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Part 2  2005〜(10) 10月
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きのこ観察会、個人的な散策で出逢った
四季折々の花、きのこ・・・写真と雑文です


 2005年10月1日  
 昼間はまだ暑いが、朝夕はもうすっかり秋。
少し時間が取れたので駆け足で生駒へ行くが、乾燥状態の先週の室池園地にくらべ
はるかにキノコが少ない。イグチたちは姿がない。テングタケの仲間も少なくなっている。
いつもこの時期姿を見せるハタケシメジもない。
 キノコたちは朝夕の涼しさと昼の暑さのどちらの気温に合わせるのか迷っているの
でしょうか。
  谷あいの湿気の多いところではチャヒラタケの幼菌が美しい扇を開いている。
小さな小さなマツオウジの幼菌もかわいい。
 山のニシキギは早くも錦に染まっている。帰路の竜田川沿いで見事なコスモス畑に出逢う。
もう一雨あれば、秋のキノコたちが姿を見せてくれそう。
マツオウジ幼菌

生駒 マツオウジの幼菌
チャヒラタケ

生駒 チャヒラタケの幼菌
オオオニテングタケ
六甲 修法ヶ原
オオオニテングタケ
(神戸のTさん撮影) 

ニシキギ

生駒 ニシキギ(錦木)

コスモス

生駒市 竜田川辺 コスモス
         ↑
9月の観察会は「オニ」のつくキノコのオンパレードでしたが、神戸のTさんからまた「オニ」のつくキノコの写真をいただきました。保育社の「原色日本新菌類図鑑」Tの「オニテングタケ」の解説では傘の径10から17cm、柄の高さ10から14cmとされていますが、これは20cm以上あったそうです。兵庫きのこ研究会のHPの04年8月の観察会の記録でオオオニテングタケ(Amanita grandcarpa)として紹介されているキノコと同じオオオニテングタケでしょうか。

 2005年10月8日  
 コスモス-明日香  秋の長雨でしょうか、久しぶりに雨が多い。
雨の中のキノコもいいものと、出かけるが本当にひどい土砂降り。
 明日香の棚田の脇ではコスモスが見事に咲いていた。わずかな
雨のやみ間に美しいコスモスを見ることができラッキー。

 雨の日にはハリガネオチバタケ、ハナオチバタケ、スジオチバタケ
などのホウライタケの仲間が小さな傘で美しく迎えてくれる。

 ダイダイガサ、ウラベニガサも色鮮やかで素敵だ。
 朽木の上ではチシオタケ、ハナビラニカワタケ、ニガクリタケ
の幼菌も美しい。

 ハタケシメジの幼菌も顔を出している。いよいよ秋のキノコの
シーズンですね。
ハリガネオチバタケ
ハリガネオチバタケ
甘樫丘
ハナオチバタケ



ハナオチバタケ
近飛鳥風土記の丘
スジオチバタケ

スジオチバタケ
橿原神宮
ダイダイガサ

ダイダイガサ
橿原神宮
ベニヒダタケ幼菌

ベニヒダタケ
橿原神宮

チシオタケ 

チシオタケ
近飛鳥風土記の丘
 

ハナビラニカワタケ
近飛鳥風土記の丘
ハタケシメジ幼菌 

ハタケシメジ幼菌
近飛鳥風土記の丘
ニガクリタケ幼菌 

ニガクリタケ幼菌
天の香具山


 2005年10月9日  
 生駒市にお住まいのTさんからメールをいただき矢田丘陵の「矢田山遊びの森」を
訪ねました。Tさんは矢田丘陵のきのこをずっと観察されている方で、遊びの森の
きのこのスライドをつくられています。
 「子ども交流館」の事務所のスタッフの方に声をかけると見せていただけます。

遊びの森のキノコの一年が分かる素敵なスライドです。機会があれば是非訪ねて
みてください。

 森を少し歩いてみましたが、きのこの端境期?それともここのキノコは恥ずかしがりや?
あまり顔を見せてくれませんでした。
 308号線は一部道が細く対向が大変なところもありますが
駐車場もあり、体力別の
歩きやすいコースが整備されています。

 ※ 矢田山遊びの森の詳細は(奈良県自然環境課のページへ)

 帰路、気になる生駒のハタケシメジの顔を見に行きました。幼菌、放流サイズのもの
ばかり。赤松が少しですが元気にしているところがあり、その付近ではアミタケ、
ヌメリイグチ、チチアワタケ、チシオハツなどが姿をみせてくれました。

 
みぞそば

ミゾソバ
矢田丘陵
子供の森
ふじばかま

秋の七草
フジバカマ
生駒山
ハタケシメジ

ハタケシメジの幼菌

生駒山
ハタケシメジ

ハタケシメジの幼菌2

生駒山


キツネタケの群れ
生駒山


ウラムラサキの群れ
生駒山
チシオハツ
ハッと
させられる美しさ

チシオハツ
生駒山


ヌメリイグチの群生
生駒山


 2005年10月16日  
 昨日のひどい雨とうってかわって晴れ。大阪の交野市の大阪市立大学付属植物園
久しぶりに出かける。柿の実がすっかり色づき秋を感じさせてくれる。そしてコスモスが一面
に色とりどりに咲いている。
 
