pagetop

Home
Part 6  2009 (4) 4月
 2  3 4 5  7 8 9 10-1 10-2 11-1 11-2 12


きのこ観察会、個人的な散策で出逢った
四季折々の花、きのこ・・・写真と雑文です
さらに、メーリングリストでいただいた仲間のメールの一部を転載しています



2009年4月03日
 やっと
 桜にふさわしい暖かさ
  ← 大阪の門真市のTさんから素敵な絵手紙をいただきました。
私も新しいシロを探さないと。 
 寒の戻りで、寒い風が吹き桜も足踏み状態だったが、やっと今日久しぶりの穏やかな日となる。
 大阪城の夜桜が今日からだというので、立ち寄るが携帯電話のカメラでは、なかなかうまく撮れない。
 カバンに入るような小型のデジカメも必要なようだ。



 2009年4月04日 花見日和のはずが、あいにくの雨
 やっと桜のシーズンと喜んだのに、天気予報よりも早く雨が降り出し、近所の散歩コースの散策だけで退散。
 山桜の方が後に咲くと思っていたが、シロヤマザクラは満開。ソメイヨシノは半分も咲いていない樹が多い。
ジゴクノカマノフタが地面にへばりついて咲いている。ムラサキヤシオが満開だ。サトザクラのピンクがとても美しい。
寒暖の差が激しい日々で植物たちも大変だ。
 例年この時季、アミガサタケのオンパレードだが、今日はほとんど見当たらない。溝の縁で横向きに生えるアミガサタケは「土根性アミガサ」とでもよんであげたい。
 
シロヤマザクラ 満開 ど根性アミガサ 可愛い アミガサタケ
ジゴクノカマノフタ ムラサキヤシオ 満開 サトザクラ 艶やかで美しい



 2009年4月05日 自然の贈りもの
   やっと春爛漫!
   新種!?「どんぐりキノコ」
 昨日の雨もあがったので、大和路の桜めぐりに出かける。大野寺の枝垂桜が見ごろを迎えている。狭い境内にあふれんばかりの人。しかし、ピンクのすだれにはウットリする。又兵衛桜も観光バスで大行列だ。しかし、ここは広く視界が開け、たくさんの人も気にならない。
 昼食に立ち寄ったレストランのご主人が、大野寺の桜はこの近くの天益寺の桜を株分けしたもので、是非と進めてくれる。確かにお母さんの枝垂桜は迫力満点。
 石舞台は菜の花・桜に包まれ春を満喫させてくれる。
 帰路、近つ飛鳥の丘陵にハルシメジを見に出かけるが、まだその気配はない。しばらく、暖かい陽気が続くというので、やがて、ハルシメジが顔をのぞかせてくれそうだが。それにしても、キノコが見当たらない。正体不明のベニタケの劣化したもの、紋様が褪せたツチグリのみだ。しかし、コケの上に可愛いキノコが二つ並んでいる。よく見ると新種!?どんぐりキノコだ。(↑花に囲まれる明日香の石舞台)
大野寺の枝垂れ桜
コケの上のどんぐりキノコ
大野寺 桜の すだれ ツチグリ 天益寺 大野寺の桜の母樹
又兵衛桜 天益寺 大野寺の桜の母樹



 2009年4月06日 春らしく?濃紫色に薄藤色♪
   菌友Oさんよりメールをいただきました(写真も)。
 -------------------------------------

  「実家で見たシャグマアミガサが印象深く、こっちでも出会えないかと月末に散策に行ってきました。結局出会えたのはこの不思議な風貌のアミガサ君。トガリとか普通のではないようだけど、シャグマでも・・・?乾燥しかけてたので良い香りがしました♪
  それと、何処に行ってもミイノモミウラモドキや、この茶色のフウセンタケが元気一杯で沢山見ますね〜〜地味だけど見ごたえ十分♪
  それと出会って気になったキノコ2種。一つは特徴からナスコンやコンイロを思い出したけど、時期的に春に出るコムラサキイッポンシメジらしく。もう一つは風貌からウスフジフウセンタケと目星をつけたけど、これもまた時期や場所柄、ウメウスフジフウセンタケというのがあると聞き、どうもそれらしく。何はともあれ美しいキノコですね。



