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Part 6  2009 (3) 3月
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きのこ観察会、個人的な散策で出逢った
四季折々の花、きのこ・・・写真と雑文です
さらに、メーリングリストでいただいた仲間のメールの一部を転載しています



 2009年03月03日 特別居残りとキツネちゃん?
 菌友Oさんよりメールをいただきました(写真も)。
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 「二月も下旬にさしかかり、次々とキノコ達が咲き始めて、ウズウズしてならないので行ってきました。
 昨年末にもいた所へ足を運んでみると、小ぶりでフレッシュなムラサキシメジがまだ。。。ここだけ特殊なのかも。
 公園散策でも各種キクラゲやプニプニの連中、とりわけ出始めのキクラゲがとても可愛く。
 草むらでは。。。これはキツネタケの仲間かな?何のあとに生えてるかは気にしないということで♪」



 2009年03月07日 啓蟄すぎの生駒山のきのこたち
 久しぶりの生駒。雨は多いが、温暖の差が大きい。4月なみの気温だった先週末だが、先日は大阪でさえ雪が舞う寒さ。きのこたちも誰の出番か迷っているようだ。
 トボトボ歩いていると東大阪のYさんに追いつく。お互いキノコが少ないねといいながら歩く。
 ツバキキンカクチャワンタケは依然どこのツバキの周りでも出ている。二人でオオバヤシャブシの花序のあたりを探すととても可愛いCUPが顔を出している。小さなCUPたちを相手に二人でしばらく楽しむ。
 黄色いチャワンタケはウッスラ青みを帯びてキチャワンタケに似るが??キクラゲも今が見ごろ、食べごろの株があり、美しいヒラタケにも出逢える。陽光を浴びるタマキクラゲも美しい。
* 
3月10日追記:ハンノキの樹下のチャワンタケは、「北海道のキノコ」に記載のキボリア アメンタケア(Ciboria amentacea)のようだ。
木漏れ日を受け輝く ハンノキのチャワンタケ カサ径5mmたらず お皿状の分で 傘径1cmくらい
キンチャワンタケ? ツバキキンカクチャワンタケ ヒラタケ
見ごろ食べごろのキクラゲ 陽光を受け輝く タマキクラゲ



 2009年03月08日 大阪 河内の春 
 今朝起きてみると庭のサクランボが咲いている。桜の季節もすぐそこ。雪ヤナギも咲き始め、フキノトウは随分背が高くなっている。
 先日みたアミガサタケを見に行くが、少し気温の低い日が多かったためかほとんど成長していない。ほとんどツボミのまま。苔むした傾斜地にチャワンが見える。クリイロチャワンタケだろうか?ホコリタケもトゲだらけの頭で並んでいる。
トガリアミガサタケの子供たち
クリイロチャワンタケだろうか ホコリタケ 



 2009年03月15日 大和路・河内のきのこたち 
 13日には、福岡で史上最速の桜の開花。桜の開花には、心ウキウキするところがあるが、喜んでいていいのか?
 久しぶりの快晴だ、喜んで大和路へ足を延ばす。あてにしていたキノコはなかなか眼に入らないが、ミイノモミウラモドキだろうか、久しぶりに足のあるキノコらしいキノコに出逢う。橿原では、確信が持てないがエセオリミキだろう、たくさん並んでいる。
 河内の里山ではツクシがたくさん顔を出し、林床ではミスミソウも咲いている。ミツマタも美しい。スミレも咲き始めている。
 桜の便り・スミレの花・・・アミガサタケの発生の合図のようだ。毎年アミガサタケを探す公園をのぞくが、階段の手入れで土がかなり触られ、アミガサタケのシロは半分以下になっている。それでも、数十本の可愛いトガリアミガサタケが一斉に顔を出し始めている。しばらく気温の高い日が続きそうだから、一気に大きく育ってくれそうだ。しかし、写真を撮って帰ろうとすると、地面を覗きながら歩く人がいる。分かりやすいキノコだからライバルが多く、うまく収穫できるまで残っているのか?
明日香 ミイノモミウラモドキ エセオリミキだろう 橿原市
エセオリミキ 幼菌 林床のミスミソウ 南河内 アカバナのミツマタ 南河内
トガリアミガサタケが一斉に頭を出し始めた
スミレが咲くと
アミガサタケの季節
モミジの枯れ木だろうか 真紅の斑点が並ぶ
アカウロコタケ 南河内
ヒメコガサだろうか 南河内
シスチジアを見ると
頂部が球形であり
フユノコガサであった
('10.03.31訂正)





