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Part 6  2009 (6) 6月
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きのこ観察会、個人的な散策で出逢った
四季折々の花、きのこ・・・写真と雑文です
さらに、メーリングリストでいただいた仲間のメールの一部を転載しています



 2009年06月03日 夏の真打登場
  --- Oさんからのメールです。

  毎度ながらの仕事帰りに神戸の山道、休みに京都の方へ行ってきました。
 ダイダイガサやシカタケやアシグロタケ等材上性のキノコたちのお祭りといった状態で、あっちこっちから賑やかなこと賑やかなこと。
 ダイダイガサは相変わらず可愛いし、タマチョレイタケはいつ見ても爽やかな香りもあいまって、美味しそう(不食らしいけど)
 京都でも賑やかなキノコ達の中で、ニセショウロの仲間が恐竜の卵のような質感で面白く(引っこ抜いてびっくり!しっかり柄があったので、ショウロダマシかな?)
 そしてそして、真打登場☆とばかりにちょっとヒネクレもののテングタケ君!種小名がつくのかどうかは別にして、せっかち君のようで仲間は見つからず、孤立無援の立ち姿。

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 2009年06月03日 一目惚れ --- 東大阪市のYさんからのメールです。
 
 私はあまりきのこの名前は気にしないほうですが、出会ったきのこに惚れてしまうとどうしても気になってしまいます。5月19日橿原神宮林でのお姿です。見つけた時は一瞬 ワカクサタケ?と思ったのですが、よく見ると全く形態が違います。高さ4cm前後、傘径1cm前後、数少ない緑色、ヌメリガサの仲間を調べればすぐわかるわ、なんて思っていたのですがまったく分かりません。ひょっとして後で色が変わったりして。
  早速、滋賀県のZさんより「Y様がアップされましたきのこですが、過去に一度似たものを見たように思いますがその時は確か「ナナイロヌメリタケ」のオリーブ色型でした。 このきのこは日本名の通り橙色、黄色、濁り紫など色々あるようです、目立ちませんが変わったきのこです。カワリハツに劣らず色変化の多いきのこみたいですね。写真では分かりませんが「ぬめり」が強いならHygrocybe laeta ナナイロヌメリタケではないかと思います。」と連絡をいただきました。
  早速ご返事をいただきありがとうございました。おかげさまで目の前が少し明るくなりました。大好きなヌメリガサ属に恋人が一人増えました。・・・今年の降水量、5月まで非常に少なかったとのこと。これからもその傾向があるかもわかりませんが、頑張って探しましょう。」(Yさん)



 2009年06月07日  アミヒラタケ風?
 --- Oさんからのメールです。
 
「・・・さっそくmixi内で先の散策でタマチョレイタケかなと思いつきのような同定してしまっていたキノコにツッコミが入り。。。菌核の確認など行えてなかったので、その方の写真の印象によるとアミヒラタケに見える。。。との事でした。
 美味しそうに感じたのは間違ってなかったのかも。朽木から生えていて直径は五cm以上、軟らかく松風の良い香りも。もう一度ポイントを訪れてチェックしてみる予定です。。。。サンプルを持ち帰り損ねるというウッカリもしてますので。
 
 早速、東大阪市のYさんより「Oさん、そうだアミヒラタケだったのだ。Oさんの写を見て先月撮っていたのを思い出しました。少し離れていたので オー、マツオウジなんて、よく見るとひだがなく管孔、しかも傘の径、ゆうに10cmオーバーこれはなんでしょう。なんて思いながらすっかり忘れていました。おかげで勉強になりました。」と連絡をいただきました
写真:Oさん 写真:Yさん

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 2009年06月07日  二人だけの観察会in熊本   --- 久しぶりに熊本に転居されたHさんよりメールをいただきました。
 
