pagetop

Home
Part 6  2009 (1) 1月
1        7  8 9 10-1 10-2 11-1 11-2 12
 

きのこ観察会、個人的な散策で出逢った
四季折々の花、きのこ・・・写真と雑文です
さらに、メーリングリストでいただいた仲間のメールの一部を転載しています



 2009年1月2日 ”菌賀新年”
 Oさんより素敵な挨拶状をいただきました。・・・いいですね ”菌賀新年”
← Oさんからの素敵な挨拶状です。

皆様、あけましておめでとうございます♪旧年はご存知のとおりのキノコの拗らせ具合でお騒がせいたしました。
 本年は腰をすえて参りますので、よろしくお願いいたします。
 もうツバキキンカクチャワンタケが顔を出しているそうです、
思いの外、散策始めが近くなりそうです。
 -------
 暖冬気味だったのに、年末年始はぐっと寒くなり、身も心も引き締まる感じです。明日香も時折小雪が舞う元旦でした。
 今年こそ、明かりの見える年になって欲しいですね。
 ---------
 また、寒さにめげず、冬のキノコとの逢瀬を楽しみに出かけないと。



 2009年1月10日 「えべっさん寒波」の日のきのこたち
 年末年始の寒波が去り、幾分過ごしやすい日が続いていたが、「えべっさん寒波」?日も射さず気温が上がらない。
久しぶりにキノコたちの顔を見にでかけようと思うが、乾燥状態が続いていて期待薄。お正月にOさんからいただいたメールにツバキキンカクチャワンタケの話があったのを思い出し、ツバキを求めて服部緑地へ。

 キクラゲたちは寒くても可愛い姿を見せてくれている。切り株のあちらこちらに、アラゲキクラゲが行列。小さな白い卵がチラホラ。よく見ると近くに、カニノツメ。
 寒い、曇り空で人気のないツバキの根元をうろうろ探す姿はどう見ても怪しい。ツバキの花を探すが、まだ1割ほどしか咲いていない、咲いた花も傷んだものが多い。
 そうしていると、ボランティアの方がツバキのあれこれを教えてくださる。結局ツバキキンカクチャワンタケのお話をして一緒に探すがなかなか見つからない。小枝で落葉をかき分けるが見つからない。あせって広い面積を探すより、じっくり座り込んで目で探すほうが正解のようだ。こ「こんな感じのところでよく見るのですが」としゃがみこんで、木の根元を見ると目に飛び込んでくる。一つ見つけると次々見つかる。小さなグラス状の幼菌がとても可愛い。大きなものは白い胞子を撒き散らすが、いい状態のものがない。
 春、飛ばされた胞子が落ちたツバキの花・葉で菌糸を伸ばし、組織を分解して晩秋に菌核をつくり、また春が来て可愛いワイングラスのようなキノコが出てくる。一年をかけた仕事だと思うと、小さくても愛おしい。
 
アラゲキクラゲ:今日の雨で少しは成長できるのか? 寒風吹きさらし?のカニノツメ

小さなcupが可愛い

金魚葉椿だと教えていただいた
確かに葉が金魚のようだ
椿のオシベはハナビラになりたがっているという
本来オシベのはずのものがハナビラに
ロウバイ:英語では「Winter sweet」というようだ。確かに甘い芳香で、美しい。



 2009年1月12日 さすがに寒中 寒い
 さすがに寒の最中といった感じの寒さ。身体がなまってはと、エノキタケでもと探しに出かけるが数年間エノキタケを収穫した矢田丘陵のカキの倒木もエノキタケは1本も見当たらない。代わりにマメザヤタケが占拠している。枯れた丘陵の中でコウヤボウキの穂が淡いピンクで妙に目をひいた。
 明日香のエノキタケの生える切り株も笹が覆い茂っている。新たなシロを探さないと・・・。名前だけのことはある。マンサクがほんの少しほころび始めている。
 家の近くの道明寺天満の梅林をのぞくとひっそりとほんの数輪の梅が花を咲かせている。
 
エノキタケはなく、マメザヤタケが 矢田丘陵 コウヤボウキの淡い紅色  マンサクほころぶ 明日香
マンサクほころぶ 明日香 道明寺天満宮 梅が数輪咲き始めている



 2009年1月17日 大寒前の生駒のきのこ
 大寒前だが、今日は久しぶりに穏やかな一日。ただ、しっかりとした雨がなく乾燥気味。きのこは期待薄だが、生駒のキノコが気になり、出かける。
思ったとおり干物状態のエノキタケの小さな株、ヒラタケは見つけるが美男美女といえるきのこはいない。
 それでも、立ち枯れの樹を埋め尽くすチャカイガラタケの傘は素晴らしい色合いだ。サガリハリタケだろうか、たくさんの針を滴らせているキノコもいる。
 やっと木陰の苔むしたところに瑞瑞しいきのこを発見。健気にも、可愛いアラゲコベニチャワンタケいくつか並んでいる。
 これだけかと思って帰る途中、横たわる倒木の下面にかろうじて瑞瑞しく傘を広げるきのこの大群、センボンクヌギタケだろう。上のほうは乾燥して干物状態だが、いくつかは素敵な表情で迎えてくれる。図鑑を見ると冬〜早春のきのこだという。こんなに可愛いきのこが冬・早春に出ている。少しくらいの寒さは我慢して逢いに来てやらないと。