 2009年03月16日 子供の森のきのこたち 
生駒のTさんから矢田丘陵のキノコのレポートをいただきました。
  
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 「産経新聞社傘下の旅行代理店主催のふれあいハイクが14、19日に南生駒から猿沢池までで開催されていますが、1200人の参加者だそうです。
 暖かくなってきたからでしょうか子供の森はハイカーでいっぱいでした。
 たぶんこのシーズン最後のエノキとこれからたくさん見つけるウスヒラタケです。ツバキキンカクチャワンタケ、落ちた花びらから発生しているのをどうにか撮れましたので送ります。
 来週にはショウジョウバカマも咲き始めますが、タラノメ、ゼンマイはもう少し先でしょう。」



 2009年03月20日 生駒のきのこ
 東大阪市のYさんより素敵なCUPきのこの写真をお送りいただきました。
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「春ですね、すでにアミガサタケやカノシタ、ベニタケの仲間等々、お山はだんだん賑やかになってきております。
 先日は生駒でSさんに出会い、ツバキキンカクチャワンタケそしてハンノキの関係のチャワンタケの見つけ方を教えていただきました。
 ・・・落葉をかきわけていると発見したのがその次の写真です。・・・笠の径1mm前後、柄も有るようです。あまりに小さく私のカメラではこれが限界です。しかし、簡単に見つかる割には・・・・

  ---- 京都のDさんより、白いチャワンタケはシロヒナノチャワンタケだとご指摘いただきました。ご自身も今日採取されたそうです。


 2009年03月20日 いよいよアミガサタケのシーズン
 ここ数日の異常な暖かさで桜もチラホラ咲き始めている。大阪の南河内の林床では、ミヤマカタバミも満開。ショウジョウバカマも咲き始めている。
 例年いただいているアミガサタケのシロは、公園の手入れのため発生している面積がかなり減っていし、何故か小さいものが多い。
 しかたがなく、いつもは小さいアミガサタケが少し出ているポイントへまわる。道の縁の雨が流れるあたりを探していると放流サイズのものばかり。ふと近くの笹薮にぽつんと立派なトガリアミガサタケが見える。近寄るとその向こうにもあり結構な収穫になる。
 
小さいがかなりたくさん生えている 今日の収穫
ミヤマカタバミは満開 ショウジョウバカマも咲き始めた ツバキキンカクチャワンタケ
今日のトガリアミガサタケたち



  2009年03月21日
  お彼岸の生駒のきのこ
 昨日は風が肌寒かったが、今日は風もなく穏やかな日差しだ。昨日の生駒のメールに刺激され、生駒山のきのこたちの様子を見にでかける。
 きのこの少ない中CUP状の可愛いきのこに随分遊んでもらっていたが、今日は多少はきのこらしいきのこに出逢えるといいな・・・と期待して歩き始める。
 いきなり可愛いニガクリタケのお出迎え、ふと横を見ると素敵な表情のシイタケも出ている。

 スギ林のスギの切り株・倒木に生える地味で貧弱なキノコはいつもは見逃しているが今日はたまたま大きな株を下から覗いてみた。端正なヒダが美しく並び思わず写真に。ヒメカバイロタケモドキのようだ。毎年秋になると、厚生労働省が「スギヒラタケの摂取について」との文書を出し「念のため、腎機能の低下していない方も含めた一般の方に対し、引き続き、スギヒラタケの摂取を控えるよう注意喚起をお願いします。」としている。スギヒラタケと急性脳症の関係は現在研究中だが、「毒性があるスギヒラタケにはヒメカバイロタケモドキが共生」しているとの研究もあるようだ。
 このほか、ヒメオツネンタケ、ミイノモミウラモドキ、瑞瑞しいハチノスタケが出ている。相変わらずCUPきのこも健在だ。