「久しぶりに女房と観察会(きのこ採りじゃない山歩き)を開催しました。場所は阿蘇の外輪山、夏キノコはまだまだで、種類も少なかったですが、
三つ葉を採りながらの散策、新緑がまぶしき爽快な気持ちになりました。
 ・ 最初に出迎えてくれたヌメリツバタケ  ・ エセオリミキと同定しましたが、自信無し  ・ マンネンタケに何か寄生したのでしょうか。
 ・ お土産のシイタケ  ・ アミスギタケ ・ 同定はできませんが、羽化途中の蛾」

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 2009年06月07日  おいしいきのこ --- 生駒のTさん、中国からのメールです。
 
「6月初めより2ヶ月間の中国出張中です。夜はネットにつながりにくいので早朝から出勤前までがインターネット、メールの時間です。皆さんのきれいなキノコの写真穴が開くくらいながめています。
 もともと乾燥した地域なので町中にはキノコ無いですね(2ヶ月間雨無しとのこと)
 客先も私のキノコ好きは知っていますので会食時にはキノコ料理をいくつか取ってくれます。とりあえず写真はオオシロアリタケの生 鍋に入れます。こちらでは鳥の足のキノコといっておいしいキノコとして有名です。もちろん栽培品、通常は水煮品ですがちょっと高級な店では生が出ます。
 茶樹茸はヤナギマツタケですね。乾燥品を大量にスーパーで売っています。干し茶樹茸と豚肉、唐辛子、ニンニクの炒め物、茶樹茸にうまみが凝縮されておいしい一品です。」
オオシロアリタケ 茶樹茸(ヤナギマツタケ)



 2009年06月07日  アジサイの季節   夏のきのこがそろい始めた
 
昨日今日、用事の合間にキノコを求めてアチラコチラを歩く。思ったよりも、キノコが少ないと嘆きつつ歩くが、写真を整理してみると。イグチの仲間、テングタケの仲間、ベニタケの仲間といった夏のキノコがそろい踏み。
 梅雨入りも近く、いよいよキノコの季節はすぐそこといった感じだ。きのこは見て歩いたものの、姉の法事などで、やっと深夜になって整理。
昨日は久しぶりに大和郡山方面へ出かける。地味だが、夏のキノコがとりあえず勢ぞろい。今日は、法事に行く前に、アジサイの美しい堺市の三宝処理場へ、きのこも気になり近くの散策ポイントを回るが都会のキノコポイントは日照りに弱く、乾燥状態で非常に少ない。横着せずに保水力の豊かなところを歩くべきだが。
                                                            
  堺市のアジサイの  ・ はな ・ ハナ


  大和郡山のきのこたち イグチ・テングタケ・ベニタケ・・・夏のきのこの揃い踏み!!



可愛いイグチだが

誰の子なのだろう?
テングツルタケ チシオハツ


ヤケノアカヤマタケだろう

随分くすんだ色合いで汚れた感じだが

私が触ったからではない


ヒダも美しい美女だが

表皮は誰か?かじっている
カスガトマヤタケだろう
容貌を見るとクロトマヤタケモドキかと思ったが
胞子・シスチジアの独特の形状を見ると、
カスガトマヤタケだろう
Inocybe kasugayamensis
奈良の春日山に因んだもの
この子が生えていたところは遠くない
チシオハツの胞子・担子器

  近所のキノコ散策ポイントの地〜〜味なきのこたち 河内&泉州にて

 
同定するには、胞子・シスチジアの顕微鏡観察が必要とある。
しかし、所持が禁止されている
どうして同定するのだろう?
 アホな法律だ!

ヒカゲシビレタケ????
内緒でヒダを一片こっそり持ち帰るのも
法律違反なのか?
何故かイタチタケだけが目立った
南河内にて
 小さなきのこ 大きな 胞子 ナガエノチャワンタケ!! 