 昨日の雨でずいぶん傷んでしまったキノコが多い。ナラタケモドキがやたらと目に付く

大きな株は雨でダメだが幼菌の株があちらこちらに生えている。しばらくして見つけた大きな
ヤナギマツタケとともにお土産になる。
 
 赤松の付近ではアカハツがたくさん生えているが、これも雨を含んでもろく崩れる。
ハリガネオチバタケ、スジオチバタケ、ズキンタケなど可愛いきのこも目に付く。
シロカノシタもあるが小さなものが少しだけ。
毒キノコの御三家のクサウラベニタケも何箇所か生えている。
 
 
交野市 柿の実
もう柿の実もすっかり色づき始め
秋の景色ですね
コスモス 交野市

一面に咲き誇るコスモスも素敵です
ナラタケモドキ01

ナラタケモドキの大きな株
ハツタケ
赤松のあるところ
やはり、ハツタケが
シロカノシタ

小さなシロカノシタ
ナラタケモドキよう菌

ナラタケモドキの幼菌
クサウラベニタケ
毒キノコ御三家
クサウラベニタケ
ヤナギマツタケ
おいしそう
ヤナギマツタケの大物
ズキンタケ
独特の姿
ズキンタケ
2005年10月18日
ムラサキアブラシメジモドキ
(生駒市のTさん撮影)
 矢田丘陵のキノコを観察されている生駒のTさんから、お便りを
いただきました。

 ムラサキシメジ、エノキタケがもう出ていたそうです。晩秋のきのこ
がもう顔を出しているのですね。それにウラベニホテイシメジも。
 おまけに、柴栗・ミツバアケビ・ムカゴのお土産付きだったそうです。
実りの秋ですね。
 
 

 2005年10月23日  
 桜井市にお住まいのAさんから信州のベニテングタケの写真を頂きました。うらやましいですね。
べにてんぐたけ01  べにてんぐたけ02  ベニテングタケ03
 白樺林に多いきのこです。毒キノコの代表。マスコットきのこの代表ですね
関西では、見たことがありません。これだけ温暖化が進めば、ますます関西とは縁遠くなるのでしょうか。

※ 今日も昨日に続き風の冷たい、時々雨の降るあいにくのお天気。明日香・香具山・橿原神宮・近飛鳥風土記の丘ときのこを求めて放浪

 
明日香の棚田はもうすっかり秋の装い。色づく柿の実。天日乾燥には厳しい昨日今日のお天気ですが、太陽と風を求めて稲架掛け(ハサカケ)中の風景は、落ち着いた気分にさせてくれる。
 本当は晩秋のきのこエノキタケ探しだったのですが、今日は会えず。
 
天香具山ではナラタケがあり早速お土産ができる。朽ちた切り株に生えるチシオタケはとても可愛い。
 
明日香ではきれいなニガクリタケが目に付く。こんなに可愛くても、猛毒とされています。とても苦いはずですが。
 橿原神宮では晩秋きのこムラサキシメジが美しい紫をみせてくれるが、雨の水をたっぷり含んだ傘はもろい。
 近飛鳥風土記の丘ではキノコ中毒御三家の一つカキシメジがあちらこちらにある。地味な色で,縦に裂けるが毒きのこ。きのこに関する言い伝えは全て間違い。一つ一つ覚えるしかない。

明日香の棚田の秋

明日香の棚田の秋
ナラタケ01
見てくれはよくないが
おいしいナラタケ
天香具山
ならたけ02

ナラタケ02
天香具山
チシオタケ
朽ち果てようとする
切り株などでよく見る
チシオタケ

ニガクリタケ
ニガクリタケ
明日香
ムラサキシメジ
ムラサキシメジ
橿原神宮
カキシメジ
カキシメジ
近飛鳥風土記の丘

 2005年10月31日  
 どうも、お天気のめぐり合わせが悪く、10月の土曜日は雨続き。秋が深まり、キノコたちが
たくさんでているのでしょうが、日曜日は仕事だったもので、キノコとの逢瀬はならず。
 ということで、まだ紹介できていなかった10月に出逢ったキノコたちの写真です。
 もう11月になるのですね。どんなキノコが待っていてくれるのか楽しみです。
 

ツリフネソウ
ツリフネソウ
もっと赤いもの、そして
キツリフネソウは
よく見ますが
天川村
サンコタケ
サンコタケ
いつも良く見るのものは
もっと、赤味が強いです
天川村
ニカワチャワンタケ


ニカワチャワンタケ
(ゴムタケモドキ)

天川村

コガネタケ
コガネタケ 天川村
杉ヒノキ林でキノコがないと
諦めている時、出逢った

コガネタケ02
芳香とする人、汗臭いという人
がいるらしい。湯でこぼして
食べた。歯切れ、舌触り良し。
        ↑
 
山渓「日本のきのこ」・フィールドブックス「きのこ」とも食毒記載なし。

 北隆館「原色きのこ図鑑」では、「軽くゆで、三杯酢にすると珍味」とある。
 よろこんで、湯がいて珍味を味わいました。皮は弾力があるが、中味は以外と弾力がない。珍味です。



Part 2  2005〜(10)
10月
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