分も進んでいない。
 異常な蒸し暑さで消耗も激しく、急遽予定を変更しショートカットコースで着き電車を待っている頃、雨が降り出す。結構ついているな・・・。生駒の山に感謝感謝!タマゴタケのシロを開放してくれたYmさん、どうもどうも・・・。 (カバイロコナテングタケ→)
どんな疲れも吹き飛ばしてくれる。素敵な菌の輪。 タマゴタケ
ウットリ!として 喜びすぎて ピンとはさっぱり。
アンズタケ 少し乱れているが素敵です
コンイロイッポンシメジ
 
カレバハツ ムツノウラベニタケ
ミドリニガイグチの幼菌も可愛い ヤマドリタケモドキのファミリー
フクロツルタケ 誕生 コテングタケモドキ 誕生

 11.09.20追録 ”タマゴタケの味
 --- 奈良にお住まいのDmさんよりメールをいただきました
・・・観察会に参加した生駒のコースは私にとって4回目かな?と迷うほどに慣れた場所です。 このコースの最初の時、もう4年ほども前のことですが……「これはアンズタケ」と手渡されたキノコの臭いを嗅いで驚きました。その名前の通り杏そのものの香りだったので、いっぺんにおぼえました。
 今回も「これはカキシメジ、臭いでしょう!」Sさんから受けとったキノコを鼻へ……確かに他のキノコ達と異なる独特の臭いではあるが「臭い」とは思えず、「キノコらしい香りだ」と感じました。 このように「臭い」「美味い」「美しい」などは、それを受けとる人によって大差のあるものなんですね。 
 昼飯はYmさんの案内で・・・(中略)……私は真っ先にベンチへドカッ!。その時にChさんが「アッタ!」と叫ぶ……彼のキノコ眼が何かを発見したらしい。これがタマゴダケの大群落発見の瞬間でした。 私は、こんなスゴイ物を見るのは初めてで、心臓がドキドキ、大感動でした。
 このキノコは食べられると言うので、私は3本の宝物を貰って帰りました。 それを見た女房「こんな毒々しい色のキノコは??」と顔を歪めた。「人物を容姿で判断しては間違うように、キノコも色で判断しては……ハツタケも毒々しい緑色だけど、貴方も好きじゃない!」「貴方が何と言おうと、私は食べない!」
 鍋の水が熱くなるに従って美しい深紅の色は薄くなり、逆に湯は薄いミカン色に変わって来た……キノコの色素が湯に溶け出した感じです。これに醤油を注ぎ、チヨット味見……薄くて上品な味だが、香りは弱い。 それに昆布の出汁を少し加えてみました……味が急変しました。これを味の相乗効果と言うのでしょう、この味を文字で表現できないのが苛立たしい。
 一昨日の夕食は久しぶりに美味しいキノコの汁を楽しみました。そして翌朝は冷凍庫の隅から餅を見つけ出し、この汁で雑煮を作りました。朝から4個の餅をペロリ……私は未だ未だくたばりそうにない。
 埼玉県に住む友人へ群落の写真をメールしたら、彼も触発されたか?今朝から車を飛ばして群馬県の山に行ったそうです。でも気の毒に「何も採れなかった」とメールしてきました。


第1回 3月26日(土)  番外篇 南河内のきのこ観察会 
第2回 4月24日(日)  番外篇 都会のきのこ観察会(大阪) 
第3回 5月22日(日)  生駒山のきのこ観察会
第4回 6月25日(土)  橿原神宮方面のきのこ観察会
第5回 7月17日(日)  伏見稲荷の森のきのこ観察会
第6回 9月17日(土)  生駒山のきのこ観察会
第7回 10月16日(日)  奈良公園のきのこ観察会
第8回 11月13日(日)  生駒山のきのこ観察会



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