実物はこれよりも小さい
ナガエノチャワンタケ
子嚢胞子はでかい! 子嚢が並ぶ様子
 狐の松明 (キツネノタイマツ) タマゴの中は花盛り!! 
 都市公園は日照りに弱い。
 この時季少し日が射すと キノコは萎れている。キツネノタイマツも松明部分は萎れて地上で朽ち果てようとしている。しかし、その横にはタマゴが。
 いよいよ胞子を運ぶハエたちの活発なシーズン。
いま胞子を運んでもらわなければと、タマゴが次の松明をもたげようとしている。


キツネノタイマツの
タマゴの断面
この段階でも
独特の臭気だ

あまり触りたくないが
 タマゴの中は花盛りだ
担子器に小さな胞子が並ぶ
  



 2009年06月13日  
 入った瞬間 梅雨の中休み
 --- あせって、キノコめぐり

 
入梅宣言があった翌日久しぶりにしっかりとした雨。しかし、もう中休み。このお湿りのあるうちと今日は、気になるキノコポイントを忙しく駆け巡る。
 以前より気になっていたアオキオチバタケを求め橿原市へ。出かけた甲斐があり、少し乾燥しかけているが素敵なアオキオチバタケに出逢えた。喜びすぎてシャッターを押す手に力が入りすぎ家に帰って見るとピントが合っていない。残念だがこれしかないので・・・。
 南方系のキノコであるオオシロカラカサタケも立派な姿で出ている。ここ数年何度か食中毒の記事が出ているきのこだ。ベニタケの仲間は色とりどりの美しさを競い始めている。
 その後、先日のTさんのメールを見てヤナギマツタケのシロが木になり出かけるが、傘が傷み始めたワタヒトヨタケらしきもののみ。
 いつもの南河内の観察コースを回る。今日は夏のきのこのイグチには出逢えず、テングタケの仲間はテングツルタケのみ。しかし、可愛いきのこがたくさん顔を見せ始めている、明日の観察会もお昼が随分遅くなりそうだ。前に進めるのだろうか。
 何とか先日の雨のお湿りの恵みが残っているといいのだが。
 橿原市で出逢ったキノコ
アオキオチバタケの胞子紋
小さい傘だがしっかりと胞子を落としている
アオキオチバタケの胞子 二種類のシスチジアが見える
ヒビワレシロハツ 傘の縁がひび割れている そして 素敵な幼菌 ヒビワレシロハツ 胞子


ヒダの緑色が独特だ
あまり美味そうに見えないが 食中毒事故がある
オオシロカラカサタケ
 ヤナギマツタケに振られ がっかり!
 都市公園はすぐに乾燥が始まる (堺市)
 しばらく、きのこを探すがワタヒトヨタケのみ。
傘が傷み始めているが、

スラッとした白い長い脚が

とても魅力的だ


ワタヒトヨタケ 胞子
 南河内のキノコたち
 今日の一押しは・・・・たくさんあって・・・・!!
 久しぶりにコツブヒメヒガサヒトヨタケが乱舞!
ちょうど陽が射した。曇天の予定で傘を忘れていたので 残念!
傘はコツブヒメヒガサヒトヨタケのほうがヒメヒガサヒトヨタケより少し大きいが

名前は胞子のサイズが小さいので・・・

それにしても長〜い
名前だ


小粒な胞子 →
トガリベニヤマタケ

胞子 →
素晴らしい色合いが目を引く トガリベニヤマタケ 確かに頭が尖っている

失礼な名前だが 大好きなきのこだ
イヌセンボンタケ
ヒナアンズタケ ゴメン!ピントが合っていない
絹糸のような光沢の上品な傘
白く長い上品な脚 ヒダはほんのりピンク
キヌモミウラタケ
特徴的な胞子 担子器
白く美しい脚 なんともいえない傘の可愛さ
シワナシキオキナタケ



このコブだらけの特徴的な胞子


担子器に胞子が可愛い姿で乗っかっている
シスチジアも独特の形状だ
この仲間は苦手
見なかったことにして帰ろう思ったが
何故か傘を持ち帰っていた
胞子・シスチジアを見るとコブアセタケのようだ
カラフルなキノコが林床を彩る季節だ
ウコンハツそしてヤブレベニタケも林床を飾る
ナガエノチャワンタケ