たくさんの針を滴らせる サガリハリタケだろうか
立ち枯れの樹を埋め尽くす チャカイガラタケ


日陰の倒木の間、辺りには雪か霜が残っているが
寒さに強いのだろうか
アラゲコベニチャワンタケ
久しぶりに出逢った 素敵な傘のキノコ センボンクヌギタケ



 2009年1月18日 明日香のきのこ & 河内の水仙
 今にも降りそうな曇天。生駒ですら乾燥気味できのこの少ない時期だが、明日香のキノコも気になり出かける。
 やはり乾燥していてきのこの姿はほとんどない。切り株の上に生えているものは、小さいまま乾燥している。きのこも生えるタイミングが難しい。切り株の日陰になる部分にやっと何とか成長できたエノキタケが数本頑張っている。
 やがて合併により消えてしまう大阪府下唯一の村、千早赤阪村の楠木正成の生誕地近くの丘陵の水仙が見ごろだというので帰路立ち寄る。近所の方が世話をして5万本の苗を手入れしているという。河内平野、大和葛城山、金剛山の見える丘陵に総御影石づくりの高さ13mの巨大な塔が立っている。湊川の戦いで楠木正成が戦死した年齢にちなんで43尺の塔を建てたという。旗印の「非理法権天」の文字が大きく刻まれている。
 



 2009年1月22日 「定番きのこ達七茸粥
   Oさんより久しぶりにメールをいただきました。
 ”七茸粥”・・・いいですね グーですね。

 
---------------------------
 「皆様ごぶさたしています。・・・(中略)・・・
 年明けから仕事が多忙でしたが、相方とやや控え目に散策も。やっぱり行けば出会いがありますね。エノキ・ヒラタケ・マツカサキノコ・ヌメリガサの仲間等々、やはり材上性の子が多い印象です。ツバキキンカクチャワンタケもちゃんと芽吹いてて和みます。
 おまけ的ですが、
【七茸粥】を作ろうという思いつきのもとに相方と散策を慣行するも、恐ろしいキノコ日照りで坊主。帰りに寄った近鉄百貨店でキノコ満載のコーナーが♪菌徹百貨店と呼んでよいかも。
 そのなかからこの七茸+一茸を選びました。エノキ・ナメコと、・たもぎ茸(北海道産)・ハナビラタケ・ヤマブシタケ ・ホンシメジ(雪国まいたけ産) ・雪嶺たけ(バイリング(中国産菌種)) +ジャンボブラウンマッシュルーム♪コリンギもありましたが売り切れで。特に特集しているわけでもないのになかなかの品揃え。
 七茸粥はごはんと茸と塩のみでグツグツ、個々の茸の個性もなかなか、豊かでとても優しいきのこ味が出てホッコリしました。残りを炒めつつジャンボマッシュはステーキにしましたが、その味の豊かさ、ヤナギマツタケに近いものを感じました。」




 2009年1月24日 大寒すぎ 明日香方面へ散策
 
昨日までの暖かさがウソのような寒さ。折角の雨があったあとでありやはり明日香のあたりへ足が向く。
 久しぶりにお土産にはならないが、可愛いエノキタケの幼菌に出逢い大満足。朽ち果てようとする切り株を埋めるかのように小さな傘が並ぶ。この寒い時季に生えているのはセンボンクヌギタケだろうか。切り株の穴は風除けになるのか、幼菌たちがビッシリと生えている。落枝にはタマキクラゲが行列。
 さすがの寒さに早々と引き上げるが、二上山の寒い風の吹き降ろす近飛鳥でかなり咲き始めた紅梅が目についた。
久しぶりの可愛いエノキタケの幼菌たち
センボンクヌギタケだろうか
落枝に並ぶ タマキクラゲ 近飛鳥の紅梅



 2009年1月26日
 「ちょっとだけ雪の子供の森」
  生駒のCさんより久しぶりにメールをいただきました。
 ・・・昨日は我家の辺りも、朝起きると屋根が白くなっていた。
 雪とキノコ・・・憧れの姿のショットだが、風邪引きのため家ですごす。夜、こんな素敵なメールをいただいていたのに寝てしまっていた。
 
---------------------------
 「 生駒は朝から雪が舞っていました。
 雪をかぶったエノキタケを探して子供の森へ
 訳あってしばらく子供の森へ行っていなかったので、なかなかキノコが見つかりません。
 雪もそんなに積んでいるわけではありません。
そんな中で見つけた雪付きのキノコです。
ツバキキンカクチャワンタケは子供の森はまだですね。」



 2009年1月31日 曇天 時々小雨の飛鳥路
 
昨日は、風邪がやっとましになり講演会「キノコを知る ―見えない世界の不思議」(佐久間大輔氏(大阪市立自然史博物館学芸員))に出かけた。短い時間でも中身の詰まった新しい刺激をいただいて帰る。それに、久しぶりにキノコ仲間たちの顔をたくさん見ることができ大満足。
※ 今秋 9/13-11/3
 大阪市立自然史博物館で特別展「きのこのヒミツーきのこで世界はまわっている」が予定されているとのこと。楽しみです。
--------------------------------------
 今日は、残念ながら曇天時々小雨の天気。相変わらず、飛鳥路へ。
 先日の3月下旬なみの暖かさで、雪をかぶったキノコは無理だが雨に濡れるエノキタケの幼菌たちも可愛い。
 エノキタケは美食家?あまり古い倒木やカワラタケの仲間が多くなった倒木ではほとんど見かけないように思うが、今日見たエノキタケはコウヤクタケの仲間と入り乱れ頑張っている。なかなか生存競争も大変なようだ。 近くでは、小さなキクラゲが行列。ヒメキクラゲも昨日来の雨にはしゃいでいる様子だ。
エノキタケ 幼菌 生存競争が激しい? キクラゲの幼菌たち ヒメキクラゲ



Part 6  2009 (1) 1月
1        7 8 9 10-1 10-2 11-1 11-2 12

ページトップヘ


Home