傘径1mほどの小さく
貧弱なカサ
いつもパスしていてゴメン


小さな株だが
確かに
ヒダは丹精で美しい
綺麗なシイタケ
ヒメカバイロタケモドキ
ニガクリタケ 幼菌 ヒメオツネンタケ


ハンノキ属の落下花序にはえていた
ミイノモミウラモドキ ハチノスタケ キボリア・アメンタケア



  2009年03月22日  すっかり春ですね
 
Oさんから春のキノコのたよりです!!
 ----------------------  皆さんご無沙汰してます。
 各種チャワンタケが今を盛りに咲いてますね〜〜アミガサタケもワッサワサ♪これもチャワンタケの仲間ですね。 相変わらず落ち着きなく西へ東へ足を運んでいます。
 カメラも新しく買い替えました。リコーのCX1、キノコ撮るにはもってこいかも。19日・20日と京都のポイントを回ってきましたが、カワリハツやカシタケらしきベニタケの仲間や、オオセミタケやヌメリタンポタケもワッサワサと♪(ちょっと歪ですが、カワリハツのフェアリーリングも♪) 昨日も大型のアミガサタケ、一部オオトガリも入ってますが大収穫でした。一本だけでしたが、美しいハラタケも(怖いので食べてませんが(笑))本当に楽しい季節がやってきましたね♪」
※ 添付忘れ(3月23日) --- Oさんよりフェアーリングの写真を送っていただきました。
「文中でフェアリーリングと書いといて、添付を忘れていましたのでお送りします。
 まぁ、文中にあるとおり歪でなんとなく。。。な輪ですが。カワリハツなのか、アイタケ風の緑っぽいとこ赤っぽいところ水彩の絵のような色合いです。幼菌もありましたので、横からのも一枚つけます。
>Hさん ほんと、ベニタケちゃん達も賑やかになってきました。冬の間も歩き回ってた者としては、久しぶりの再開に盛り上がっています。
 そうそう、山口の菌友から「ハツタケと、イグチがとれた!!」とテンションの高い相談と速報が入り、見て見ると管孔の縮れ具合や傘の雰囲気。。。赤松林という点でもアミタケのようです。どうやら、春も気候が合えば生えるようで関東でも暖流の風が当たる富士山山麓なんかでも秋ほどではないですが生えるとか。
 夏まで待てずイグチさん探しをしてしまいそうです♪」



  2009年03月22日  いよいよ・・・
 
熊本のHさんから九州のキノコのたよりです!!
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 熊本のHです。メール楽しく拝見しています。
  休日を利用してアミガサタケはないかと近場の丘陵の歩いていますが、まだ出会えていません。
 代わりに例年より早くワラビの上物やたらの芽をゲットしたりしてます。
 Oさんのメールにもありましたが、こちらでもカワリハツかカシタケかは同定できませんがベニタケの仲間が出ていました。
 桜も例年より早く咲いているので来週はハルシメジ探しに行きたいと思ってます」



    2009年03月29日 南河内の春 きのこ 
 
 桜の開花の便りを聞いたとたんの寒の戻り。4・5月並の暖かさを体験すると寒さが異常にこたえる。風邪気味で遠出する元気がないので、近くのキノコ散策ポイントを歩く。
 寒の戻りで桜の開花は、ゆっくりとした歩みだが、里山ではミツマタ、林の床ではイカリソウも咲き始めている。 植物は春を感じて着実に花々が咲き誇っている。
 キノコは寒の戻りで、歩みを止めているのか?乾燥注意報がでている乾燥状態ではやはりダメかと思いながら歩くが、アミガサタケ、ツバキキンカクチャワンタケが可愛い姿で出迎えてくれる。
 今年はじめてみるウラスジチャワンタケも小さな幼菌たちが並んで顔を出している。雨が降ってやらないと・・・。
キブシの可愛いカンザシ イカリソウ

  

今日のトガリアミガサタケ

今日のツバキキンカクチャワンタケ
          トサミズキ 肩寄せ合う ウラスジチャワンタケ幼菌



 2009年03月30日 熊野キノコ古道〜春の顔役・登場〜 
   Oさんから和歌山のキノコのたよりです!!
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久々に実家の和歌山の山奥へキノコ帰省してきました♪キノコと戯れ、きのこまみれになりつつ春を満喫。全体的な印象としてはチャワンタケやカワリハツ等のベニタケ科と、フウセンタケの仲間(一種かな?)が大発生していました。
 ハルシメジの生えてそうな場所で束生や群生してたので、最初はハルシメジかと妄想してしまったほど。小さなキノコたち(小型のサビ色のはチチタケの仲間のよう)、美味しそうな風貌のハチノスタケもよく目にしました。
 実家でもトガリアミガサをと思い、探すも見当たらずあわてん坊のキノコでもと赤松林を歩いていると、思いがけず、春の素敵な顔役に遭遇♪アミガサ界のダーティスター(?)シャグマアミガサタケさん♪赤熊網笠茸。。。猛毒である事をぬきにしても、凄い風貌。さすがに初対面でもわかりましたw(更に細かな種分けがあるそうですが)海外では屋外で茹でたり、缶詰にもなってるそうですが、食べる度胸はないので天日乾燥させて保存予定です
  気になるキノコ追加です♪大量発生していたフウセンタケの幼菌たち、倒木に生えてた硬めの小型キノコ(表面つやつや。)
微小な鱗片がついているのは、錆び色のチチタケの幼菌です。



Part 6  2009 (3) 3月
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