今日もたくさん出ている

ヒカゲシビレタケ

木からでていたらヤナギマツタケと思う ツチナメコ
ヤナギマツタケ同様 ツバの上面が胞子でチョコレート色だ↑


 2009年06月16日
 仝 女王の季節、そして。 仝

 --- Oさんからのメールです。
 「
昨日(14日)、某観察会に参加してカンゾウタケとキヌガサタケを探し♪色々キノコには出会え、カンゾウタケは豊作で色々な姿を見せてくれたものの。。。
竹林は乾いいて静か。もう一雨必要かな?と、解散しました。
 少し時間があったので往生際悪く、近くのゲレンデに狙いを定めて突撃♪♪・・・いらっしゃいました女王様!!。。。が、役目を終えたお姿。
ひっくり返ってあられもないお姿。そっと近くを探してみると、やはりお世継ぎが♪やっぱり、かっ攫i(訂正)。。。じゃなかった、我が家へご招待♪
夜勤中は暗室にて一泊して頂いたあと連れ帰り。。。先ほど、ついに。。。!無理かと思われた大卵にくっついていたチビ君も♪
 目が離せない♪夕方からたっぷり寝たので大丈夫やけど。。。



 2009年06月17日  我が家の女王様

 --- Oさんからのメールです。
 「
さてさて、我が家のキヌガサタケですが無事成菌となりました。
 最初に顔を出した方は袋をかぶったまま伸びた為か曲がってしまい、首をかしげたまま育ち。。。最後にポッキリと。
 真打の大玉は3時間ほどかけてようやっと。やっぱり開いたばかりの瑞々しいマントは美しいですね♪
 去年は行けませんでしたが、今年は実家の和歌山でもキヌガサに出会えないかと画策中です。
比較的南部で山間部の竹林・雑木林を駆け回ってきます。



 2009年06月20日  長い梅雨の中休み 南河内のきのこたち
 長い梅雨の中休みだ。梅雨の雨に艶やかに咲くのを楽しみに植えていた我家のアジサイも梅雨の雨の恵みを受けないうちに四日連続の真夏日の暑さと陽射しには勝てず随分傷んでしまった。
 この暑さと日照り続きではキノコは望み薄とは思うが、やはり今日も出かける。橿原神宮の森をのぞくが、やはり少ない。ベニタケの仲間が傷んだ姿でいくつか出ているが少ない。ケショウハツも傘が破れてしまっている。それでも、ツルタケが縁石の間で懸命に頭をもたげている。林床では白く小さな可憐な花がたくさん並んでいる。調べてみると、トキワツユクサというようだ。園芸用に輸入したものが野生化したそうだ。気に入ったようで随分ご機嫌で林床を埋めている。もともとは在来のどんな植物が生えていたのだろう。
 結局、家の近くの丘陵のキノコ散策へ戻る。
 木陰のコケの間ではニオイコベニタケ、コブアセタケが可愛い姿をみせてくれ、木片チップの上ではシワナシオキナタケが微妙な色合いの傘を広げている。ハタケシメジにしては随分貧弱な子が出ている。手にとって見るとコザラミノシメジだ。ヤマドリタケモドキはいつ顔を出したのかいたみかかっている。クロノボリリュウタケも傘が乾燥しかけている。シロスズメノワンだけは湿度たっぷりのアジサイの植栽の根際で瑞瑞しい姿を見せてくれた。天気予報ではやっと明日より晴れマークが1週間消えている。いよいよ、夏のキノコと思う存分に逢瀬を楽しむことができそうだ。

折角のお化粧も ひび割れて
ケショウハツ
縁石の間で健気に生きる
ツルタケ
ニオイコベニタケ
コザラミノシメジ シワナシキオキナタケ
ヤマドリタケモドキ クロノボリリュウタケ クロノボリリュウタケ 胞子
胞子のサイズ・形状、独特のシスチジアを見ると コブアセタケのようだ
今日一番瑞瑞しい姿で迎えてくれた シロスズメノワン 子嚢胞子