 2009年4月12日 異常乾燥・夏日続き!これでは、キノコは・・・?
   これだけお天気続きだと、見事に晴れわたった空が恨めしい。それでもと生駒山を覗くが、本当にキノコは少ない。
 歩いて歩いて、日陰の苔むしたところで、ヒメオツネンタケ、アクニオイタケがかろうじて見つかる。スダジイの朽ち果てようとする腐木に紫の鮮やかなベニタケの幼菌がたった一本。かじってみるが辛味はない。カシタケのようでもあるが。
松枯れが激しく、最近はヒトクチタケすら少なくなっていたが、一本の松の枯木に小さな可愛いヒトクチタケがたくさん並んでいる。枯れて間もない木のようだ。
 この異常乾燥では、来週の観察会はかなり厳しそう。それでもと、下見を兼ねて少し覗くが、ひどい乾燥。アミガサタケのポイントをまわるが、かろうじて数本トガリアミガサタケが残っているだけ。
 一気に咲いた桜も散り、石楠花が美しい姿で咲いている。
ヒメオツネンタケ  裏面
アクニオイタケ ヒトクチタケ
美しい紫のベニタケSP. 南河内 トガリアミガサタケ シャクナゲ



 2009年4月13日 山菜のシーズン!!
   ☆ 熊本のきのこと山菜 ☆ 熊本のHさんよりメールをいただきました。
 
「熊本のHです。熊本城を一周するウォーキングに参加し、梅園でハルシメジを見つけました。残念ながらウォーキングがメインの為カメラを持ち合わせず写真は送れません。連日の晴天でひび割れたハルシメジでしたが昨年教えて頂いた特徴をはっきり示すものでした。来週は熊本で最も有名な梅園を散策してみます。
 山菜も季節到来で、本日はワラビ、ヤマウコギ、モミジガサ、ハナイカダ、ふき、フキノトウ、シオデ、たらの芽を収穫し、天ぷらやおしたし、煮浸し、和え物と季節の味を満喫してます。」

   ☆ イタドリ・ノカンゾウ ☆ 奈良のKさんよりメールをいただきました。
 「奈良の月ヶ瀬へ向かう道(針へ行く道の手前)くらいで、イタドリを探しましたが、数本ほどしかなく、天理ダムへむかい桜の散り際をながめ、奈良へ戻り、五か谷から西へ奈良へ降りていく途中の正暦時の近くの、独活を確認にいったのですが、まだ少し早く、藪こぎをして、道を作っていました。
 途中。野カンゾウらしきものが生えていたので、もって帰り、イタドリは皮をはいで、塩をして冷凍に、野カンゾウらしきものは、やはり野カンゾウで、お湯をわかし、さっと湯がき水で流して、冷蔵庫においておきました。私も家族も、食べるのははじめてで、嫁もややこしいものはもって帰るななどと言っていました。日曜日に、嫁が、菜の花のおひたしをしましたが、野カンゾウと食べ比べると、野カンゾウのほうが、アクやくせもなくおいしいと、子供たちには上々の評価でした。 ポン酢で食べましたが、ヌタがおいしいと思います。しゃきしゃきとした歯ごたえでした。
 (イタドリは神戸の娘にもたせました。) PS 嫁は高知出身ですのでイタドリはよく食します。」
   
☆ 山菜の話 ☆ 奈良のDさんよりメールをいただきました。
 「私の住む奈良の山は桜の最中ですから、緑には未だしばらくかかります。もう1週間もすると、木の芽が採れるだろうと、心待ちしています。
 奈良で採れる木の芽はコシアブラ、タラ、タカノツメ、ヤマウコギ程度ですが、これ等は天麩羅も美味いし、お浸しなどHさんの上げておられるレシピで料理すれば素晴らしい食べ物になります。
 Hさんは「熊本の殿様」のような贅沢な食事を楽しんでおられる……奥様の山菜料理の腕前も凄いのだろうと推察します。
 Kさんの食べられたノカンゾウは野草にしては癖がなく、お浸し、煮浸し、酢味噌和えなど、どんな料理にしても美味しいですね。Kさんのイタドリが、もう採取できたのは凄いことではないでしょうか……もっとも、個体差が大きな植物ですから、早い物、遅い物があるのでしょう。これの料理は土佐の人に任すべきでしょう、本場ですから……私はもっぱら酢味噌和えで楽しみますが、私の友人は煮物が専門です。
 私は昨日の午後から大和高原の桜の下を歩きました……アミガサタケとの出合を期待していましたが、キノコの女神は微笑まなかった。しかし、捨てる神には拾う神もある……谷川の流れが田に注ぐ小さな水路で、セリの群落に遭遇しました。これで夕食は香り豊かな味噌汁やお浸しを楽しみ、チョッピリ殿様の気分でした。」
   ☆ 山菜いいですね♪ ☆
 
