ココミケス属の一種-01(クヌギの葉に発生)
(Coccomyces sp.01)


ヤブツバキなどの落葉広葉樹でよく見かけると聞いていたが、
何気なく目を落としたクヌギの落ち葉がところどころ薄い色になっている。
明かりに透かすと黒い縁取りのあるステンドグラスのような葉。
目を近づけると小さな黒い点が見える。
 これが気になっていたココミケス(Coccomyces)属のきのこ。
 落ち葉のところどころが黒い縁取に囲まれ、
その中だけが漂白されたように薄くなっている。
その中に黒い三角から六角形の盛り上がりが見える。
水をかけてしばらく置くと黒い蓋がとれ
中の薄い黄色の子実層が見える。
 この仲間には100種類以上含まれているそうです。




長さ20cmはあるクヌギの葉



透かして見るとすステンドグラスのようだ



黒い境界に囲まれた中だけ
漂白したように薄い色になっている
きのこが栄養を吸収し漂白したようになっているのでしょうか?




更に拡大してみると


(目盛り:mm)
水をかけてしばらく置くと
黒い蓋がとれ中の薄い黄色の子実層が見える




上はクヌギの葉に発生
下はヤブツバキのもの
明らかにサイズが異なる


 

子嚢



上はクヌギの葉に発生
下はヤブツバキのもの
明らかに子嚢サイズも異なる


12月 大阪 富田林市

ココミケス属の一種-01(クヌギの葉に発生)
(Coccomyces sp.01)


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