 2009年06月21日  夏至の日 
 雨を待ち焦がれる 南河内のきのこたち

 昨日の天気予報では今日から雨が降る予定だったが、今日も蚊に刺されながらの庭の草花たちの水遣りが欠かせない。
 今日は夏至。半夏生にはまだ10日ほどあるが、公園の池ではハンゲショウが美しい。葉が名前の通り半分だけお化粧している。ドクダミ科だという。言われてみればどことなく似た雰囲気がある。花はもう少し咲きに咲き出しそうだ。
 遠出してもこの日照り続きであり、家の近くを散策するが、どのきのこも水不足でかわいそう。
 ノウタケは小さなままで、もうヒビワレ状態。イロガワリも傘径2cmくらいのままでも、もう虫に食べられている。テングツルタケも傘径2cmくらいの小さな姿だ。それでも、立派に胞子を飛ばしている。たくましいものだ。いつもは、大きなかさで、目立つコテングタケモドキも傘径5cm足らずの上品な傘だ。

この小ささでもうヒビワレ ノウタケ 小さな イロガワリ 触ると激しく 青変する
テングツルタケもcmほどのカサ コテングタケモドキもこの上品なサイズ
テングツルタケ 胞子 コテングタケモドキ 胞子
テングツルタケ 担子器 コテングタケモドキ 担子器



 2009年06月21日  気概あふれる面々

 --- Oさんからのメールです。

 「
・・・指導員としてお呼びがかかり、月曜に一人で下見・土曜に観察会と暴れてきました。こんなハリボテを指導員扱いしてくれる自然教室に恐縮しつつ。
 観察地はこの空梅雨で8日も雨が降っておらず、厳しい事も授業の一環と割り切りつつ。。。
 下見に行ってみると、水源が近い事もあってか大きなテングタケ!上下20cmありました。某所でよく見る赤・オレンジ色系ではない、黄色いサンコタケも。
観察会でもなかなか数多く、中でもイグチが四種!コゲチャイロガワリ・キイロイイグチ・アミタケ、ヤマイグチまで!帰りの寄り道ではオニイグチ(コオニイグチ)も!
雨待ちきれず、頼もしくも気概溢れる面々に感服です。そして来た☆渇望の雨!!



 2009年06月23日  待ち焦がれた雨  大和路のきのこ
 やっと待ち焦がれた雨。今日は療養中の父の見舞いに行く用があったが、妙に朝早くから目覚め、そのまま起きだし、気になる香具山山麓のアカダマキヌガサタケ、橿原市のアオキオチバタケの様子を見に出かける。
 アカダマキヌガサタケはよほど雨を待ち焦がれていたのだろう。たくさんの傘が出て倒れたものが多い。誰のいたずらか、道路沿いのものは全て、倒されている。道路から離れたものものだけ美しいレースを見せてくれた。
 明日香では雨にぬれたササユリが咲き始めている。ここではシロキクラゲだけだ。
 橿原市のアオキオチバタケは落葉というより枯れ果て崩れ落ちようとする昨年の幹・枝?にたくさん傘を広げている。紫色の妙に気になるハツタケが出ているがムラサキハツの近縁種だろうか?逢いたかったキノコと出逢い、ご機嫌で終了。急いで、父のもとへ。


アカダマキヌガサタケ 胞子

随分小さく上品だ
赤いブーツの可愛いお嬢さん アカダマキヌガサタケ
シロキクラゲ シロキクラゲ 胞子 シロキクラゲ 担子器
ムラサキハツの仲間? 胞子 ・ 担子器