菌友Oさんよりメールをいただきました。(写真も)
「山菜シーズンですね〜♪僕も先のキノコ帰省でオカンから「キノコばっかりとってこんと、ワラビとってきて!」ときついお達しを頂いてたのでゼンマイやらイタドリ(うちの地域ではゴンパチ)も少々・・・。もっぱらとりやすいワラビが大多数でしたが。。。 ・・・18日、参加する方向で日程調整してましたが、他用とバッティングしてしまい、参加できなくなりました。。。久しぶりに皆さんとワイワイと出来るかと思っていたんですが、次の機会にまたよろしくお願いいたします。



 2009年4月25日 藤の咲く頃 久々の雨 インドアでキノコ観察!
  異常乾燥注意報が続き、私の低山以下の丘陵散策ではキノコに出逢えない。今日やっとしっかりと雨が降った。この雨でどんなキノコたちが顔を見せてくれるか楽しみ。
 桜の花びらに代わり、藤が目を楽しませてくれる季節。石楠花も可愛いツボミを膨らませ、美しい花を咲かせ始めている。
 体調不良につき、雨の中のキノコ散策は諦め、インドアでキノコを眺める。
 先日の観察会で持ち帰ったキノコのかけらを冷凍室に入れてあり、取り出してながめる。
 子嚢菌の子嚢は比較的大きく見やすいが、担子菌類の担子器は見にくい。まして、素人にはこれを写真で撮るのも一苦労だ。これなら、雨の中のキノコ散策のほうが結局は楽だったが・・・。
 なんとか、悪戦苦闘の末がこの程度。まだまだ、修行不足。
 ナラタケは昨年秋採ったものを洗い湯を通して冷凍保存してあったもの。それでも、担子器に胞子がくっついている。キノコはたくましい。人間も胞子をお腹に入れているが、今の水洗トイレでは、胞子の拡散にはならない。野の動物たちと違い、人間はキノコの究極の敵のようだ。
トガリアミガサタケの子嚢 ツバキキンカクチャワンタケの子嚢
ウラスジチャワンタケの子嚢 ハルシメジの担子器
ナラタケの担子器 ハルシメジの胞子
ナラタケの胞子 ウラスジチャワンタケの胞子
トガリアミガサタケの胞子 近所で美しく咲いている石楠花



 2009年4月26日 突然の強風下 河内のキノコ
  昨日は久しぶりのしっかりとしたの雨。目覚めると植木鉢は全て倒れ強烈な風。三月上旬の気温だという。しかし、昨日の雨で今日はキノコに出逢えるかもと・・・期待して早朝から近所の観察ポイントを回る。
 先週の観察会のリベンジ。ハルシメジのポイントへ。やっと、立派なハルシメジが生えている。しかし、それだけ。随分遅れている、それとも梅林を手入れし、土を触っているので出が悪くなったのか・・・?ハルジオンが咲いている。ハルシメジの季節に違いはないのだが・・・。
 木陰のシャガ・シャクナゲ・桜に代わって藤が目を楽しませてくれる。
 コケのところのヒメコガサ、美しいベニヒダタケ、松の倒木に生えるヒメカバイロタケ、シロキクラゲなど少しずつキノコの種類が増えつつある。薄日を受けて輝くタマキクラゲもウットリとする美しさだ。
林縁は藤の飾りで艶やか シャクナゲ シャガ


コケの間に小さな
ヒメコガサ
立派なハルシメジ
久しぶりに色鮮やかなキノコ
ビニヒダタケ
松の倒木に ヒメカバイロタケ
高貴な感じの シロキクラゲ 薄日を浴びて輝く タマキクラゲの赤ちゃん 
ヒメコガサの胞子 タマキクラゲ 胞子
ハルシメジの担子器 タマキクラゲの担子器



Part 6  2009 (4) 4月
 2  3 4 5 6 7 8 9 10-1 10-2 11-1 11-2 12


ページトップヘ


Home