 2009年06月27日
 何故? きのこが異常に少ない  
 今日は大阪の長居植物園のきのこ観察会へ出かける。通り道でもあるので、堺の公園を小一時間歩くが、先日の雨で木片チップは湿っているのにキノコは全く見当たらない。朽ち果てたヒトヨタケの仲間、そして倒れてしまっているキツネノタイマツだけだ。キツネノタイマツのタマゴをいくつか草と一緒にビニール袋に入れて持参。
 長居公園もこの調子ではキノコが少なそう。断面でも子供たちに見てもらえば少しは時間つぶしに成るかと。
 長居植物園は思った以上に乾燥している。ハス池を見るとハスが美しい。今日から早朝開園をしているようだ。
 さて、観察会。本当に生きのよいキノコは殆ど見当たらない。湿った落葉のしたで何とか生き延びている小さなイタチタケ、腐朽木のウロの中のツボミ状態の小さなキララタケくらいだ。硬質菌と天然乾燥状態のヤナギマツタケなどが少々。
 持参したキツネノタイマツを切ってみようと袋を見ると、一本だけ10cmくらいに成長している。成長し始めると随分早いものだ。丸い小さなタマゴ、頭を割って出ようとしているタマゴの断面、延びたものを並べて皆で眺めた。
 ナシの葉についているナシ赤星病菌(ビャクシン錆病菌)を教えていただく。
 それにしても、先日あれだけ激しく雨が降ったのに、どうしてこれだけキノコが少ないのだろうか??
イタチタケの幼菌たち キララタケ幼菌 ナシ赤星病菌(ビャクシン錆病菌)
キララタケの担子器 キララタケ ジャンボ シスチジア

誰がかじったのか? 哀れな姿の
スミレホコリタケ
キツネノタイマツ 
タマゴ→割れようとしていたタマゴの断面 → 成長したもの

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 2009年06月27日 3年ぶり?---東大阪市のYさんからのメールです。
 「
6月というのに真夏並み、このままいけば7月、8月はどうなるのでしょうね。
 さて、きのこくん、Oさんのまわりにはいろいろ出てくれているようですが、私のまわりは非常に少なく、前年同月のインデックスをみて、首をかしげています。
 しかし、先日久しぶりに”ミミブサタケ”に遭遇いたしました。あまりに少ないのでブーブー言いながら歩いていた時の発見、少し感動。
 図鑑に「比較的まれ」なんて書かれているのを見つけるとやはり快感ですね。明日以降の雨に期待して。でわまた。
 
 --- 
Yさんのブーブーとこぼしているのにこの子たちは聞き耳を立てて聞いていたのでしょうか?
 
--- 
白い筒状のものは何だろう?
変形菌のエダナシツノホコリ?
それともシロヒメツツタケ??





 2009年06月28日
  雨もきのこも異常に少ない  
 それでも、数は力!生駒山麓のきのこたち
 今日は大阪市立自然史博物館友の会の観察会に出かける。いつも通っている生駒山山麓だが、西側の東大阪市側。枚岡から山麓を散策。6月の異常な少雨の影響で例年の大きなキノコを育むだけの水分はないようだ。
 あまり期待せずに参加するが、百人を超える参加者。200を超える瞳の力は偉大だ。まして、私たちに比べ視野が低くにある子供たちの目は鋭い。
 予想に反し、小さくとも美しいキノコたちがたくさん出迎えてくれる。しかし、これが夏のきのこだという、テングタケ、ベニタケ、イグチの仲間は殆ど顔を見せてくれない。今日から雨が降る予報がずれ込み、明日から雨がありそうだ。今度こそ、夏のキノコを育む恵みとなってくれることを期待しつつ家路につく。

 ← 今日であった、器量よしのきのこ=ヒイロベニヒダタケ。
可愛い幼菌 ダイダイガサ アシグロホウライタケ アシグロホウライタケ
面白い形の胞子だ
ダイダイガサ 胞子 ダイダイガサ 傘表面菌糸 ダイダイガサ 担子器
チャヒラタケ クリゲノチャヒラタケ
チャヒラタケ


← 胞子


 担子器 →
クリゲノチャヒラタケ 胞子 オリーブサカズキタケ 胞子


この子はどこの誰だろう??
妙に気になる可愛さだ
シロホウライタケの仲間だろうか? オリーブサカズキタケ
ヒラフスベ ノウタケ ハチノスタケ
ヒイロベニヒダタケ
ハイイロイタチタケだろう キララタケの幼菌 カノツノタケ(クロサイワイタケ)だろう



Part 6  2009 (6) 6月
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